(※2022年のことを書いてます)

2泊3日函館旅行(2022年10月12日〜14日)

縄文遺跡&カックウを見るため函館にやって来ました。


前回の続き

ですが、前回でメインが終了してしまったので、帰り道初日に通り過ぎた町を巡っていきます。
七飯町森町八雲町長万部町今金町


2022年10月14日(金)

函館旅行3日目最終日


七飯町
昨日は七飯町のホテルに1泊

大沼公園は車窓のみ
大沼公園名物「大沼だんご」を買いにやってきました。
沼の家
大沼だんごを購入
味はあんと正油、胡麻と正油の2種類ありますが、あんこはそんなに食べれないのでゴマを購入
大沼に浮かぶ小島をイメージしたため、1粒ずつばらばらになっている。


うるち米100%なのですぐ固くなるため賞味期限は当日1日のみ


早く食べたかったが、移動中はゆっくり味わえないの家についてから頂きました。


ゴールデンカムイにも登場しています。

大沼公園駅
現在2022年2月頃
駅舎出入口上にあった駅名看板が外され、入口横に木目調の看板がついています。

大沼国際プラザ

森町

森町遺跡発掘調査事務所展示室

森町の遺跡から出土した出土品の調査·研究·管理·展示を行っています。


立派なファイル入りパンフレットを配布していました。

縄文時代の遺跡(鷲ノ木遺跡 他)の他に森町の文化財(森桟橋跡、冷凍機械、陣屋跡)などマニアックな場所を紹介

イカ形土製品カードがイカしています。


森町には52件の遺跡が発見されています。

そのうち、高速道路建設に伴う調査で発見されたのが26ヵ所。縄文時代の遺跡が多く見られます。


森町代表的な遺跡は、2003(平成15)年高速道路の建設中に発見された鷲ノ木遺跡


【鷲ノ木遺跡】

縄文時代後期前半(約4,000年前)の環状列石と堅穴墓域を中心とした遺跡


北海道最大の環状列石(ストーンサークル)

(全国的には3番目に大きい)

北日本における環状列石や墓制、祭祀などの精神世界、北海道と本州の交流について考える上で重要であると同時に北海道独自の墓制である周堤墓の成立過程を探ることができる重要な遺構である。


2003(平成15)年高速道路の建設中に発見

発見当初は遺跡を壊す予定だったが、

環状列石、堅穴墓域の直下をトンネル化して地下に道路を整備することにより現地保存することとなった。しかし、2016年元の状態ではないため、世界遺産保存状態に問題があると判断され推薦候補から除外され、関連遺産となってしまった。2006年 国指定史跡に認定


鷲ノ木遺跡の見学は土日、予約必須なので今回は行けませんでした。


〜鷲ノ木遺跡出土品〜

[板状土偶]

大型の板状土偶

胴体の部分は出土していないが、完成形30cmを超える大きさ。右腕には補修跡が見られます。


[埋設土器]
角張ったうずまき文様が踊る土器
煮炊きや骨壺として利用したと考えられている。


鷲ノ木遺跡に隣接する

〜鷲ノ木4遺跡出土品〜

[鐸形土製品]

縄文時代後期前半(4,000年前)に

北海道南部から東北地方で造られた祭祀·儀式の道具。お寺の鐘の形をしたような土製品

(鷲ノ木遺跡からも出土)


[イカ形土製品]

森町の名産「いかめし」にそっくり

普通の鐸形土製品よりやや大きく、イカを思わせる三角の頭部をしています。

唯一無二な形

鷲ノ木4遺跡のみ出土

縄文人もイカを食べていたかもしれない?


〜他森町の遺跡の出土品〜


[島崎遺跡付近採集の土偶]


[岩偶]

黒曜石製の石製品


八雲町

噴火湾パノラマパーク·丘の駅

道央自動車道八雲パーキングエリアに隣接する道立公園


屋内遊び場のある休憩施設、屋外遊具広場、キャンプ場、パークゴルフ場などがあります。


噴火湾が望めます。
現在 公園や広場になっている所は縄文遺跡だということはこのあと訪れた郷土資料館で知る。
コタン温泉遺跡などがある。


「八雲町郷土資料館·八雲町木彫り熊資料館」

まずは郷土資料館から
縄文以外も展示していますが、縄文しか写真を撮っていません。
小さめの土偶や鐸型土製品などが展示
写真がボケたのが悔やまれる……

木彫り熊資料館

八雲町は木彫り熊発祥の地

現在の熊の木彫り熊は尾張徳川家のの当主徳川義親が1922年欧州旅行の際に立ち寄ったスイスの民芸品でお土産として熊の木彫りを購入


翌年、八雲町に旧尾張藩士たちが入植した農場「徳川農場」に送り、農場で働く農民たちや付近のアイヌに冬期の収入源として熊の木彫りを生産するよう勧めたことから始まった。

その後、昭和に入り全国に知られるようになり戦後の観光ブームの波に乗って人気を獲得昭和40年代にピークを迎えた。


2024年は八雲町で最初の木彫り熊が発表されてから、ちょうど100年目

ブームが再熱しているらしい。

大きなものまで

北海道第1号の木彫り熊をはじめとする多数の木彫り熊が展示されている。


先人カードNo.58 柴崎 重行 ゲット!!
もう一枚同じところで配布されていたカードはなぜか先に配布終了でゲットならず。

八雲駅


八雲町には新幹線は通る予定、駅舎が出来るのは市街地から3km離れた山の方
牧場の中に新幹線駅ができるらしいです。

ある意味北海道らしいダイナミックさ

八雲町のマンホール蓋
地球と北海道と八雲
壮大なマンホール蓋


長万部町

長万部といえば、かにめし🦀


かにめしのお店は何店舗ありますが、

元祖かにめし かにめし本舗かなや

ドライブインかなや

ザ ドライブイン

昭和にタイムスリップ


前の函館旅行の時もここでいただきました。


ちょっと戻りますが、今金町の美利河ダム、ピリカ遺跡に行くことにした。


今金町

ダムを見に行く前に

「美利河ダム管理支所」

1階ホール部分はパネルが展示されています。
インパクトのある「ぴりごん」が鎮座
色的にお相撲さんに見えますが、モデルは美利河ダムから発見されたピリカカイギュウ


美利河ダムはダムの長さが北海道のダムでは1番、複合ダムの中でも1番長いダム
ダムカードは記入し、ご自由にお取りください方式

美利河ダムカード ゲット!!


美利河ダム

ダムのお顔を撮っていないのでダムカードで

1991(平成3)年竣工
形式:コンバインダム(重力式コンクリートダム+ロックフィルダム複合型)
ダム湖:ピリカ湖
河川:後志利別川

洪水調節・流水の正常な機能の維持・かんがい・発電の4つの役割を持つ多目的ダム


複合ダムの中でも日本一最も長いダム


美利河·ピリカとは

アイヌ語で「美しい」という意味

チューリップ🌷は今金町の町花

天端は自動車通行不可
自転車が欲しい……
曲がっていて、奥が見えない。

1周するには30分ぐらいかかるらしいので、ゲートまでは行くことにした。

それでも5分ぐらいかかりました。

非常用洪水吐は自由越流式

土木学会賞の記念盾

箱形地下連続壁で受賞

ロックフィルダム部の地質は弱い地盤のため、箱形地下連続壁を設けて地盤が崩れるのを防ぎその上にコンクリート打設し、ダム本体とした。世界でも初めて用いられた方法
(ダムカードデータより)


ダム湖はピリカ湖
ピリカカイギュウの親子のモニュメント

少し濁っていた。

下調べをしていなくて見ることができなかったが、日本一の長さである魚道(ダムを迂回するよう作られた)があります。


その美利河ダム建設中に発見されたのがピリカ遺跡とピリカカイギュウ


ピリカ旧石器文化館

ピリカ遺跡

約1万年から2万年前の後期旧石器時代の遺跡

石器制作跡が残っている。


1975(昭和53)年

ダムの堤防用の粘土を得るため土質調査中に旧石器時代の石器が発掘された。その後の発掘調査により、多数の石器が発掘され、遺跡は現状なまま保存されることとなった。


大規模な旧石器時代の遺跡は北海道では珍しく、石器群の遍歴が明瞭にたどれる代表的な遺跡 1994(平成6)年 国の史跡に指定

石にはあまり興味がないので、石器の写真は撮っていなかった(全部同じに見えるので……)


石器製作跡

旧石器時代の人々が作った石器作業場がそのまま保存されている。
旧石器時代の人々は定住生活はしておらず、狩猟採集をしながら移動をしていたため、破片が散乱し、作業途中のように残されている。
発掘した面積は1%で石器作業跡の向いに広がるピリカ遺跡の丘には膨大な量の石器が眠っている。

隣接する

文化財保管·活用庫の中にはピリカカイギュウがいます。

全身骨格復元模型

1983(昭和58)年美利河ダムの建設工事中に発見

その後の発掘調査により、頭骨を含む上半身33個の骨が良好な状態で残っていることが判明

(下半身はダム工事により消失)


ジュゴンやマナティーの仲間

120万年前に生きていた体長約8mの世界最大級のカイギュウ(海牛)

冷たい海に住む寒冷適応型

海に住む哺乳類で唯一の草食動物(昆布などの海藻)


絶滅したステラーカイギュウの祖先

(1968年絶滅 発見後わずか27年で絶滅)


日本では41例見つかっており、半数は北海道の23例(北海道では滝川、沼田、北広島、初山別、札幌市南区などて発掘)


再び戻り長万部町

「長万部消防本部」



消防カード 長万部町消防本部 ゲット!!
写真は消防とは関係のない国縫漁港
人工式漁港でワイングラスの形に似ているため
ワイングラス型漁港と呼ばれています。


長万部駅

長万部駅は函館本線と室蘭本線と2路線が乗り入れている(廃止となった瀬棚線は実質的な起点だった)

かつては長万部機関区があり鉄道輸送の拠点であった。

また203☓年に札幌まで延伸する北海道新幹線の停車駅となる。


駅に併設する

インフォまんべ(長万部観光案内所)※ボケた

長万部町の公式ご当地キャラ

まんべくん

身体は長万部町の名産品であるカニ、耳はホタテガイ、髪型はアヤメを組み合わせたデザイン

まんべくんだらけ
もはや"まんべくんショプ"
まんべくんがアピールしている駅スタンプがありますが、まんべくんスタンプはありませんでした。

「長万部町民センター」

郷土資料の他に鉄道資料館、埋蔵文化財、静狩金山、和田芳恵コーナーがありますが、

1階は鉄道村なのでほぼ鉄道資料がメイン

煙室扉はD51367ですか、動輪(第二)はD511053


建物裏にも動輪(車両番号不明)があるが見逃す。



函館本線 北豊津駅は現在は信号場、中ノ沢駅は2024年3月廃止

下:室蘭本線 旭浜 蕨岱は廃駅


上:瀬棚線 今金 丹羽

瀬棚町から長万部町にはかつて瀬棚線(1987年廃線)が通っていた。1974年「さよならSL」として最後に運行した車両はC11 207(カニ目) 2017年からは東武鉄道でSL大樹として活躍


長万部で発掘された土器

長万部には静狩貝塚や静狩遺跡がある。


郷土資料、静狩金山、和田芳恵コーナー部分は写真は撮っていない。


先人カードNo.60和田芳恵 ゲット!!


和田芳恵

長万部町出身

小説家で直木賞を受賞

樋口一葉研究の第一人者


文学は皆無なので存じません。

 

長万部町から3時間かけて家に戻ります。


【今回入手した公共配布カード】

マンホールカード : 2枚

ダムカード : 5枚(バージョン違い2種あり)

北海道かけ橋カード : 2枚

北海道先人カード : 2枚
ゆるキャラトレカ : 1枚
消防カード : 2枚
LASBOSカード  : 3枚

  17 枚      ゲット!!


他おまけカード
金森赤レンガ倉庫カード(左右:裏表)