ピルを内服して
生理がすごく楽になったし
ピルを2週間飲み終わった後に
生理が来るから
予定も立てやすかった。

何年かに一度
ピルを中止しながら
生理の間隔や痛みの経過を見たけど
不規則になったり
やはり痛みが酷かったりで
また再開しなければならなかった。

そして数年前。
もともと頭痛持ちだった私は
よく閃輝暗点の症状が出るようになった。

婦人科で何気なく話したら
閃輝暗点が出るとピルは禁忌とのことで
急にやめなければならなくなった。

それと同時に
妊娠
という言葉が頭をよぎった。

いつだったか
婦人科に妊娠の相談をしに行った。

当時付き合っていた彼が
子供を欲しがっていたからだ。

けど
先生の答えはNOだった。

『3人も子供がいて十分幸せだろー?』
(おじいちゃん先生です)

『あなたがいなくなったら
子供たちはどうするんだ?』

『あまりにもリスクが大きすぎる』

『彼氏には諦めてもらうしかないな』

ごもっともだった。
可愛い子供たちを守りたいし
これからも愛情を注ぎたい。

彼と付き合い始めたときから
子供を産むのは難しいと思う
と言ってあったが
婦人科の結果を伝えたら

『健康で子供が産める女性がいい』
と言い放った。
(文字色のチョイス)

『自分の分身が欲しい』

『従順な分身。男じゃないと意味ない』
と。

え?何言ってんの?この人
ひらめき

本性を現したのは
人間の顔をした悪魔だった。

私は
とことん男を見る目がない。

子供を何だと思ってるんだ?

こんな男とは
とっとと別れるべきだった。