■東北大学・川内キャンパス前編(国立・仙台市青葉区)

 

片平キャンパスが戦前の建物の集まる場所だとすれば、川内キャンパスには60~70年代の戦後昭和モダンな校舎が集う土地柄だ。

 

 

 

地下鉄東西線の川内駅を出て、すぐ。

 

1万人の学部生の半分ぐらいが、このキャンパスに集まっている感じだろうか(適当)。

 

面積は近隣の青葉山キャンパスと合わせて250万平米。川内だけなら、50万平米は無いと思うのだが、どうだろう。

 

 

さて、駅を出てすぐ目に入るのは現代的なマルチメディア教育棟。などなど。

 

 

 

ではあるが、先に進んで講義A、B、Cの3棟周りを、ぐるぐるしたい。

 

三つに分かれているが、意匠的には三位一体。ちょっとシンボリックなB棟と、両隣に控えるA、B棟、という構成だ。

 

 

 

平地ではなく、傾斜地に建てられているので、下側から見るとそれなりに高くて量感のあるビル、上側からだと、平屋の幅広な校舎となる。

 

 

 

 

竣工年や設計者はよくわからないが、1960~70年代に整備されたキャンパスなので、そういうことだろう。

 

 

その隣の教育・学生総合支援センター。

 

 

奥に進むと、国際文化研究科棟。

 

あくまで一般論であって、東北大の事情はどうなのかよく知らないが、こういう名前の研究科は旧教養部が名前を変えて出来たことが多い。

 

で、設備的にはあまり優遇されている感がないことが多い。

 

ここもそんな感じがするが、こういったタイル張り校舎は年季が入れば入るほど、良い具合に輝くんですよね。

 

そばの並木だって時間の流れを感じさせるし。

 

元に戻って支援センター前に。

 

学生食堂という言葉が似合わない、おしゃれなカフェテリアだ。正式名称は学生厚生会館。

 

強い日差しが作る陰影。

 

 

冬はどんな景色になるのだろうか。

 

 

(後編に続く)