

久々に新横浜ラーメン博物館に行って来ました。
いつもは団体で行くんですが、単独で行ったのは今回が初めて。
ラー博に行くんだったら、是非とも行ってみたい店がありまして、念願叶ってようやく行く事が出来ましたが・・・。
さて、今日は何処に行ったのでしょう・・・。
行った店・・・・・・札幌 らーめんの駅場所・・・・・・・・・横浜市港北区新横浜2丁目(新横浜ラーメン博物館内)食ったもの・・・・ 味噌チャーシューメン(半熟玉子をトッピング)ご飯を付けて ¥1,300-

スープ・・・×
札幌ラーメンの代名詞的存在である「すみれ」「純連」のまさに母体になった店が「らーめんの駅」。
「すみれ」と「純連」のオーナー氏が兄弟であることは有名な話ですが、その両氏の母親氏が昭和30年代に始めたラーメン屋こそ初代の「すみれ」であります。ラー博で記録的な行列伝説を作った「すみれ」が撤退してもう5~6年経ちますが、同じ札幌の「欅」を経て、満を持してラー博に出店しました。
私もラー博で食った「すみれ」の味が忘れられなくて、池袋に一時的に出店してた「すみれ」や高田馬場の「純連」にも足を運びましたが、いずれも不本意な評価。であるならば、 “最後の砦” でともいうべき “原点の味” を堪能すべく、百合ヶ丘の帰りに寄ってみました。
昼時のピーク時を避けて訪れたために、行列はさほどでなく、すんなり入れました。
醤油ラーメンもラインナップに加えられていましたが、やっぱり「すみれ」なら味噌ラーメンでしょう。ということで、迷うことなく味噌ラーメンをチョイスします。
並んでる際に食券を手渡してあるので、ラーメンそのものは時間を空けることなく運ばれてきました。
始めの一口ぃ~
これが “原点の味” なんですね。
「すみれ」「純連」と同じ味であることは言うまでもないんですが、とにかく熱々のスープを堪能しました。ここんところ、ぬるいスープばかりだったので、この熱々にはとても感動したのですが、それも束の間。
矛盾してるんですが、ラーメンのスープは確かに熱々でないといけないと思います。でも、あまり熱すぎると、熱さと格闘することになり、スープの味を堪能する余裕がなくなってきます。舌が麻痺してしまい、このスープが美味いのか、不味いのか解らなくなってしまいます。段々と感じてきたのはしょっぱさ。「 “本物の家系” は本来はスープがしょっぱい」とは上司の言葉ですが、 “本物の味噌ラーメン” ももしかしたらその定義は当てはまるかもしれません。でも後半はちょっとしんどかった。そしてもっとしんどかったのは脂がキツかったこと。スープの上にプカリと浮かんでいる脂が私の胃を直撃し、何度途中でギブアップしようかと思いました。顛末は最後でお伝えしますが、やはり途中でギブアップすればよかった。

麺・・・○
札幌ラーメンらしく、中太の縮れ麺を使用しています。
茹で加減はまあまあでしたが、前述のスープの熱さと脂のくどさですっかり食感が麻痺していまして、本来の美味さを堪能出来ませんした。

チャーシュー・・・○
チャーシューメンというわりには、チャーシューの数が少ないなって気がしないでもありませんでしたが、美味さはピカ一でした。
柔らかさとジューシー感も合格圏内でした。

玉子・・・△
“味付け” とは謳っていないので致し方がないといえば致し方がないのですが、見事に味がない玉子でした。家系だったら間髪入れずに “伝家の宝刀” を注入したくなる玉子ですね。おまけに半切りなので、厳しく評価させていただきました。
総合評価・・・論外
一般の人が食えば「かなり美味いラーメン」になるんでしょうけど、私の場合はそれを感じることが出来ず、「もはねを病院送りにしたラーメン屋」ということで、後世に語り継がれるでしょう。
口に合わなければ残せばいいものの、「勿体ないから」という理由で食い続けた結果、見事なまでに胃を壊してしまいました。車で帰宅するのも容易じゃなく、姉貴の務める病院に直行。診察の結果、簡単に言えば「胃もたれの悪いバージョン」でした。
薬が効いているせいか、今は何とか持ちこたえていますが、1時間くらい前(つまり、食い終わってから5時間)まではかなりしんどかったですね。
もはや「すみれ」系は私には合わないんでしょうか・・・?