「暖かな灯りの物語」―この自分が行動する意味 | 本橋ユウコの部屋

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今日もお堅いタイトルですが中身どうってことありません(笑)。

とっても久々に画像、風景写真とか使いました。。
いい加減、もうほとんど外出歩いてない(いやマズイから真面目に!爆)ので、風景画像とかも当然増えていないので、まるっきり過去の使いまわし、なんですが。。。(汗)

でも、この写真は素材といい色味といい、なんか自分でも不思議と気に入っている一枚、です…。



関係ないですが、今日は「他人とのつながり」のことなどを、やけにいっぱい考えさせられた日でした。。


個人的には、中村勘太郎くん主演の道元映画『禅』(またマニアックな…笑)を友人とひっさびさに映画館で観て来た…ということで、まあ、そんな関係も少しあったりするのかな?とか思いつつ。
(あ、映画は思ったより内容濃くて凄く良かったです!内心これっぽっちも期待してなかったんで。。爆)

道元さんは、禅宗の曹洞宗の開祖で、福井(だよな?)にある永平寺を開いた大変偉いお坊さんです。

勘太郎君の道元は、ちょっと甘めかな?と思いつつも、誠実で実直そうな感じが滲み出ていて、しかも挙措動作には様式美の世界の人らしい厳しい美しさみたいのもあって、全体にとてもよく「道元」になっていたと思います。本人もかなり入り込んでたみたいですねぇ。(内田ゆきちゃんも健気っぽくてグー)

衆生を救う、ということに生涯をかけた仏門の人々の苦悩に満ちた、しかし尊い生涯を、確かに垣間見させていただきました。関係者の皆さんのご苦労お察し致します。。
(どうでもいいけど友情出演の藤原タツヤは執権・北条時頼には若すぎだろうとか思った。笑)



そんで見終わってから、友人とのダラダラ話は、二転三転したあと、やっぱり「物語」のことになった。

映画から能、歌舞伎、何故かジャ○プ漫画やアニメ、さらには信仰とかまで含めて、とても大きな意味で

「何故、生きている人間が”物語”を必要とするのか?」

という問い、に行きついた。
…とりわけ能に代表されるような「異界」、「怨霊=死者(あるいは”敗者”)たちの側の視点」で語られる「物語」について。


まあ、全部書こうとするとアホみたいに字数増えるのでここでは止めときますが。。(失笑)

一つ重要なのは、それを求めるのは当然のことながら、「生きている側」だってことですね。


今、現世に生きている人間こそが、そうした「(死者の)”救済”の物語」を要請する。


映画『禅』の中には
「死んで仏に会って何とする?
生きて、現世で浄土を見よ」
のような言葉が出てくるんですが。

私も、そう思います。。

やっぱりひとは幸福であろうとして、この苦しみ多い現世でも生きるのが自然だと。
そのことに我々の社会は、これまで無自覚過ぎたのではないか?と…。


結構マジに考えさせられる良い映画だったと思うので、気が向かれた方はご覧になるのをお薦めします☆
(客層は、案の定シニア層にかたよりまくりでしたが。。イビキかいて寝てる人いたなぁ☆笑)



あぁ、んで冒頭で触れたこの風景写真ですが。…夕暮れせまる東京タワー展望室からの。
これは随分以前、まだ出会ったばかりのドラマ「ハゲタカ」記事に使いました。。誰か覚えてる?(笑)

この夜景、というにはまだ少し早い不思議な時間帯の、映画みたいな色調の街灯りを見るたびに、私は何故か「生きている人間のあたたかさ」みたいなものを感じるのです。この写真から。
空の色味がピンクっぽいせい、だけでは無いと思いますが。どうしてでしょうね?

この街の彼方に向かって一本伸びる光の帯が、どこか家に向かう人の車の列、に見えるから…かな?
恐らくは仕事帰りであろう車の列が向かうその先に、待っている誰か、を想像するから…。

だから、この写真を何度か「ハゲタカ」の記事に使ったのかも。。

無機質な大都会に灯る仄かなぬくもり。




実は他にも、今日まで少しだけ色々と自分の中で新鮮なこと、があったりしたのですが。


自分の日頃のネットの活動を通じて、ほんのちょっぴり、また「お友達」が増えました☆(嬉)


ショップお問い合わせフォームでお便りを下さった方、本当に感激でした。。有り難うございました!
…またお返事したいとは思いましたが、結構複数の人に「もぐさんは目的成就のために”ネット断ち”までしているのに(自分でグズグズにしてますが。。爆)邪魔しては申し訳ない!」みたいなご心配を頂いているようですので…その深いお心に背くのは人としてどうなんだ?と反省しきりでもあり。。(泣)

余計なご心配をお掛けしない為に、御礼はこのエントリを通じての簡素なもので済まさせて貰います。
申し訳ありません…。でも、本当にいつも気にかけて下さって感謝してます。。

相変わらずの未熟者ですが、今後とも何卒宜しくお見守り下さいませ(伏)。




さらに今日は、登録してるサイトの別ブログ(だから幾つあるんだよ…爆)の方で「お友達に登録させて下さい!」と言って下さる方がいて。。※あ、この方とは実はリアルのイベントでお名刺交換してまして

う~ん、なんか意外なくらい、とても嬉しかったなぁ。。(考)

お声掛けいただいた方、こんな自分に気づいてくれて、ほんとにどうも有り難うございます!!


自分はいま現在、個人的に目指す目的のために、確かに多少いろんなものを制限して、「資本の集中投下(?笑)」みたいな状況を自ら作ってやっているわけですが。(こう見えてブログ制限中☆←爆)

そしてそれは、クリエイティブな活動にはどっかしら絶対必要なこと、でもあると思うんですが。。


やっぱり、あんまりにも「他の人間」の方々から遠ざかりすぎるのも良くないですかね☆(笑)

自分が、一体”何の為に”ものを創ろうというのか、それさえ忘れそうになる…?ようなので…(汗)。



ネットのつながりなど、しょせんは実体のない、空虚なものだ、という人もいるかも知れない。


けど私は、このエントリに掲載したあの、ほの暖かいピンク色に暮れなずむの大都会の灯…その一つ一つに感じたはかなくも確かな「生命感」みたいなものも、やっぱりあるんじゃないかな?と思っていて。

それを”想像”し、せめて自分の中だけにでも”記憶”し”留めて”ゆく―それこそが「物語」する人間の役割なんじゃないだろうか?とかもどっかで考えていて…。



結局じゃあ何なんだ?ってなると、

「初心忘れるべからず」

ってことなんですかね。。(笑)
…あ~なんかアッサリな結論でやんなるわ、この無駄な文字数が。。。


さぁて、もう寝よう…。(欠伸)




※そういえば例のプレゼント用のアレ、無事届いてますんで♪
欲しい方まだまだ数は余裕ですので、ショップのフォームからでもご遠慮なくお申し込み下さいね~☆

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