一日が終わりに近づこうとしていたあの時。 | akiのAYOGスタイル

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ハワイ州マウイ島のヨガアカデミーにて、全米ヨガアライアンスRYT200を取得。帰国後、東京から千葉県九十九里に拠点を移し、現在の師匠・佐藤ベジと共にNYダーマヨガセンターへ。その後もNYに修行に行きつつ、BORN TO YOG TTを卒業。現在は千葉や東京を中心に活動しています。


夏がまだ少しだけいるなと、


日本に帰って来て嬉しく思います。



身体に慣れたこの空気の湿り気が、


肌や呼吸になじみ心地よく感じます。



ここらでニューヨークのことでも書こうかと


改めてパソコンに向うと、



アレやコレやのシチュエーションが、


(例えばモグラ叩きゲームみたいに)


気まぐれにピョコピョコと頭を出してきて、


なかなか焦点が定まらず、


時間ばかり経ってしまいます。




私にとって考えを言葉、


文章にするって大変な作業です。



さらにたったの一週間の滞在で、


たいそうな体験をしたような、


そんな感じにしたくないと思っているのですが、



頭で書いていくと


ツマラナクなってしまいそうなので(笑)



心が感じたまま、


そのままを書いていこうと思います。


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モグラNo.1


「一日が終わりに近づこうとしていたあの時。」



✳︎



夕食後に、


近所のデリへコーヒーでも買いに行こうと、


街を歩いていたその時のこと。



この日にやり残したことは、


簡単なメッセージのやり取り、


ブログと、お風呂くらい。




だから気は楽で、


歩けば暖かくて、


チェルシーの街はオレンジ色でした。




そんな楽しくて、


別れがたい気持ちで歩いていたあの時、



旅の思い出というものは、


こんな何の変哲もない空間にあったりするもの。





「ヨガの先生になって良かった」


と、突然ずしっと降ってきたこと。




それを言葉にしたら、


生まれた時から「ここ」にもっている


私らしさというものが、


キルタンをしている時のように


手放しに開いていって。


胸の真ん中から、


暖かく広がっていったように思います。




なんだこれだったのかと、


思わず立ち止まってしまうほどの納得。


ずっとこれを求めていたのねという気持ち。


今かよ!という楽しさ。




その場と開いた私達と、


繋がるチューニングがあって。


思わず足取りが軽くなるような


幸せな時間でした。



✳︎



『たくさんの職業があるなかで、なぜヨガの先生をやるのかと自分に問い続けなさい。』



私の職業としてのヨガの先生なんて、


吹けば飛んでしまうようなもの。


会社の名前も、安定も、


保証も、所属もなんにもない不安定さ。




けれど自分を救い癒す術を学んでいく過程が、


結局そのまま仕事というものにも


結びついているということ。



経験から得たものが


自分だけの範囲で終わらず、


そこから溢れ出るものを


誰かに渡せるかもしれない可能性の多さ。



小さな頃からずっと疑問に思っていたこと、


自分が必要としていることを


好きなだけ学べる楽しさ。



誰かのためではない、


そんなものに一生をかけて出会えた。


ヨガ、私を見つけてくれてありがとう。


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なぜこんな閃きに繋がったかというと、


この日の朝のベッドの中で、


私が経験したことがきっかけになっています。



モグラNo.2へつづく。