僕の親友のお姉さんの友人にメグさんという人がいます。
彼女は背が高く自称172cmと言っていますが、じっさいは、175以上あると思います。
でも、いわゆるモデル体型ではなく、そこそこ肉もついており、かっこいい女性です。
きっと、スーパーヒロインのコスチュームなんか似合うでしょう。
タレントでいうと誰に似てるでしょうか?
某AVメーカーG社の「プリミエールコスモス」主人公の女の子が一番似ているような気がします。
まあ、メグさんはあんなには巨乳ではありませんが、コスチュームを着ればメグさんのほうがスーパーヒロインに見えそうです。
いつだったか、冬のある日、親友の家に遊びに来ていたメグさんは、帰る支度をしてGジャンを羽織り「シャキーン!」と言いながら原チャリのメットを被るマネをしました。その姿のカッコイイこと…
そうです。そのときにスーパーメグさんは誕生しました。その瞬間を見ていた親友は思わず「メグさん、かっこいい!」と叫び、ボクも思わず「あ、スーパーメグさんだ!」と叫んでいました。
いつも、彼女と話していると見おろされていますが、威嚇されているのではなく、なにかやさしくつつんでくれるような気がします。ときどき、彼女に「ママ~」って言いながら胸に飛び込み甘えてみたくなる衝動に駆られるときもありました。(実行はしていませんよ!)
彼女は一時期、保母さんをやっていたので、そのイメージで物語を書いてみました。
吉村めぐみ。愛称はメグ。小さい頃からいつも、そう呼ばれていた。
自称、身長172cm。でも実際はもう少し大きいらしい。女性なので、自分の大きな身長を嫌っているようだ。
保母さんになって今年で3年目。それまでは、2年だけOLをやっていた。
じつは彼女、ごく普通のちょっと背の高い女の子のようですが、そこにはすごい秘密がありました。
じつは、彼女ものすごい力持ちなんです。
OL時代には、事務所の引越しのとき、男が3人がかりでやっと運ぶガラステーブルを涼しい顔をして、軽々と運んでみせたり。書類を格納しているラックを後で整理するのが大変といい、ラックにかぎを閉めて、ヒョイと、背負って階段を駆け上がって言った…などなど。彼女の怪力はいまだに社内で伝説となっているようです。
彼女がいたのは、建設会社の事務所で、ときどき郊外の現場に書類を届けに行くこともありました。
ある現場の所長で山田さんという人がいました。
彼の右腕には5針の縫い傷がありました。彼女が現場に書類を届けに来たその日に,大きな事故が起きました。そこは、駅前の再開発で、大きな駅ビルを建設中でした。ビルの鉄骨を組み上げている作業中に,クレーンで吊り上げた鉄骨がバランスを崩し、落下するという事故が起きました。作業を指示していた所長の頭上にその鉄骨が落ちてきたのです。
現場に来たメグさん。その瞬間が目に入って瞬間「あっ!あぶないっ!」と叫びながらその鉄骨のしたにダッシュしました。その光景を目撃した人の話しでは、彼女の姿は一瞬消えて、気がつくと落下してきた鉄骨を片手で支えていたそうです。もう片方の腕には気を失った所長…
彼女がダッシュをした場所には彼女の足跡がへこんだアスファルトに残されていた…
じつは、その傷は彼女が彼を助け出すときに近くにあった機材に腕を引っ掛け、傷を負ったのでした。
もし、彼女がいなければ、所長は即死の大事故でした。
所長は、古傷をさすりながら「あのときは、もうダメかと思った。そのとき、少し離れた所にいた吉村さんがオレを抱えて片方の腕で、鉄骨を支えたんだ。彼女は命の恩人さ。あのとき、オレを抱えながら『所長、もう大丈夫ですよ。』って言いながら微笑んでいたのさ。そのときの彼女は女神様に見えた。いや、あんなことできるんだから、ほうとうに女神様が助けてくれたのさ」そうつぶやいた。
彼女はその事故のショックでOLをやめた。
そして、いま自宅の近くの幼稚園で保母さんをやっている。
いちど、メグさんはこんな体験をしたことがある。
幼稚園の遠足の日、観光バスは山道を走っていた。みかん狩りである。急カーブで大型トラックとすれ違いのとき、バスは側溝に脱輪をしてしまった。とっさに、メグ先生がバスを持ち上げようと、降りようと前にいったとき、バスがのフロントが浮いたのだ。
「あれ、ガイドさんがいない。」
そして、フロントに目をやると、なんとガイドさんがバスを持ち上げていたのだった…

「あ、美穂!」
「メグ、メグじゃない!へ~、先生になったんだ。初志貫徹だね。」
「あんたも、あいかわらずね。でも、役に立ってるじゃない。ありがとう。」
この、怪力ガイドさん、じつはメグさんの親友で,彼女とおなじ怪力美女だったのである。
最近、幼稚園の運動会で恒例になっていることがある。綱引きである。それは、ただの綱引きではない。園児の父親VSメグ先生の対決である。
毎年、運動会の前に力自慢のお父さんが20人ほど人選される。ニッカボッカに地下足袋の解体屋のオヤジ。消防署のレスキュー隊のお父さん。大学時代アメフトをやっていたマッチョのパパさん、はてはアームレスリングの日本チャンピオン。壮々たるメンバーである。この種目は余興でもあるので、メグ先生はスーパーガールのコスチュームで登場!
背が大きく、そこそこの筋肉を付けた彼女のボディーはこのコスチュームを着るためにあるようだ。
地元ではもちろん、最近では全然関係の無い九州のスーパーヒロインフェチでさえカメラを片手に、見学にくるのだ。宮島ハジメさんの姿も。
「どうです?彼女、なかなか似合うでしょ。」
「さすが、AK-3さんの知り合いですね。コスチュームに全然違和感がないですよ。」
「さあ、これからが見ものですよ
」まずは、彼女の腰にロープを巻きつける。彼女は「えっへん!」と仁王立ち。
力自慢のお父さん方が「いっせーの!せ!」でロープを引くが彼女は涼しい顔で仁王立ち。天使の微笑さえ浮かべている。
彼女はロープを腰からほどき「さあ、お父さんたち、行きますよ!」といいながら彼女がロープを引くと、ズルズルと力自慢のお父さんたちは、引きずられピストルの音。勝負はついた。今年もスーパーメグ先生の大勝利である。
運動会の打ち上げのときは、いつも対戦したお父さんたちが、彼女の私設後援会に入ってしまうのが常である。
AK-3はメグ先生にハジメを会わせた。
「メグさん。彼が宮島さんです。このまえチャットでメグさんのことを話したら、会わせろ、会わせろって。それで、きょう、わざわざ九州からきてもらったんだ。ごめんね。へんなところ見せて」
「そんなことないわよ。私だって自分の特技を見せて、運動会が盛り上がるなら、それでいいのよ。子供たちも、そのお父さんやお母さん方の笑顔がうれしいの。でも、今回だけよ。部外者は。あ、はじめまして、吉村です。きょうは、遠いとこご苦労様です。」
「あ、ど、ど、どうも、宮島です。は,は,初めまして。で、で、でも、吉村先生は、ほんとうに、す、す、す、すごいですね。あのときは本当にスーパーウーマンが対戦しているようでしたよ。あの、コスチュームに似合っていたなぁ。本当は、あれが普段の姿なんでしょ?」
ハジメは、興奮のあまりメグ先生の前であがってしまったのだ。
「また、冗談はよしてくださいよ。あのコスチュームはAK-3さんの考えなんですよ。でも、初めて着たときははずかしかったわ。あ、よかったら、もういちど着ましょうか?」
「え、いいんですか?ぜひ、お願いします」
「じゃあ、変身しますよ!」
そういうと、彼女はジャージの上着のファスナーを開けたのだ。上着の下にチラッと見えていたブルーのTシャツには「S]のマークが…
彼女はハジメの目の前でスーパーガールに変身したのだった。これ、じつは前もってAK-3がメグにたのんでジャージの下にコスチュームを着ておいてもらったのだ。
そのとき「吉村先生!さくら組の葛西君がサッカーゴールの下敷きに!」
「え、いかなくちゃ!ちょっと、すみません。」
メグ先生はそういいながら開いている談話室の窓から飛び出していった。
「いま、メグさん飛んでいなかった?姿が一瞬消えたよ!」
残った2人は顔を見合わせた。
彼女はサッカーゴールを持ち上げて下敷きになった園児を助け出した。幸い軽い打撲ですんだようだ。
「ここの園児たちはヤンチャで…。ときどきこういうことがあるんですよ。このまえもボール遊びをしていた子供が幼稚園バスの下にもぐって、出られなくなっちゃったんです。あそこのガレージのバスですけど。ちょうど、バスのエンジンのところに、はさまっちゃったんですよ。それで、私がバスを持ち上げて、他の先生に引きずり出してもらったんです」
「す、すごい!」
「あ、それ、おれも初耳だよ。」なんでそんな大事なこと、教えてくれないの?」
「あら、そんなこと言ったら『え~、やって見せてヨー!』って言うのどこの誰かしら?」
「そいうえば、なんでメグさんはここの幼稚園の保母さんになったの?」
「ちょうど、保母さんの募集があって、面接に行ったの。そこで、園長先生が『なにか、特技ありますか?』って言うから、力なら誰にもまけません。』って言って、ほら、そこにある鉄の棒、グニャグニャに曲げてあるやつ。あれをまげて見せたの。そうしたら、園長先生が、『おお、すばらしい!あなたはここに是非きてください。即採用します。』だって。でも、実際にやってみてわかったわ。私が採用になったわけ。ここの幼稚園バスのコースってまだ、舗装をしていないところがあるの。雨上がりの日にはぬかるみに車輪がはまって、立ち往生したり。さっき、駅から来る途中に踏み切りがあったでしょう?あそこも狭くて、運転のヘタな人が通るとこっちがよけるの。そのときに脱輪しちゃうし…。子供たちがボール遊びして、バスを持ち上げて下に入ったボールを取ってあげるなんて、毎日よ。もっとも、私の後に入ってきた伊藤先生もできるけど…」
「そういえば、私が担任をしている、たけ組にエミって言う子がいるんだけど、この子あのバスを持ち上げるの。まだ、小さいから,自分の力を自覚していないでしょ。無意識のうちに殺人者になってからでは遅いから、私が教育係になってるの。もっともエミちゃんは、私しか教育できないけど」
「そこで、スーパーメグ先生の登場!ってわけだ。^^;」
「ことろで、メグさんが曲げた鉄パイプの脇に飾ってある、オブジェは?」
「あ、あれ?あれは、私がはいる前にいた、後藤先生っていう人が作ったものよ。彼女も私と同じぐらい力があって、退職するときに記念に子供たちの前でつくったんだって。彼女は私みたいに怪力を重宝がられるのがイヤになって、やめたんだって。もっとも、新卒で入った幼稚園でこんなことさせられたら、乙女心に傷がつくわよ。でも、私はここの子供たちが好きだから,全然平気よ。私のスーパーパワーで子供たちを守れるなんて、最高じゃない。だって、普通の人にはできないのよ。宮島さん、幼稚園バス持ち上げたことあります?」
「そ、そ、そんな、そんなことできませんよ」
「じゃあ、私が体験させてあげましょうか?」
「え、どうするんですか?」
「私が手伝ってあげるわ。さあ、バスのところにいきましょ。」
「メグさん、そろそろジャージ着てよ。その綺麗な脚線美、気になって」
「そうね。コスプレショーは、これでおしまい」
メグ先生は私服に着替えて、バスのところでまっていた。
「あれっ、メグさん、もう、バスのところへ走ってる。しかし、走るのもすごい速いなあ。残像が残ってる。」
「弾丸よりも速く、機関車よりも強く…か。」
「さあ、宮島さん、バンパーに手をかけて、持ち上げてみて。」
「そんな、ムリですよ」
「いいから、やってみて
」ハジメが、バンパーに手をかけ、渾身の力で持ち上げようとしているが、ムリなはなしだ。
そこへ彼女が手を添えた。
「あ゛~、バスが軽くなった!」
メグが手伝ったのである。
「やっぱり、メグさんのパワーって、すごいですね。あ、もうそろそろ帰らないと。メグさん、AK-3さん、きょうは、どうもありがとうございました」
「それじゃあ、気をつけてください」
「宮島さん、こんどはそっちで、本屋さんの若奥さんに会わせてください
宮島さん、こんどは空を飛んで九州にいきますよ~
」「♪○×◆▽∂νΦζμ!!」
ハジメは、メグのあまり過激な挨拶に気が動転してしまった。
「ちょっと、メグさん、あまりにも過激だよ。いまの冗談」
その数週間後、ハジメにAK-3からメールがきた。
…こんにちは、AK-3です。
先日は、遠いところ、足を運んでいただき、ありがとさんでした。
運動会の2週間後、メグさんと食事に行って来ました。
待ち合わせをしていると、メグさんは「じゃーん!」と言ってスーパーガールのコスチュームで現れました。
…なんて、ウソです。

でも、そのときの彼女、ミニのスカートで綺麗な脚線美で僕を悩殺してくれました。
そのときに、彼女から同僚の伊藤先生の話しをしてくれました。彼女もすごいっすよ!
メグさんと伊藤先生の引率で、園児を近くの公園まで散歩に連れて行ったときのエピソードです。
園児の列に居眠り運転のランクルが突っ込みそうになりました。
園児の悲鳴で、メグさんが振り向いた瞬間、伊藤先生がランクルのバンパーをつかみ間一髪で止めたそうです。
メグさんは「私は、あんなに力がないから、できないわ」とは言っていましたが、高校時代の一件があるので、実際はどうなのでしょうか?
この一件で来年の運動会では、メグ先生&伊藤先生VS幼稚園バスの綱引きになるそうです。
園児のおとうさんで、解体屋のオヤジさんもいるので、2人の対戦相手が砂利を満載した大型ダンプかユンボになる可能性もあります。
もっとも、彼女たちなら、サシで対決しても勝つかもしれませんね。
では。AK-3より。
PS,メグさんより伝言です。
「こんど、伊藤先生と一緒に空を飛んで遊びにいきますね。東京からなら5分で行けるかも」
だって。
このメールを読んだハジメは、興奮のあまり失神したのはいうまでもない。
…数ヶ月後、幼稚園で大事件がおきた。暴漢の乱入である。
暴漢は覚醒剤の中毒で幻覚を起こしていた。
「悪い大人は死ね!おテントウ様のおつげじゃ~!」
ライフル銃を振りかざし、今にも発砲しそうな雰囲気だ。
「どうしよう、このままじゃなにもできない。指をくわえて見ていろっていうの!」
正義感の強いメグは心のなかで、つぶやいた。
暴漢は1人の男の子を人質に取り、幼稚園バスに立てこもった。
「いまが、チャンス!」
メグは心の中でつぶやいた。そして、園長先生に言った。
「園長先生、私が森橋クンを救出します。」
「そうか、すまない。たのんだぞ、スーパーメグ先生!」
メグ先生は運動会で着た、あのスーパーガールのコスチュームに着替えてバスに向かった。
暴漢は全てのドアをロックし、後部座席にたてこもっている。
メグ先生は、運転席のドアを引きはがし、突入。
暴漢は、ライフルを子供に突き突けている。
「さあ、子供を返して!」
「なんだと!なんだ、その格好は。この幼稚園はスーパーウーマンが先生をしてるのか。おもしれーや。良く見りゃキレイな脚だな。スーパーおねえちゃんよ!そのキレイな脚にめんじて、このクソガキ返してやろうじゃねえか。ほら、ガキ!スーパーウーマンのおねえちゃんのオッパイでも吸ってろ!」
「うわ~ん、先生!こわかったよ~」
「もう、だいじょうぶよ。教室でみんなが待ってるから早く、行って」
バスの中はメグ先生と、2人だけになった。乱入者はメグ先生にライフルを突き着ける。
「ちょっと、こんなもの持っていたら危ないじゃないの!」
メグ先生は、ライフルを取り上げ、銃身をつかみグニャリと飴のようにネジ曲げてしまった。メグ先生は、グニャグニャに曲がったライフルを見せながら
「だから、言ったでしょ。こんな危ない物。もう使っちゃだめよ」
まるで、言うことを聞かない子供を諭すような口調で侵入者に言った。
「はい、メグ先生。ボクが悪かったです」
「はい、いいこだから、ちゃんと、おまわりさんに、そうお話するのよ」
もう、園児と先生の関係になっている。
メグ先生の笑顔はどんな悪人も魅了してしまうのだ。
ピーポーピーポー、パトカーが来た。
「はい、おまわりさん、お願いします」
メグは暴漢の首根っこをつかんで、警官に引き渡した。
「あなたは、どなたですか?」
「私ですか?ここの幼稚園の保母ですけど」
「で、そのスーパーガールの格好はどうしたんです?」
「あした、お遊戯会があるので、練習をしていたんです。」
すると、もう1人の警官が
「あれっ、そんなこと聞いていないなあ…」
「あ、平野君のお父さん!」
「あ、どうも。」というと、メグ先生の耳元で、こうつぶやいた。
「先生、この前の運動会、カッコよかったですよ。なるほど、そういうわけですね。わかりました。」
「平野クンのおとうさん…」
「シーッ!わかってますよ。こっちのことは適当にやっておきますよ。先生はぼくらのスーパーヒロインですからね。あ、そう、そう、藤本クンのおとうさんも、こんど後援会に入ったそうですよ」
「もう、その話はやめてください」
「それじゃあ、犯人を連行します。ご協力ありがとうございました」
もう一人の警官が業をにやし、会話をさえぎった。
メグ先生はパトカーの後ろ姿にニコッと微笑み敬礼をして見送った。
メグの脚線美に夕日が差していた。
-その2につづく-
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