
今年も残りわずか。あと何軒 (ラーメン屋に) 行けるでしょうか?
今回は、あてもなく車を走らせて、最初は人形町の方面に行こうかなって考えてました。横浜の 「六角家」 の近くに気になる北海道ラーメンの店のことも脳裏に浮かんだのですが、今回は横浜まで行く元気がありません。そんな中、永代通りを通り、門前仲町の交差点に差し掛かるところで、 「あっ、そういえば・・・」 と思い出したかのように吸い込まれた店に行くことにしました。
さて、今日は何処に行ったのでしょう・・・。
行った店・・・・・・麺処 みそ福
場所・・・・・・・・・ 江東区門前仲町2丁目 (清澄通り沿い~ 「門前仲町」 交差点の近く)食ったもの・・・・ 紅みそ福らーめん (のりをトッピング)¥900- (ご飯はサービス)


スープ・・・◎
永代通りと清澄通りの交差点の近くにある店です。
「あれっ!?」 と思った方はさすがですね。過去にここには別のラーメン屋さんがありました。麺プレのNo.602で行った 「政虎」 です。この2階にはかつて、行きつけの串カツ屋がありましたが、程なくして木場に引っ越した後、今年だったかな、惜しまれつつ閉店してしまいました。その 「政虎」 も 「麺プレ」 での評価が低かったせいか、あえなく撤退し、今は味噌ラーメンの店となっています。多分、別形態だと思いますが。
味噌ラーメン専門店だと思い込んで入ってみますが、メニューを見ると味噌だけじゃないですね。醤油に塩、辛み系、カレー味、つけ麺等々、そりゃすげぇや。ただ、基幹は味噌のようです。その味噌も様々な種類があるようで、基幹は 「長崎」 のようです。長野、いわゆる信州味噌は有名ですが、長崎って味噌は有名なんですか? そして白味噌がそれこそ長野で、 “紅” と称する赤味噌ですかねぇ~、これが北海道と京都なんだとか。えっ!? 京都も味噌作ってるの? まぁ、東京でもご当地味噌があるくらいだから、京都や長崎にもあって不思議じゃないんですけど、正直、あまり聞かないですね。何でも、長崎の味噌は麦麹味噌だそうで、それをベースにブレンドしたものを使っているのだとか。そして私がオーダーした “紅” は北海道と京都と江戸甘味噌、つまり東京の味噌をブレンドしているんですって。そんな二つも三つも混ぜ合わせたら、それぞれの良い所が消えないですかねぇ~? でも、今回は基幹の長崎ではなくて、 “紅” をオーダーしました。
待つこと数分、オーダーしたラーメンが運ばれてきましたが、チャーシューメンにするのを忘れてた。
始めの一口ぃ~
おっ、なかなかいける。
最初の一口は 「ぬるっ!」 だったのですが、それは上辺だけで、深層部はしっかり熱々でした。
先程、 「二つも三つも味噌を混ぜ合わせたら、それぞれの良い所が消えちゃうんじゃない?」 と不安を隠しませんでしたが、なかなかどうして、不思議なことにしょっぱさなの中に甘さが介入してて、北海道の赤味噌と江戸甘味噌の良い部分が引き出されているという感じでした。あれっ!? 京都は? 単にしょっぱいだけだと、喉が渇くし、かといって甘さだけだと食道や胃までダルくなってしまう。このどっちつかずが良いんでしょうね。あれっ!? 京都は?

麺・・・△
味噌ラーメンらしく、中太麺を使用していましたが、何処の製麺所かは判りませんでした。
最初の一口は良い感じの茹で加減だなって気がしたのですが、それは本当に “気がした” だけで、中盤から後半はあまり 「固いな・・」 という感じは持ちませんでした。もうちょっとガッシリとした歯応えの麺をお願いしますよ。

チャーシュー・・・◎
1枚だけだと、なかなか評価はしにくいんですけど、柔らかさとジューシー感で 「ぜぇ~ぴぃ~んっ!!」 級のチャーシューでした。
もう少し、あと1.098mmくらい、厚みがあれば、満場一致で “S◎” にしても良いと思ったのですが、この位の切り口で良いかもしれませんね。

玉子・・・○
スープに浸し過ぎちゃって、本来の味が損なわれてしまった感のある玉子ですが (だから、半切りにしないで欲しいなって) 、黄身の熟し加減は絶品級です。味もそこそこあったと思います。ただ、白身が若干ヤワかったかな。
総合評価:A3
No.602の 「政虎」 がC評価だったことを考えると、店が変わって正解なのかなと思います。
スープの意外性に驚きました。きっと、それは作り手が 「良い仕事」 をしているからでしょう。ヘタな人だと、ブレンドに失敗して味もロクなものじゃなくなりますからね。
ちょっとクセになりそうなラーメンでした。