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事業者名:銀嶺バス(北海道)

仕様・用途:観光貸切仕様(旅行会社提携仕様)

登録番号:札幌22 か ・762

社番:152号車

シャシーメーカー:いすゞ自動車

エンジン型式:いすゞ10PC1型

ボディ架装:富士重工業伊勢崎

ボディ型式:富士重15型HD-2

車両型式:P-LV719R

車名:いすゞスーパークルーザー

撮影日:1993年2月22日(月曜日)

撮影場所:中山峠

バブル華やかりし頃、航空会社や旅行会社はバス会社と提携してツアー客を観光地へ運ぶ専用バスを用意させていました。私個人的に“タイアップ車”と呼んでいますが、その専用車はその航空会社や旅行会社のカラーに塗りたくられていまして、北海道や九州、沖縄に多いのが特徴でした。
「今日の1枚」でも何度かそのタイアップ車を取り上げていますが、今回は近畿日本ツーリストが主催する「メイト」のカラーに塗られた北海道の銀嶺バスを紹介します。

銀嶺バスの本来のカラーは白地に下半分が青、そして中央に赤の帯を配したトリコロールカラーですが、こういったカラーに塗られちゃうと、どこのバス会社だか判らなくなってしまうのが現状で、まずは行灯かリヤオーバーハングに記された会社名を目視するようにしています。そうそう、白+青+赤の銀嶺バスに、白+緑の北都交通と同じカラーのバスを雑誌とかで見て驚いたのですが、聞けば北都交通は潰れて銀嶺バスの子会社になったのだとか。「オーロラ号」が懐かしいですね。
銀嶺バスは所有車両の殆どが富士重工ボディを架装している“お得意様”でしたが、最近ではエアロクィーンやセレガ、ガーラなど各社の純正ボディを纏うバスが増えてきて、「銀嶺バス=富士重工」という図式は崩れています。
現在でも数台のスーパークルーザーを所有している銀嶺バスですが、よく見ると、ブルーガラスの固定窓。汎用の貸切仕様とは一線を画していますね。

固定窓といえば、1992年と1993年の北海道旅行では数多くの“タイアップ車”を撮りましたが、1枚(1台)だけを除いて全車固定窓だったことに驚きました。“タイアップ車”に使われる車は固定窓って決まっているのでしょうか? 識者の見解をお待ちしております。