
今日の 「麺プレ」 は、 “上司” の反対を押し切って行った店です。
何処に行ったのでしょう・・・。
行った店・・・・・・ラーメン末廣家場所・・・・・・・・・ 横浜市神奈川区六角橋1丁目 (横浜上麻生道路沿い)食ったもの・・・・チャーシューメン (味付玉子、のりをトッピング)ご飯を付けて ¥1,120-

(太陽光の関係でこんな画像しか撮れませんでした)
スープ・・・×
自称 “吉村家直系店” と謳っている 「末廣家」 です。
神奈川で売られているラーメンガイドブックでも人気投票1位を獲得したという人気店・・・だそうです。
「吉村家直系店」 とあっては行かない手は無いだろうと思うのですが、 “上司” は 「絶対に止めた方がいい」 と頑として反対します。でも、 「吉村家直系店」 なら、多少の誤差はあっても普通に美味いんじゃないか、味覚は十人十色だし・・・と、半ば強引に行こうとしました。しかし、過去に何回となく行っても、やれ定休日だ、やれ臨時休業だ、やれ意味も無くシャッターが閉まっているだと、なかなか開いてないのです。横浜くんだりまで来て、この仕打ちかよと、意気消沈して帰京するのですが、今から考えたら、神様も 「止めた方がいい」 と案じていたのかもしれません。
それで今回、ようやっと開いていたので、艱難辛苦の末 (横浜上麻生道路がえれぇ渋滞で、駐車場も右往左往してようやく見つけた) に入ることが出来ました。
店内に入ると、 “人気店” だけあって混雑していまして、行列といいますか、順番待ちが結構いました。食券を買って、席が空いていたので座ろうとすると、 「外でお待ち下さい」 と、一旦出されてしまいました。
店内に入ってまず探したのが、 「免許皆伝の証」 。
直系店に行くと、
家系皆伝
貴店を正統 「家系ラーメン」
技術継承店として認定いたします。
家系総本山 吉村家
家訓
一、味は技なり(奢らずに磨いてこそ技は輝く)
一、味は気なり(技を生かすも殺すも気ひとつ)
一、味は人なり(気はお客様への気遣いに通ず)
一、味は世なり(人を世を愛でる心が味を醸す)
以上、肝に銘じて精進すべし。
家系総本山 吉村家
という2枚の張り紙 (・・・といっては失礼ですけど) が掲げられているのを見たことがあるかと思います。 「吉村家」 で修行して、総帥である吉村氏からこのような 「免許皆伝」 の証書をもらわないことには、 “直系店” として認められません。 “直系店” を謳うのであればまず、吉村家から贈られる免許証みたいなのが飾られている筈なんですが (というか、掲げていないといけないらしい) 、この 「末廣家」 にはそれが見当たりません。そういえば、 「吉村家」 のHPを観ても、 「末廣家」 はそのグループに入っていないんですね。それと、直系店には、他の家系には無い、オリジナルの調味料がある筈なんですが、それも無い。これで、本当に “直系店” なのか、疑惑は深まるばかりです ( “上司” は、 「あそこは直系店じゃない」 と言ってます) 。
気を取り直してオーダーしますが、もう一つ、トッピング類がかなりオリジナリティを発揮してますね。 “直系店” だと、大概、トッピングは統一されているものですが、 「末廣家」 はかなりバラエティ豊か。ここまでだけで、直系系と呼ぶにはあまりにも路線が離れすぎてないかと思いました。笑ったのが、 「ウズラの玉子」 が別注トッピングでラインナップされていたこと。あんたねぇ、 「ウズラの玉子」 って、 “壱系” じゃあるまいし・・・。
オーダーに時間がかかり、ラーメンが出来上がるのも時間がかかり (注:直系店系は結構、時間がかかります) 、ようやく
始めの一口ぃ~
ブッ!!!
ちょっとぉ~っ! これ、本当に家系のスープぅ~?
しょっぱいのはそれが家系本来の味 ( “上司” 曰く) だから、百歩譲るとして、家系独特のこってり感が全っっっっっったく感じられないんですよ。いつから家系はあっさり系のスープになったんだ?
二口、三口、四口ズルズル・・・やっぱり家系じゃないな、これ。
あれが基幹の味であるならば、 「こってり」 でオーダーした方がいいかもしれませんね。

麺・・・×
一応、酒井製麺は供給出来てるみたいです。
でも、茹で加減は全然なってません。どこが “麺固め” なの?
あんなフニャフニャの茹でで、 「麺固め」 が聞いたら鼻で笑われますよ。

チャーシュー・・・◎
これは直系系のチャーシューですね。
薄切りだけど、あの独特の食感は直系店でないと食えないシロモノです。

玉子・・・×
「末廣家」 には、玉子が二種類ラインナップされていて、私の名誉のために申しますれば、私は 「味付玉子」 をオーダーしたんです。でもこれ、どう見ても、頭の先からつま先まで、温泉玉子ですよね。 「これは味玉ですよ」 と言い張るならそれはそれで良いんですが、黄身に全然味がついていません。白身に弾力感がありません。確かに “半熟” とはクレジットされてなかったんで、そこを突っ込まれたら言い返せないのですが、でも、 「味付玉子」 と銘打って、味が無いんじゃ、やっぱりそれは・・だよね。
総合評価:論外
“上司” の舌は正しかったです。
直系店史上初の 「論外」 評価です。
ここまで酷いと、申し訳ないのですが、正式な直系店じゃないんだけど、 「直系店」 の看板は下ろした方が良いですね。
もう、二度と行くことは無いと思いますが、諸般の事情でもう一回、行かなければならないんです・・・。