達也を乗せたステップワゴンはとある山の山腹に着陸した。
ただ、普通の山とは様子が違っていた。
「おばさん、ここはどこ?」
「ここは△☆山の上空1000万km上空の◇♪星よ。アカシロオオマダラカミキリは地球の昆虫ではないの。だから、達也くんをここに連れて来たのよ。お父さんは△☆山の山小屋で寝ているわ。早く探しましょ」
「おばさんはなんで宇宙に居ても平気なの?それに、このクルマも…」
初美さんが乗ってきたクルマ、ステップワゴンは実はUFOであった。
初美さんの昆虫ショップは地球上での仮の姿、初美さんは宇宙生物を秘密裏に売買をし、時には宇宙害獣を駆除する役目も果たしていたのである。
初美さんの正体は地球の、いや、銀河系の害獣を駆除する銀河害獣駆除保安官であり、地球上では彼女のことをスーパーウーマンと呼んでいたのである。
「だから、おばちゃんはこのUFOを持ち上げて空を飛んだり出きるんだね。すごいなぁ…」
その時である。達也が乗ってきたUFOの陰から得体の知れない怪獣が初美さん達に襲いかかろうとしていた。
「あれは宇宙害獣。達也くん、UFOに戻って!」
達也が慌ててステップワゴンのUFOに戻ろうとしたが足がすくんで動かない。
その前にスーパーウーマン初美さんが立ちはだかり、宇宙害獣にヒートビジョンを照射した。
宇宙害獣は初美さんのヒートビジョンを喰らうと、あっという間に小さな虫になった。
アカシロオオマダラカミキリだ。
「達也くん、はい。アカシロオオマダラカミキリよ。もう二度と宇宙害獣にはならないわ」
初美さんはそういうと、達也を抱き上げ豊かな胸に顔を押し当てた。達也は眠るように気を失った。
「さあ、地球に帰るわよ…」
スーパーウーマン初美さんはステップワゴンのUFOの扉を閉め持ち上げた。
…達也が気がつくとステップワゴンのUFOは
△☆山の中腹の山小屋の前に。
初美さんは元の地球人の姿に戻っていた。
「おばちゃん、宇宙旅行面白かったよ。また、どこかに連れて行って!」
「シーッ!お父さんには内緒よ」
初美さんは何時もの明るい下町のおばちゃんに戻っていた。彼女が地球を護る銀河害獣駆除保安官であるスーパーウーマンであるのは周りにいる人は知る由もない。
-おわり-
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