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事業者名:南海バス(大阪)

仕様・用途:都市間長距離夜行高速路線仕様(高速「ドリームなんば・堺」号に充当)

登録番号:堺200 か ・477

配属:堺営業所

初年度登録:2015年式

シャシーメーカー:日野自動車

エンジン型式:日野A09C(AT-Ⅷ)型

ボディ架装:ジェイ・バス小松

車両型式:QRG-RU1ASCA

車名:日野セレガ・ハイデッカ

撮影日:2015年5月19日(火曜日)

撮影場所:東京駅高速バスターミナル

名古屋に向かう日、バス (ドリームなごや) に乗るまでの間、東京駅でバスを撮っていました。撮っているようで撮っていなくて、撮っていなさそうで撮り尽くしているような錯覚を起こす東京駅ですが、以前と比べてホントに撮りづらくなりました。そこへ、南海の 「サザンクロス」 がやって来ましたが、1988年の初お目見え以来、一貫してこのボディカラーを堅持しており、 “あの頃” を知る者として、このカラーはかつての隆盛ぶりを思い出させてくれる数少ない事業者となりました。

今でもそうですが当時の南海夜行高速路線バスは、どの便でもどの路線でも 「サザンクロス」 を名乗っており、前述のようにこのボディカラーを纏ったバスが最初に東京にやって来たのは1988年のことでした。東急バスと手を組んで渋谷-和歌山間を結んだのが最初で、その初代車両は三菱のスーパーエアロでした。
東京駅に初めてその姿を見せたのは1990年で、開業から25周年を迎えるわけですが、当時は難波行きと堺行きは別系統でした。和歌山便は1998年の東急バス撤退によって、代わりにJRバス関東が共同運行会社となり、 「ドリーム和歌山」 として現在も運行していますが、2004年からは南海バスの子会社である南海ウイングバス南部が担当しています。

さて、やって来た 「サザンクロス」 ですが、妙に車体がピカピカ。新車であるのは間違いないのですが、社番とかが無いので、登録年までは把握出来ませんでした。おまけに誘導員が邪魔をして ( 「邪魔」 って言うけど、あっちは仕事です) 、上手い具合に撮れませんでした。
帰京後、調べてみたら何と、今年2月の導入であることが判りました。超新車じゃんっ! なお、 「サザンクロス」 塗装のセレガは決して珍しくなく、鎌倉便などでセレガは導入されているのだそうです。
また、南海バスといえば、この 「サザンクロス」 の他に、白をベースに紫のストライプが施されているカラーを纏ったバスがあるでしょう。最初は昼行と夜行の区別なのかなって思ったら、 「サザンクロス」 は夜行だけにあらず、らしいんですね。ということは、紫のバスは何なの? 空港リムジン? 識者の見解をお待ちしております。

この新車はいずれ、撮り直して差し替えます。


【参考文献】
年鑑バスラマ2014→2015 (ぽると出版社 刊)
ウィキペディア ( 「ドリーム号」 「南海バス」 「南海ウイングバス南部」 )