あの大地震の日、私の体に大きな変化がありました。大きな揺れが収まり、海岸の方を見ると巨大な津波がこっちに向かってきました。逃げ切れない、もう、ダメだと思った瞬間、何を思ったのか空へジャンプしていました。気がつくと足元を巨大な津波が通り過ぎていきました。私は十数メートルの高さをジャンプしていたのでした。しかも、空中でホバリングしています。やがて波が引き私は元の場所に着地をしました。周りは津波に流され何も無くなっていました。近くに大型の漁船が流されていました。津波で港から流されてきたようです。漁船の甲板に何か人影が見えました。近所の小学生の達也君でした。
「あ、お姉ちゃん!怖かったよう…。足に何か乗っていて痛いよ」
「大変、達也くんの足に瓦礫が…」
達也の足に乗っていた瓦礫は常人では動かせそうもない大きな物でしたが、なぜかそのときは自分でどかすことができそうに思いました。
「ちょっと、待ってて。少し我慢するのよ」
私は今までに味わった事のない重量を感じましたが、不思議と力がわき有り得ない大きさの瓦礫をどかしました。
そのとき、またゴォーと大きな音が海から聞こえてきました。
「あ、また、大きな津波!達也君、私にしっかりつかまるのよ!」
私は達也くんを抱きかかえると、先ほどみたいに空に向かって飛んでいました。跳んだのではなく飛んでいました。
「え?お姉ちゃんって、空飛べるの?すごい!スーパーガールみたいだ!」
津波をやり過ごすと私は達也くんを抱えながらホバリングをしたヘリコプターが地面に降りるように、着地していました。まるで地球の引力の法則を無視したかのようにすーっと着地したのです。
「達也くん、お姉ちゃん、スーパーガールになっちゃったみたいだね」
私は本当に自分がスーパーガールに変身したような感覚でした。
「お姉ちゃんのおっぱい、柔らかくてあったかいな」
達也は津波で身体を洗われ冷え切っていました。
恥ずかしい話しですが、私は学校で一番の巨乳なんです。まだ子供の達也くんにも私の巨乳はわかったみたいです。
「お姉ちゃん、寒いから暖かくしてよ。スーパーガールなら目からビーム出せるよね?」
「どうかなぁ?お姉ちゃん、やったこと無いからね。ちょっとやってみよっか?」
私はそう言いながら、足元に有った木の枝を見つめて、神経を集中させました。気の枝は湿っていましたが、私の目からビームが照射されてあっという間に枝に焦げ目ができました。
「やっぱり、お姉ちゃんすごいなぁ…」
「達也くん、ここだとまた津波か来るかもしれないから、もっと高い所に逃げよう」
私は達也くんをを抱き上げ、そのまま高台へ飛びました。今度は跳躍ではなく本当に飛んだのでした。
眼下に広がる光景はまるで航空写真を見ているようでした。
「ワア、お姉ちゃん本当に飛んでる
スーパーガールだ
」私は数分で城山の中腹に到着、着地しました。
「お姉ちゃん変身はしないの
制服のままだったら正体がバレちゃうよ」「ウーン、変身したことは無いからなあ…」
私はワンダーウーマンの優雅な変身シーンに憧れていたので、彼女のように優雅にターンをすると全身が光に包まれ、気がつくとスーパーガールのコスチュームに変身をしていました。
身体のラインが明らかになるので、少し恥ずかしかったけど、これを着ればスーパーガールとしてみんなを助けられると思うと、俄然と勇気が湧いてきました。
「達也くん、みんながあの山の向こうに避難しているから行こう
」私はそう云いながら、達也くんを抱き上げみんなが避難している山の中腹へ飛びました。
山の中腹に行くと達也くんの家族も避難していました。
「ママ~!あのスーパーガールのお姉ちゃんが助けてくれたんだよ
」-つづくかな
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