先日
長男の体育祭があった。

その日は
朝早くから父親の転院の付き添いがあり
転院先まで送ったら
すぐに学校に向かった車

颯爽と走る姿は
本当にかっこいい。
体を動かすことが好きで
休み時間になると
校庭でサッカーをする。

チャイムと同時に教室に戻るような子。

『足速いし駅伝の選手が向いてるよ』
と何度も言うくらい
疲れ知らずで
何時間でも歩き続けられる。

感がいい方は
そろそろ気づくと思う。

4歳の頃。
お遊戯会の練習が始まってから
しばらくチック症状が始まった。

頻回なまばたき、咳払い
前髪をかきわける。

小児科に相談して
大学病院への紹介状を書いてもらった。

受診した結果。

多動な子はじっとしてるのが苦手で
集団で何かをやるとなると
それにストレスを感じて
チック症状が出ることがあります。

お母さんは気にせず
注意せずに見守ってあげてください。

まだ小さいので見守るしかなかった。

ただ
勉強をしなければいけなくなる
中学生くらいになると
学習面で支障をきたすかもしれません。

そんなことを言われました。

当日4歳。
まだまだ先だと思ったが
あっという間に
その時が来てしまった。

最近、本人から
生きづらさや生活のしづらさがある
と打ち明けられた。
呼吸がしづらくなる
と。

そろそろかな。
そう思った。

長男に話すことにした。

小さいころからじっとしてるのが苦手で
大きな病院に行ったこと。

今、生きづらいのは
怠けではないかもしれないし
私はそう思ってる。

もちろん勉強は嫌いだし苦手。
ただそれ以上に
じっと座ってるのが辛いんだよね。

それを
病院に行って相談して
何か楽になるような手段があるなら
それを選びたいと思う。

もし診断が下りなかったら
それはその時にまた考えよう。

診察は8ヶ月後

4歳の時に紹介状を書いてもらった

小児科にかかった。


けど

紹介状があっても

診察日の連絡が来るのが4ヶ月

診察日は更に3、4ヶ月後になる

という話だった。


私が

もっと早く動いていたら良かったかな。


今までずっと

特性だと理解して

温かく見守っていたのが

正解だったかどうかわからない。


出産のときに

風邪を悪化させていたので

なかなか進まず

吸引分娩を迫られた。

(吸引したら頭が尖ったらかわいそう)

と死ぬ気で(意識は遠のいた)

いきんで何とか出産した。


命懸けだったが

本人も苦しかっただろうし

その時、酸素がいかなかったのかなとか

脳に影響が出てしまったのかなとか

思うことがあった。


上手に産んであげられなかったことも

長男に謝った。


長男は優しい子なので

大変だったんだね、ありがとう

と言ってくれた。


長男が

私を責めたことは一度もない。


学校でのフォロー

担任の先生に全て話した。


『話してくださってありがとうございます』

そう言って

担任の先生はこう続けた。


学校でも

そういったお子さんに対して

テストみたいなものをして

特性を知ることができると。


まずはそれを受けてみませんか?

と提案された。


答えはもちろん

『お願いします』


正直

8ヶ月もただ待っていていいのかと

思っていたから

藁にもすがる思いだった。


この子が
楽に生きられますように
ただそれだけだった。