私の背丈と
同じくらいまで伸びて
改めて植物というか
生命の強さを感じました
身の置き場がなくて
痙攣を起こしてて
ゲージにぶつかってはいけないから
大好きだったフリースにくるんで
ずっと抱っこしてあげてた。
夕飯の支度の間だけ
次女に代わってもらった。
元気だった小雪が
弱っていく姿を目の当たりにするのは
12歳の娘に
きっと辛いだろうけど
命あるものは
いつか終わりが来る。
自然なこと。
命ある間に
どれだけ愛情を注いで
どれだけ寄り添い
最期をどう迎えるか。
夕飯を終え
小雪を私のベッドの横で寝かせて
ヒーターを敷いて
大好きな綿と一緒に
暖めてながら
ずっと背中をさすって声をかけた。
『〇〇(次女)を支えてくれて
遊んでくれてありがとうね』
『小雪の好きな綿だよ』
仕事柄
看取ることが多いけど
あまり関わりすぎると
感情移入してしまうから
一線を引くようにしていた。
それでも
家族が悲しいときは
一緒に悲しんで
泣いているときは
一緒に泣いて
気持ちに寄り添うことが
一番大事だと思ってる。
看取ることに慣れると
〇〇すると状態が悪くなる
と、ある程度わかるけど
それをご家族に理解しろというのは
無理なこと。
説明して
その場では理解しても
数日経って
やっぱり…
と思うこともある。
気持ちが揺れ動くのは
当たり前なことなのに
寄り添おうとする人が
あまりにも少ない。
私は
『疑問に思うことや気になることがあれば
お電話でもご面会に来られたときでも
おっしゃってください』
と伝えている。
話しやすい環境にしなければ
後悔が残る。
小雪はひとりだったけど
本当に明るくて元気で
歳を重ねても無邪気で
可愛らしいコだった
私のベッドで
静かに眠ったように
最期を迎えた。