すごく前から準備してたのに、ギリギリまでなんやかんややるのもよくある話。
二カ月かけて、コンペを勝ち進んでようやく最終決戦。
たぶん、うちは大穴だから、負けて当たり前。
やるべきことはもう全部やる。
ずっと手伝ってもらってるアメリカ人のジェイソンが、プレゼンに向けてむちゃやる気を出してくれたり、
プレゼン資料を200ドルかけて製本したり、
ケータリングコーヒー頼んだり、
新しく会社の看板かかげたり、
ワイシャツ新調したり、
事務所大掃除したり、
炭水化物抜いたり、
その企業の経営論の本読んだり、
その企業の製品を(レンタルで)揃えたり、
ピールンが靴履いたり、
まあ、いろいろやった。
なんか、今までうちで感じないような、チーム感というか、一体感があった。
お金もだいぶ使った。
で、本番。
海外から担当者が弊社にきて、
挨拶からスタート。
もうね、ジェイソン任せ。
ジェイソンが答えられないのを必死に自分が答える感じ。
矢継ぎ早に質問くるから、なんか変な汗かいた。
さすが、アニータは堂々としてる。
あっという間の2時間。。。
用意したケータリングコーヒーは手をつけられず、スタッフみんなの福利厚生になり、
ジェイソン指示の、でかい資料はかさばるからもって帰られず。。
ところどころ外したものはあるけど、
とりあえず、生きててよかった。
まだ、こちらへの宿題が出されたから終わらないけど、もう勝っても負けてもいい。
こんなちっぽけな会社に、海外から大企業の幹部がわざわざ足を運んで真剣に2時間付き合ってくれただけでいい。
四年前移り住んだときは、誰一人知り合いのいない無職、住所不定のおっさんだったから。
カンボジアきて、というか、起業して、結果ばかり考えてきたけど、こんなにプロセスが楽しいと感じたことはない。
なんか、サラリーマン時代の、チーム一丸となってやっていく、プロセス重視の感じを思い出して、熱くなった。
ひょっとしたら、今まで、自分ひとりで背負ってやってるつもりだったからシンドかったのかも。
もっとスタッフに甘えて頼っていこうと改めて思った。