
(渋谷・TSUTAYA O-EAST)
私の “夏” が終わりました・・・。
8月21日から神戸、大阪、名古屋で行われた真子さんのライブ 「SingAct live Summer 2014 ~やわらかな幸せ~」 も残すところ、あと渋谷の1公演のみ。いよいよその日がやって来ました。楽しみと (ライブが終わってしまうことの) 寂しさとが交錯する中、私は本来の開場時間よりも2時間15分早い午後4時45分にこの 「TSUTAYA O-EAST」 にとうちゃこ (火野正平風に) しました。当然のことながら、私が一番乗り。
折りしも会場の外に出てきたスタッフに 「早いですね・・」 と苦笑される一方で、こっちも 「何となく、待ちきれなくて・・」 と切り返すと、 「解ります」 と一定の理解は示してくれたようです。
午後6時を過ぎると、さすがにちらほらとオーディエンスらしき人々が集まり始めました。顔見知りで挨拶する人もいれば、顔は見たことがあるけど、知らないなという人、全然顔も見たことが無い人様々ですが、これからこの人達と “One Night Dream” を共有するのです。
今回の私の整理番号はA-152番。神戸、大阪、名古屋は2ケタだったのに、何だよ、この桁外れの数字は・・。で、他のファン仲間に聞くとやはり3ケタの人が多かったのが印象的で、 「ファンクラブ先行予約なのに、何でこんなにも法外な数字なの?」 「あっ、もしかしたら、100代からスタートなんじゃないの?」 などと、やりとりをしていましたが、一方で 「10番台の人がいましたよ」 という声も聞かれたので、少なくとも152人はいるんだなと。さらに会場に着くと、Aの他に、B、C、当日券と並ぶ順番も記載されていたことから、もっと人は増えるんだなと実感しました (そりゃそうだ) 。
「O-EAST」 は、元々は立席専用のライブハウスで、立ち席だと1,000人くらいは入るキャパを持っているそうで、ここに椅子を置くと、その半分の500くらいになるんじゃないかという話を昔、聞いたことがあります。
いつもですと、会場前にグッズの販売が行われるんですが、今回はそれは無し。500人近い人がドッと会場内に入って、自らの席を探したり、グッズを買い込んだりするのに、30分 (開場から開演までの時間) で足りるのかなと、やはり物販は先行でやった方が良いんじゃないかと、老婆心ながら考えていました。さらに開場して観客を会場内に入れるのに際して、5人単位で呼んでいたのにも異議を感じ (言わなかったけど) 、相変わらず、段取りが悪い 「O-EAST」 側なのでした。
整理番号は3ケタでしたが、運良く前から3列目の席を確保することが出来ました。殆ど左端でしたが、今回のライブは全て、神戸も大阪も名古屋も前列の左端になりました。私は 「自分は窓際族だから・・」 と冗談半分、本気半分で皆に言っていましたが、もしかしたら、それが自分の “指定席” ? なのかな・・?
自分となさんの席を確保して着席すると、 「もはねさんですか?」 と声を掛けられました。はいと返答すると、 「島根の・・・」 と言うので、思わず直立不動。そして 「その節は本当に有り難うございました」 と深々と謝辞。
実はこの方、2年前に私に貴重な “真子グッズ” を譲って頂いた島根県の住職氏。
“小学生の頃、死ぬほど欲しかった” 真子さんのポスターがヤフオクに出品されていて、ギリギリまで電話回線の向こうの住職氏と鬩ぎ合っていたのですが、軍配は住職氏に上がりました。私も 「こればっかりはやむを得ない」 と諦めたのですが、2月に岐阜・長良川温泉で開催された真子さんのディナーショーで思いがけないサプライズが待っていました。何と、その “小学生の頃、死ぬほど欲しかった” ポスターを譲ってくれたのです。その時は住職氏とは会わず (会えず) 、後日、電話で謝辞を述べて落札代金 (確か6,000円) で買い取る旨を伝えたのですが、やんわりと拒否されまして、お言葉に甘えることになったという経緯があります。
そのポスターは今、きちんと額に納めて閉まってあります。
午後7時30分過ぎ、会場が暗くなり、バンドメンバーが登場します。
セットリストは過去3公演とほぼ同じですが、お復習いのために今一度、掲載しておきます。
1:Life is beautiful
2:やわらかな幸せ
3:天使のらくがき
4:私はオレンジ
5:狼なんか怖くない
6:天使の瞬間
7:失恋記念日
8:わたしの首領
9:日曜日はストレンジャー
10:プリティー・プリティー
11:憂鬱の達人
12:夏の花びら
13:ワンダー・ブギ
14:ジュリーがライバル
15:春ラ!ラ!ラ!
16:clearly
17:揺れるカリプソ
18:猫は見ていた
19:My Friend! ~旅に出よう~
20:この夏いただき~恋のサマーダンス
21:Friend
22:ご機嫌日和
アンコール1:金木犀の香る頃
アンコール2:ロンサム・ロードの赤電話
アンコール3:GOOD-BYEは出発 (たびだち)
というわけで、セットリストは過去3公演と変わりありませんが、アンコールを1曲増やしてくれました。
「SingAct」 は、架空のアイドル歌手 「石ノ森正子」 の物語で、脚本を手がけたのは、2011年と2012年に真子さんが出演したミュージカル 「ヒロイン ~女たちよタフであれ~ 」 の演出を担当した川崎悦子氏。真子さんの直談判によって川崎氏の起用が決まったのだとか。
3曲目に 「天使のらくがき」 を歌いますが、ご存じの通り、あの歌はフランス人歌手、ダニエル・ビダルがオリジナルで、原題は 「Aime ceux qui t'aiment (汝を愛するものたちを愛せ) 」 ですが、1977年に真子さんはこの歌を歌って 「スター誕生!」 の第20回決戦大会に出場し、合格します。架空のアイドル歌手・石ノ森正子もこの歌でオーディション番組に出場します。その際にバンドのメンバーがプロダクションのなが書かれたプラカードを高々と掲げます。これは言わずと知れた 「 「スタ誕」 合格」 のシーンそのものなのですが、神戸でこのシーンを観た時、私は 「これ、我々オーディエンスでも参加出来るな・・」 と思い立ち、神戸公演終了後、真子さんのマネージャーである唐木田氏にその旨を伝え、了承を得ました (勝手にやれば演出の妨げになる可能性があるため、事前に許可を得る必要がある) 。それは、グッズで販売されていた団扇を 「天使のらくがき」 を歌い終わった後に、高々と挙げるというもの。早速大阪公演でそれを集まった観客に主旨を説明して協力を依頼、見事に成功して、その輪は名古屋や東京でも広がりました。真子さんも喜んでいたみたいですね。
しばしの休憩の後、第二部に入ります。