事業者名:豊橋鉄道(愛知)
仕様・用途:観光貸切仕様
登録番号:豊橋22 あ ・・19
社番:132号車
シャシーメーカー:三菱自動車工業
エンジン型式:三菱8DC9型
ボディ架装:新呉羽自動車工業
車両型式:P-MS725S
車名:三菱ふそうエアロバス・K
撮影日:1990年10月10日(水曜日)
撮影場所:東京ディズニーランド
世間では「エアロミディに酷似している」ということであまり好まれなかったエアロバス・Kですが、私は「これで呉羽(架装)の車も“エアロバス”を名乗れる」と受け入れました。エアロバス・K登場以前のバスボディでも「エアロバス・サンシャインデッカ」という名前が一応、付いていたようですが、バス撮り黎明期の私は「エアロバスは名古屋製(名古屋の大江工場)のボディ以外、“エアロバス”の名を冠することは出来ない」と勝手な解釈をして、エアロスター・Kとかエアロクィーン・Kなど呉羽車体の車を撮りませんでした。名古屋製のエアロキングを何度夢見たことか。そんな偏屈な私でしたが、1988年後半に呉羽がボディを一新し(あれ、確か夏か秋じゃなかったかな?)、名古屋製のボディに似せた丸みを帯びたデザインになってからは少し考え方を改めるようになり、エアロバス・Kが姿を見せるようになってからは“呉羽を認める”ようになりまして、それ以降は分け隔てることなく撮るようになりました。21世紀になって名古屋が撤退し、旧呉羽に集約されようとは、あの時は夢のまた夢にも思っていませんでした。
バス会社からはあまり歓迎されなかったせいか、観光バスとしてのエアロバス・Kは確かにお目にかかる機会はあまりありませんでした。西日本地域は存じかねますが、東日本地域ではやはり関東鉄道が常磐高速バス用として大量に導入し、日常生活に溶け込んでいました。
今回の豊橋鉄道もエアロバス・K登場時に導入した事業者の一つで(因みにエアロバス・K第1号車は沖縄バスが導入しています)、画像の車がそうなのかは不明ですが、名鉄グループの同社が呉羽を架装するのは当時としてはかなり珍しいこと。この記事をきっかけに「豊鉄にもこんなバスがあったんだ」と、後世に語り継いで欲しいなと思います。
今回の豊橋鉄道もエアロバス・K登場時に導入した事業者の一つで(因みにエアロバス・K第1号車は沖縄バスが導入しています)、画像の車がそうなのかは不明ですが、名鉄グループの同社が呉羽を架装するのは当時としてはかなり珍しいこと。この記事をきっかけに「豊鉄にもこんなバスがあったんだ」と、後世に語り継いで欲しいなと思います。