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トミックスから、近日中に、EF60の三次形をリリースすることが決定していますが、一般的な国鉄直流電機色とそれ以前の標準塗色である、茶色を同時リリースしまして、それに加えて、一時期的にブルートレインの牽引機関車として名を馳せた500番台も併せてリリースされます。
この500番台、ブルートレインの牽引機関車として活躍したのは極々短期間で、それ以降はEF65 500にバトンタッチして、その後は一般形のEF60に混じって貨物列車を牽引するようになった悲運の機関車だったりします。
私がトミックスのEF60 500に注目したのは、塗色だけでなく、 「富士」 や 「さくら」 といったブルートレインのヘッドマークが付属しているということ。しかし、EF60 500にピタリの客車はトミックスからはリリースされていません。ただの “お飾り” ? いいえ、私はこの付属品が単なる “お飾り” でないと踏んでいます。
奇しくも2016年はトミックス誕生40周年というメモリアルな年です。
早速、 「40周年記念モデル」 という触れ込みで、何十年振りかにリリースされることになったDD13が第一陣としてプレスリリースされているのは、皆さんも周知の事実かと思いますが、まぁ、DD13といっても、かつてのトミックスで製品化された丸目一灯の前期形ではなく、シールドビーム二灯の後期形をプロトタイプとして選んだところがまたミソなんですけど、 「40周年記念モデル」 がDD13だけで終わるとは到底、思えません。
前回、弊愚ブログでもお伝えしましたが、やはりEF60 500を製品化したのには、何か裏があるのではないでしょうか。しかもヘッドマーク付属というのが、どうしても気になります。
つまり、 「トミックス40周年記念モデル」 の第二弾として企画に上がっているのが
20系客車
ではないかと予想しています。
でなければ、わざわざEF60 500の 「特急色」 を製品化しないだろうし、ましてやヘッドマークも付属品として同梱しないでしょう。
トミックスには、既製品でEF65 500もありますし、EF81、ED75 1000、EF65 1000の前期形、DD51といった機関車も製品化されていることから、20系の製品化は大いにあり得ると読んでいます。
ただ、如何せん、EF60 500がブルトレを牽引した期間は極々短期間 (1963年12月から1965年8月までの1年8ヶ月) だったことと、実際の牽引列車は 「あさかぜ」 「さくら」 「はやぶさ」 「みずほ」 「富士」 の5列車しかないことを考えると、かなり (製品化に際して) リスキーのような気もします。実際に知らない人の方が殆どじゃないでしょうか。勿論、私も “伝説” として話を聞いたり、媒体 (雑誌) を読んだりして存在は知っていますけど、リアルタイムでは見たことはありません。
また、周囲の “脇役” もトミックスにはその手のアイテムが少なすぎるのも痛いかな。103系はギリギリセーフですが、それも初期形非冷房のうぐいす色だけで、スカイブルーは間一髪ですれ違いになります。あとはEF60と数形式の黒貨車、キハ10系、キハ20系、キハ55系、キハ58系といった気動車ぐらいしか、EF60+20系と並ばせるに相応しい車両が見当たりません。キハ82もありますけど、トミックスで製品化しているのは 「北海道仕様」 なので、もし、 「本州仕様」 がリリースされれば、時間帯が合わないかもしれませんが、 「かもめ」 「まつかぜ」 「白鳥」 との共演は何とか実現出来ます。35系や32系といった茶色い客車は牽かせる機関車がありません。
80系、101系、111系、151系、153系、155系、157系、EF58、EH10、EF15、C62、C59、10系客車等、昭和30年代のスター車両はカトーが製品化していますので、トミックスがこの穴をどう埋めていくのかが注目されます。
その布石となるのが、5月に開催が予定されている 「静岡ホビーショー」 になろうかと思われますので、行かれる方は、その辺も注視されてみては如何でしょうか・・・。