事業者名:ホノルル急行(静岡)
使用・用途:観光貸切仕様
登録番号:富士山240 あ 1111
シャシーメーカー:三菱ふそうトラック・バス
エンジン型式:三菱6R10(T2)型
ボディ架装:三菱ふそうバス製造
車両型式:LKG-MS96VP
車名:三菱ふそうエアロエース
撮影日:2014年3月16日(日曜日)
撮影場所:皇居前広場駐車場
富士山の麓、静岡県富士市に本社を構えるホノルル急行のエアロエースです。
特に際立って紹介しようとは思わなかったのですが、天井直冷仕様のエアロエースの画像が欲しかったため、半分 “やむなく” 取り上げた次第です。
ホノルル急行のバスは、ちょくちょく東京でも姿を見せていまして、私も画像のエアロエースだけでなく、エアロクィーン (MS8) も撮ってたりしますけど、何で静岡、しかも海とはかけ離れている富士市に会社がありながら、会社名が 「ホノルル急行」 なのか、今もなお、理解出来ないでいます。
特に際立って紹介しようとは思わなかったのですが、天井直冷仕様のエアロエースの画像が欲しかったため、半分 “やむなく” 取り上げた次第です。
ホノルル急行のバスは、ちょくちょく東京でも姿を見せていまして、私も画像のエアロエースだけでなく、エアロクィーン (MS8) も撮ってたりしますけど、何で静岡、しかも海とはかけ離れている富士市に会社がありながら、会社名が 「ホノルル急行」 なのか、今もなお、理解出来ないでいます。
エアロエースの天井直冷仕様は本来、 「エアポートライナー」 と称する、空港輸送向けに製造されて販売されるのが一般的でしたが、ここんところ、通常の貸切事業者が天井直冷仕様を導入する傾向が見られます。今年に入って、東京バスやHMC東京 (=日の丸自動車興業) 、さらには帝産観光バスなどが相次いで導入していますけど、これは年々増加するインバウンド対策であると推察します。
日野/いすゞ連合チームの 「セレガ/ガーラ」 が全車種において天井直冷仕様を採用しているのは皆さんもご存じかと思いますが、冷房装置を天井に据えることで、床下トランクのスペースが多く取れ (天井直冷式なら3スパン、サブエンジン方式なら2スパン) 、荷物の確保に多大なる貢献をしているのは皆さんもよくご存じのことかと思います。加えて、セレガーラは三菱に比べてトランクの容量が若干大きいことも幸いして、三菱以上にシェアを拡大しています。
「トランク云々なら、スーパーハイデッカーを導入すりゃあいいじゃん」 って思うのですが、ハイデッカーとスーパーハイデッカーじゃ、車両価格だけでもかなりの差があります。因みにQTG代のエアロシリーズを例に取っても、エアロクィーンとエアロエースで450万円強の差が生じます (LKG代なら600万円以上) 。そうなると当然のことながらハイデッカーに靡くのは自然の理じゃないでしょうか。それに、セレガーラはエアロエースに比べて安価に設定されていますので、そういう部分でもシェア拡大に大きく寄与しているのは明らかだったりします。
日野/いすゞ連合チームの 「セレガ/ガーラ」 が全車種において天井直冷仕様を採用しているのは皆さんもご存じかと思いますが、冷房装置を天井に据えることで、床下トランクのスペースが多く取れ (天井直冷式なら3スパン、サブエンジン方式なら2スパン) 、荷物の確保に多大なる貢献をしているのは皆さんもよくご存じのことかと思います。加えて、セレガーラは三菱に比べてトランクの容量が若干大きいことも幸いして、三菱以上にシェアを拡大しています。
「トランク云々なら、スーパーハイデッカーを導入すりゃあいいじゃん」 って思うのですが、ハイデッカーとスーパーハイデッカーじゃ、車両価格だけでもかなりの差があります。因みにQTG代のエアロシリーズを例に取っても、エアロクィーンとエアロエースで450万円強の差が生じます (LKG代なら600万円以上) 。そうなると当然のことながらハイデッカーに靡くのは自然の理じゃないでしょうか。それに、セレガーラはエアロエースに比べて安価に設定されていますので、そういう部分でもシェア拡大に大きく寄与しているのは明らかだったりします。
それでも “三菱ファン” は多いと聞きます。
今回のように帝産や日の丸が良い例なんですが、まぁ、 “古くからの付き合い” というのもあるのでしょうけど、事業者目線で見れば、三菱は “腐っても鯛” なんでしょうね。でも、最近の傾向を鑑みた時、どうしてもそれに見合った仕様を選ばなければいけない事態になれば、必然と 「じゃあ、天井直冷にして、トランクを拡げよう」 という選択肢になるのだろうと思われます。ただ、 “オレ流バス” の業界では、スーパーハイデッカーが人気のようですけどね。
今回のように帝産や日の丸が良い例なんですが、まぁ、 “古くからの付き合い” というのもあるのでしょうけど、事業者目線で見れば、三菱は “腐っても鯛” なんでしょうね。でも、最近の傾向を鑑みた時、どうしてもそれに見合った仕様を選ばなければいけない事態になれば、必然と 「じゃあ、天井直冷にして、トランクを拡げよう」 という選択肢になるのだろうと思われます。ただ、 “オレ流バス” の業界では、スーパーハイデッカーが人気のようですけどね。
三菱は “2016年モデル” から (現行モデルはあくまでも2015年モデル) 、トランクの容量を上げる (拡げる) という噂が流れています。セレガーラと同等あるいはそれ以上のトランク容量を確保すれば、ユーザーはきっと戻ってくるに違いないと踏んでいるのでしょうけど、三菱はとにかく、過去の事件を教訓に、 「失った信用を取り戻す」 ことが先決なのでは? と思いますけどね・・・。
そういう意味を含めて、私は三菱を応援しし続けます。
【参考文献・引用】
年鑑バスラマ2011→2012、2012→2013、2015→2016 (いずれもぽると出版社 刊)
ホノルル急行公式ホームページ
年鑑バスラマ2011→2012、2012→2013、2015→2016 (いずれもぽると出版社 刊)
ホノルル急行公式ホームページ