スーパーウーマン沙織、カミングアウト編 | 新AK-3のいろいろブログ

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スーパーヒロイン、特にスーパーガール、スーパーウーマンについての妄想や鉄道の話し、たまにプロ野球の話しなんかもしたいと思ってます。

※このブログネタは99%の妄想と思い込みで、出来ています!




ハジメの婚約者郁子さんは言わずと知れたスーパーウーマン、そして彼女の母、沙織さんにも秘密が…


ある、年明けの寒い日、ハジメは婚約者の郁子の家に遊びに行っていた。


「おじゃましま~す。あら、ご両親は?」
「お父さんはまだ仕事、お母さんはちょっと、出かけてるだけだから、すぐに帰ってくるよ」


その時、郁子のマンションの窓の外をジェット音とともに青い影が横切った。


「あ・・・」
「どうしたの?」
「いや、窓の外を青い影が横切ったから、郁子の他にもスーパーウーマンっているのかな?…って」
「気のせいよ」
「そうか、気のせいか・・・」


ハジメは小首を傾げた。

その時。


「ただいま~」
「あ、お母さん帰ってきた。ハジメくん、私の部屋はそこだから先に行ってて」
「お母さん?じゃあ、挨拶しないと」
「いいから、先に行ってて!」


郁子は強引にハジメの背中を押すと、慌てて玄関に向かった。


「お母さん・・・」
「あら、ただいま、例の彼氏来てるの?」

そこにいたのはブルーのボディスーツを身に纏ったスーパーウーマン沙織。


「お母さん、駄目でしょ。その格好。ハジメくんに観られたら・・・」
「いいじゃないの、いずれは分かるんだから・・・郁子は心配性ね^^」


沙織は指をパチンと鳴らした。
一瞬でブルーのボディスーツが白のニットと紺のスリムパンツに、真紅のマントが赤いストールに変化した。


「じゃあ、これでどう?」
「もう、お母さんったら・・・」


郁子は深いため息をついた。


一方、その頃ハジメは郁子の部屋の前にいた。


「ここが郁子の部屋か・・・」


ちょっとした期待と不安を胸に部屋の扉を開けるハジメ。


「おじゃましまーす・・・って、あら?」


そこは、きれいに片付いた年頃の女性のごく普通の部屋だった。


「ん?どうかした?」


玄関から戻った郁子が背後から声をかける。


「い、いや、スーパーガールの部屋って案外普通だなって・・・」
「あら、クリスタルで出来た秘密基地でも想像してた?」
「いや、そんな事ないけど・・・」
「ふふ、じゃ座って、どこでもいいから」


小さなテーブルを挟んで向かい合い腰を下ろす二人。
が、しかし、ハジメは落ち着きなく部屋の中をきょろきょろと見回している。


「ハジメくん、何でそんなにそわそわしてるの」
「いや、女の子の部屋って慣れてないから緊張しちゃって・・・」
「ふふ、ハジメくんって結構ウブなんだ^^」


郁子はくすくすと笑った、可愛らしい八重歯が口元から覗いている。


「ご、ごめん、ちょっとトイレ借りていい?」
「いいよ、トイレの場所分かる?」
「うん、ちょっと探してみる。うぅ・・・漏れそう・・・」


部屋を飛び出すと、思わず小走りになるハジメ。
その時だった。


「コラ、廊下を走っちゃ危ないでしょ?」
「へ?」


背後から美しい声が響いた。
振りかえると白いニット姿の美女が腰に手を当て立っていた。


「す、すみません、トイレに行きたかったんで・・・」


彼女の不思議な迫力に、ハジメは思わず背筋をただし頭を下げる。


「トイレは廊下の突き当りよ」


すると、一転して美女は女神のように美しく微笑む。


「は、はい・・・」


ハジメは彼女が指差したトイレに駆け込んだ。


(今の人、白いニットがまるでパワーガールみたいだったな・・・)


トイレで用を足すと郁子の部屋に戻る。


「ただいまー」
「おかえりー」
「あのさ。いま、すごくキレイな女性に会ったんだけどお姉さんかなにか?」
「え?お姉さんなんていないけど・・・」
「おかしいなぁ・・・」


首を傾げるハジメ。


その時。


ガチャリ・・・


郁子の部屋の扉が開いた。


「郁子、入るわよ」


ポットとコーヒーカップの載ったお盆を持って入ってきたのは、先程ハジメが会ったパワーガールだった。


「もう、お母さんったら、ノックくらいしてよ」
「お、お母さん!?」


ハジメは郁子とパワーガールの顔を交互に見やった。
確かに郁子は童顔だから、バランスが取れて親子に見えないことも無い。


「改めて郁子の母の沙織です。よろしくね、ハジメくん♪」


沙織は腰に手を当てると、ハジメにウインクしてみせた。
三十代、いや二十代でも十分通用しそうな美貌と、自分と同年代の子供が居るとは思えないほどに、若々しく力強い身体に、ハジメは思わず見とれてしまう。


「ハジメくん、口元緩んでる・・・」
「え?はっ!?はじめまして、須賀ハジメです」


郁子の指摘にハジメは慌てて口元を引き締めた。


「ふふ、ハジメくん、砂糖とミルクは?」
「あ、ブラックでお願いします」
「はい、熱いから気をつけてね」


沙織は優しく微笑むとコーヒーを淹れたカップを差し出した。


「郁子は・・・自分で淹れなさいね」
「もう、お母さん、用がないなら早く出てってよ!」


いつもマイペースの郁子が、何だかペースを乱されている。


「はいはい、じゃあね♪ハジメくん」


郁子に促されてようやく部屋を出て行く沙織。
彼女が去った部屋には、大人の女性特有の甘い香りが充満している。


「はぁ・・・郁子のお母さん、めちゃくちゃ美人だねぇ。大人の色気ムンムンで・・・」


ハジメはコーヒーを一口飲んで、ため息をつく。


「はいはい、どうせわたしは子供っぽいですよー」


ぷぅと頬膨らませた郁子は、ハジメのコーヒーカップをふぅっと吹いた。


「あっ!?」


ハジメのコーヒーカップが一瞬で凍り付いてしまった。


「郁子、酷いよ・・・」
「ふーんだ、知らなーいっ」


子供みたいにべーっと舌を出す郁子。
と、その時。郁子の携帯電話が鳴った。


「何かしら・・・?」


携帯のモニターをチェックする郁子、その顔が一転して凛と険しくなる。


「何かあったの?」
「アメリカの発電所で火災だって」
「発電所で火災?た、大変だ!」
「もう、ハジメくんが慌ててどうするの・・・」


目を瞑りその場でくるりと一回転する郁子。
郁子の身体がまばゆい光に包まれ、ピンクのセーターとジーンズが一瞬でブルーのコスチューム姿に変わる。


「ハジメくんの目の前で変身するの恥ずかしいな・・・」
「スーパーガール、やっぱりすごくキレイだ・・・」


ブルーのレオタードを身に纏った引き締まった身体に、「S」のエンブレムが輝く形の良い双丘、そして真っ赤なミニスカートからすらりと伸びる美脚。
この世のものとは思えないほど美しいスーパーガール郁子の姿に思わずため息をつくハジメ。


「あ、ありがと・・・じゃあ、ちょっと行ってくるね」
「う、うん、ととにかく気をつけて・・・」
「あ、これだけはやっとかないと・・・チュッ♪」


郁子はハジメに優しくキスをする。


「ふふ、戻ってきたら、続きしよ♪」


スーパーガールは頬を赤くして微笑むと、マントを翻し窓から外へ飛び出して行った。


「あ・・・うん」


ハジメは郁子の唇の柔らかな感触を思い出しながら呆然としていた。


と、その時。


コンコン


「郁子、ケーキ持ってきたわよ・・・って、あら、郁子は?」


沙織がタイミングよくケーキの乗ったお盆を持って部屋に入ってきた。


「あ、あの郁子は飛んで・・・って、いや、で、出かけましたよ」
「出かけたってどこに?」
「えーと、どこっていうか・・・遠くです・・・」
「ふーん・・・ま、いいわ、折角だから二人で食べましょ♪」


小さなテーブルにケーキを置いて向かい合う二人。


「あら、ハジメくん、アイスの方がよかったの?」


沙織が凍りついたコーヒーカップを見て言った。


「あ、いえ、そういう訳では・・・」
「ふふ、どうせ郁子がやったんでしょ?」


沙織は右手の人差し指にチュっと口付けると、ハジメのコーヒーカップに指先でそっと触れた。


「あ・・・!?」


すると、凍りついたカップが溶けだし、あっという間に元通りになった。


「窓も開けっ放しじゃ寒いわね」


沙織は郁子が飛び出した窓を指差すと、人差し指を空中で横にスライドさせる。
すると、窓が独りでにぴしゃりと閉まった。


「はい、これで大丈夫♪」


ニコリと微笑む沙織。
美の女神が束になっても敵わないであろう気品溢れる笑顔と、その不思議なパワーにハジメの心臓がドクンと大きく高鳴った。


「ふふ、郁子の言ってた通りね。ハジメくん、本当にスーパーガールが好きなんだ^^」
「そんな事・・・無い事も無いですけど・・・」


耳まで真っ赤にしたハジメは俯きながらコーヒーを口にした。


「もし、私がスーパーウーマンだったら、ハジメくんは私のことも好きになってくれるの?」
「ぶっ!?な、なに言ってるんですか!!」


ハジメは思わず口にしたコーヒーを吹き出した


「それとも、こんなオバサンじゃ無理かな?」


沙織は可愛い仕草で小首を傾げる。


「そ、それにしても、このコーヒー美味しいですね」


しどろもどろになりながらも、何とか話題を変えようとするハジメ。


「でしょ?さっきブラジルまで買いに行ったのよ」
「ブ、ブラジルまで!?」


ブラジルといえば日本のちょうど真裏になる、距離にして1万8千kmだ。


「あら、マッハ40で飛べば5分でいけるわよ、亜光速で飛べば1秒以内だし」
「亜光速・・・?」
「秒速29万kmってとこかしら^^」
「び、秒速29万km!?」
「あら、それでも全然本気じゃないのよ。あ、そうだ♪今から一緒に飛んであげるわ^^」
「い、今から!?一緒に飛ぶ!?」


驚くハジメを尻目に、沙織は立ち上がると、くるりと一回転した。
白いニットとスリムパンツが、ブルーのボディスーツに、赤いストールが真紅のマントに変化していく。
瞬く間に目の前のパワーガールがスーパーウーマンに変わり、ハジメは口をあんぐりと開けていた。


「どう?ハジメくん」


腰に手を当て微笑むスーパーウーマン沙織。
その姿は力強さと美しさ、そして圧倒的な母性に溢れている。


「どうって・・・」


ハジメは目の前のスーパーウーマンの姿を凝視した。
およそ二十代の娘がいるとは思えない若々しい容姿に、ブルーのボディスーツを身に纏った魅惑のプロポーション。
正義の「S」を強調するかのように突き出た豊満なバスト、キュッと締まったウェスト、赤いパンツで包み込んだ大き目のヒップ・・・。


「すごく・・・キレイです・・・」


ハジメの口から思わず本音が漏れる。


「ふふ、ありがと^^」


沙織は柔らかな微笑を浮かべると、ハジメをひょいと抱きかかえた。


「じゃ、行きましょうか?」
「ちょ、ちょっと、こんなの、郁子に見られたらまずいですよ!!」
「だーめ、スーパーウーマンとデート♪ハジメくんにとっても悪くないでしょ?」


ハジメを抱いたスーパーウーマン沙織が、今まさに飛びたたんとした。
その時。


「お母さん!!」


背後から女性の怒鳴り声が響いた。
振りかえると、背後にいたのは腰に手を当てた膨れっ面のスーパーガール郁子。


「あら、郁子、随分早かったのね^^」
「嫌な予感がしたから、光速で飛んで帰ってきたら・・・」
「あら、いいじゃない、もうすぐ親子になるんだし^^ね?ハジメくん♪」
「な、何言ってるんですか!?お母さん!!」
「あら、もうお母さんって呼んでくれるの?嬉しい^^」


赤子をあやす様に腕の中のハジメに微笑みかけるスーパーウーマン沙織。


「いいから、お母さん、ハジメくんを降ろしてよ!」


一方、顔を真っ赤にして怒るスーパーガール郁子。


「はいはい・・・」


沙織はハジメをゆっくり地面に降ろした。


「ハジメくん、デートはまた今度ね・・・」


そして、優しく微笑むとハジメの頬にちゅっと口づける。


「「お、お母さん!!??」」


郁子とハジメの驚いた声がシンクロした。
と、同時に、ハジメの身体がどさりと、その場に崩れ落ちる。


「ハジメくん!!」


郁子は慌ててハジメの元に駆け寄った。


「大丈夫よ、気を失ってるだけ。意識を取り戻したら今の事は全部忘れてるから・・・」


沙織は娘の頭を優しく撫でながら言った。


「お母さん・・・」
「それはそうと、郁子、頑張ってハジメくんをものにしなさい、でないと私が貰っちゃうわよ^^」
「もう、お母さんったら!!」


沙織は悪戯っぽく微笑むと、二人を残して窓から部屋の外へ飛び出して行った。