『癒やされる声だね』
『ありがとうございます。
でも仕事の時はキリッとしてますよ』
『仕事モード、やってみましょうか』
『あはは、面白い。どんな感じなの?』
『んん!』
『じゃあ、ご家族の挨拶行きますね』
『〇〇さん、お久しぶりです。
この前は〇〇ありがとうございました。
そういえば
お孫さん、今年小学生ですね〜…』
『あ、ダメだ。できません
』
![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/595.png)
『あはは。全然変わらなかったけど』
『おかしいな〜』
初めての電話なのに
完全にオフモードの私。
思ってた印象は
落ち着いた爽やかな感じでしたが
実際話してみると
よく笑ってて可愛らしい感じでした。
『あ、それと
お店の予約ありがとうございました』
『いえいえ。
あはは。急に敬語なんだね』
『あ、はい。
子供にも敬語で話すことがあります』
『そうなんだ。
いや、でも遠くない?遠いよね』
『高速は乗れませんが運転はよくします』
『え!下道で来るつもりなの?』
『はい』
『そりゃあ、もっと時間かかるね』
『全然大丈夫ですよ。
会えるの、すごく楽しみにしてます』
『というか、楽しみ過ぎて困ってます』
『えー、どういうこと?』
『叫びたいくらい嬉しくて。
いや、むしろ叫んでます、たまに』
『あはは、何を叫んでるの』
『きゃーとかわーとかどうしようとか』
『そんな😅おじさんだよ?』
『いや、あの写メは反則ですって』
そう。
彼のマッチングアプリの写メは
美しすぎて
この世の人間とは思えないくらい。
下を向いていたり
横向いて笑っていたり
アップじゃないのが残念なくらいだった。
ここから
アプリの写メいじりが始まります。