ひょっとして、細い腕や足には信じられないパワーが秘められているのではないか?とさえ思います。
彼女のことは次回に詳細を報告します。
で、もう1人の看護婦さんなんですが、今年になって入ってきた、若い方で、見るからにガッチリ体型です。少し太めですが、いわゆるデブではなく、ウエストが太いもののお腹なんか出ていない体型です。ほんと、みるからにパワーありそうです。
適度な脂肪にコーティングされた、その中身はピストルの弾でさえ弾き返す鋼鉄の身体。なんか、そんな雰囲気です。
先日、血尿が出てしまい、そこの診療所に行きました。診察の結果、血液検査をすることになりました。
ちょうど、採血をしてくれるのが、そのパワーナースでした。自分は腕の血管が細いのか、いつも採血にはてこずってしまいます。さすがに、彼女は透視(スーパーマンで言うXレイビジョン)はできないようで、この日も採血にてこずってしまいました。
そんなさなか、いろいろと会話をしていると、目の前に大きな壁のような彼女のボディー、つい「なにか、スポーツやっていたんですか?」と聞いてしまいました。
やさしい彼女は、いやな顔もせず「え、なんですか?ええ、バスケやっていましたよ。わかっちゃいますか?」と答えてくれました。
しかし、話はそれでけではありませんでした。
「あと、水泳と陸上、やっていたんですよ」
「え~、じゃあ、なんでもアリじゃん」
「いまでこそ、こんなになっちゃましたけど ^^; 」
じゃあ、昔はどんなだったんだろう。いまでさえ、すこしふっくらしてるものの、あの、大きな背中。よく見れば胸もなかなかじゃん。いわゆる「ロケットおっぱい」ではないものの、その豊かな膨らみ。まさか、それって筋肉じゃあないでしょうね

目の前、数十cmの距離、思わず手を出しそうになりました。もっとも、そんなことをやったら、ボコボコにされ、命でさえ危ないでしょう。あの、大蛇のような腕で首根っ子を掴まれ、顔を胸に押し付けられ、窒息するなら、本望です。まあ、顔が埋まるほど豊満ではないですけど。
そんな、彼女を題材に物語ができました。
あの、採血の日から数日後、診察を受けに来たボクは、彼女に告白しました。
「このまえ陸上やっていたって言ってましたよね。なにやってたんですか?」
「えー、このまえの続きですかあ」
「まさか、短距離じゃないですよね
」「ちょっと、その、まさかって、なんですか!そうです。じつは、そのまさかなんです」
「え゛~、すごいじゃん。じゃあ、走るのも速いんだ。」
「MAXで、100m11秒3」
「す、すっごい!走るのも速くてスポーツ万能なんだ。バスケや水泳をやっていたから、パワーもすごいでしょ
」「ええ、並の男には負けませんよ!」
「パワー、測ったことあります? 握力とか、背筋力とか…」
「ええ、公式記録は握力が65kg、背筋力は220kgでしたけど
」「そ、その公式記録ってどういう意味?」
「それは、話すと長くなるし、信じてくれないでしょうから、こんど…」
「じゃあ、看護婦さんに見せたいHPあるから、今晩でも、お茶していただけます?」
「ええ、それなら。でも、話を聞いて気絶しないでくださいよ
」…そして、2人はAK-3の車でドライブに。湘南のファミレスに入った。
「ねえ、ねえ。さっきの公式記録ってなんなの?」
「あれですか?じつは学生のときに、体調が絶好調の日があって、その日に体力測定をやったんです。そうしたら、背筋力計の鎖をチギッちゃったんです。握力を測れば、握力計の針が飛ぶし、100m走れば、速すぎて計測不能でした。100mだと、距離が短すぎて全力疾走できないんです。それに垂直跳びをやれば、体育館の天井に頭をぶつけそうになるし。とにかくこの日は、やることなすこと、すべてが人間離れをしていたんです。それで、こんな記録を残しておいたら世間に好奇の眼差しで見られるし、どこかの国に拉致され研究材料になってしまう。って話しになり、このぐらいなら多少人間離れをしてもあやしまれないでしょ。ってわけで公式記録になったの」
「それって、ほんとにスーパーウーマンだよ。マジで」
「ねえ、そういうことなら、ここのHP見てよ」と、言いながら、僕はノートPCを取りだし、開く。もちろん、そこは怪力女性の武勇伝や妄想スーパーウーマンのSSが掲載されているページ。
「ここに書き込みをする人って、みんなあなたのようなスーパーウーマンにあこがれてる人たちなんだ。このAK-3って、僕のハンドルなんだよ」
「あ、あたしのこと書いてある。すごい、こんなに反響があったんだ」
「いま、さっき聞いた話しを書いてもいい?」
「いいけど、公式記録のほうね♪」
…おばんです。AK-3です。
いま、例のスーパーナースと一緒にいます。
彼女のパワーを聞き出すことに成功しました。とにかくすごいです。
まず、握力 65kg
背筋力 250kg
垂直跳び 110cm
100m走11秒3
ちなみにこれは大学時代の記録で、いまはすこし太ったので足は遅くなって12秒7ぐらいだそです。
しかし、ナースは体力を使う仕事なので、握力、背筋力はもうすこしあるそうです。
器具がないので、数値はわかりません。さっき、駐車場でやってみたんですが、リヤバンパーに手をかけて持ち上げてみたら、少し後輪が浮いていました。
気はやさしくて力持ち。いや、超怪力。すごすぎます。
彼女は本物のスーパーウーマンです。…
「でも、これって、本気の10分の1程度だよね」
「あら、そんなにいってないわよ」
二人の会話は進んだ。
そういえば、あのドライブの帰り、こんな光景が…
ハンドルを取られ、道端に車を止めた。
「あ、まいったなぁ。右の前輪がパンクしたみたいだ。まいったなぁ…」
「どうしたの?パンク?とりあえず、スペアのタイヤ持ってきて。」
「うん、わかった… まず、タイヤを出してと。それからジャッキとレンチと…」
「どうしたの?タイヤだけ持ってくればいいのに…」
「あ、そう。タイヤだけでいいんだ…
タイヤだけ?」「もう、ナット外れたわ。早くもってきてよ。」
「ああ。そ、そのナット、どうやって外したんだ?」
「指でつまんで回したわ。意外と簡単ね。さあ、はやく取替えちゃおうよ
」「ジャッキ、いらないの?」
「あたしが、ジャッキよ!」
そう言いながら彼女はフロントバンパーに手をやると前輪が浮いたのだった。
彼女に目をやると、のぞき込むようにして,微笑を浮かべていた。
「どうしたの、タイヤ取り替えてよ」
僕はタイヤを交換すると、彼女はゆっくりと車を地面に着地させた。まるで油圧ジャッキの油圧を抜いたときのようにスムーズにおろしたのだ。
「工具がないから、あたしがナットを締めるわ。」
彼女はナットをクルっとまわし、最後に指でギュッと締め込むのがわかった。あの、ムチっとした前腕に一瞬ボコッとカットが走ったのがわかったのだ。
「いま、腕が一瞬凄くならなかった?」
「え
気のせいよ
」数週間後,車検を出したディーラーから電話があった。
「タイヤローテーションをするときに右前のタイヤのナットが硬かったんで、調べたら車輪のスタッドボルトのネジが伸びていたんですけど、なにで締めたんですか?ふつうの工具で締めたらこんなには、なりませんけど…」
夏も終わりが近づいたある日、彼女とだライブにでかけた。
「しかし、さっきの水着姿、すごかったなぁ。おまえって、すごい着痩せするんだな。みんな、おまえを見て目がテンになっていたぞ。のど、渇いたな。あそこに販売機があるから、ジュース買おうよ」
道端に車を止め、自動販売機でジュースを買おうとしていた。小学生の子が先に買おうとしていた。
チャリン…子供が硬貨を落としてしまい、販売機の下に入ってしまった。子供は半ベソをかいていた。
「ボク、どうしたの?」
彼女は子供に微笑みながら問いかけた。さすが、白衣の天使。
「おかねが、販売機の下に入っちゃった~!!」
とうとう、子供は泣き出した。
「おねえちゃんが、取ってあげるから泣かないでね。」
彼女はこう言いながら、販売機を持ち上げた。しかも片手で軽々と…
「こんどは、気をつけるのよ」
こう言いながらもう片方の手で百円玉を拾う彼女。そこには微笑みさえ浮かんでいる。
ポカーンと口を開けている子供。
「おねえちゃん、ありがとう。おねえちゃんって、すごいや。ねえ、ねえ、おねえちゃんどこから来たの?」
「おねえちゃんはね、遠い星からやってきたスーパーウーマンなの。だから、このことは誰にも言っちゃだめよ。もし言っちゃたら、おねえちゃん空をビュッと飛んでボクのところに来ちゃうからね
」「うん、わかった。おねえちゃん、ありがとう!」
ああ、白衣を身にまとったスーパーウーマン…
「すごい、パフォーマンスショーだったね。やさしくて強いスーパーウーマン。格好よかったよ」
「あのねぇ、あれはショーなんかじゃないの!子供が困ってるから、つい…」
「まあ、そこがあなたの魅力でもあるけどね」
数ヵ月後、僕は胃を壊し診療所へ。
最近は、彼女と僕は公認の仲なので、いつも彼女が注射などの処置をしてくれるのだ。
「なんか、また最近たくましくなった?」
「ううん、そうじゃなくて少し身体絞ったの。それより、なんで胃なんか壊したの?」
「いや、べつに飲みすぎたりしたわけでもないし…。仕事で疲れたかな。最近会っていないしね」
「じゃ、AK-3さん。レントゲン室の前で待っていてください」
そのときだけは、患者とナースの関係になっていたが、彼女はこう言うとニッコリ微笑んだ。鋼鉄の鎧を身にまとった白衣の天使…
「AK-3さん、じゃあ、なかに入ってパンツ1枚になってください」
レントゲンの先生も僕と彼女の間を知ってるので、ニャッと笑った。
中で着替えて準備をすると彼女が注射をしに入ってきた。
「AK-3さん、注射しますね。これは造影剤ですよ」
「は~い。痛くしないでね。おねえさま。そういえば、おまえが注射されるときって、針折れない?」
「もう、どうせ鋼鉄の腕ですよーだ!あたしは、不死身だから注射なんかいらないの!」
「はい、はい、スーパーナース様。失礼しました。」
ふたりで、ふざけあっているとき突然…
ドーン!!ガラガラガラ…
一瞬なにが起きたかわからなかった。すごい揺れだった。
それは東京湾を震源とする大地震だった。
「あ、あぶない!」
レントゲンの機材が僕に襲いかかってきた。
「うわっ、やばっ!」
そう思って目を閉じた。
揺れが収まり、目を開けると彼女が片手で機材を支え「もう、大丈夫よ。」と僕に微笑んだ。
ドッスン!彼女は機材を元に戻したのだ。まるで倒れた植木鉢を戻すように、いとも簡単に…
「さあ、ここ片付けないと…」
彼女はスーパーパワーでずれた機材を次々と元に戻していった。
「た、たすけてくれ~」
となりの操作室で技師の先生が机の下にもぐり、叫んでいた。
彼女は、操作室のドアを開けようとしたが、地震のせいで歪んでしまったようだ。
バキッ
ゴロン。彼女はドアのノブを引き抜きその穴に手を入れ鉄製のドアを片手で引き剥がしたのだった。
そのとき、彼女は少し力を入れたのか、白衣が破れている。
「ちょっと、力入れすぎたかな
」彼女が僕にそう言ってふりむくと、破れた白衣の胸元にSのマークが…
「おまえ、本当にスーパーウーマンだったんだ…」
「わかっちゃった?私、人間のふりしていたけど、本当は宇宙警備隊から派遣されて地球に来ていたの。まさか、こんな形で自分の力が役に立つとは思わなかったわ。地球人の命を救ったし…それはあなたよ
」「このまえの自動販売機の話しは本当だったんだ。子供にもウソをつかないんだね。たとえ、片手で数百kgの機械を持ちあげようと、鋼鉄のドアを引きちぎろうと、そんな強くてやさしい、おまえが好きだ。結婚してくれ
」その後、どうなったかは不明である。
THE END
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