当日(6月25日)は、今にも降り出しそうな曇天の蒸し暑い日になりましたが、開場してみると、多くのお客様が入口前に待っていてくださいました。本当に大勢のお客様にお越しいただき、スタッフ一同、感謝、感謝です
検温、手指の消毒、マスクの着用など、ご来場の皆さまにはご協力をいただきました。ありがとうございました
まずは恒例、四人そろってのオープニングトークで開始です。話題は、先日行われた、上方落語協会の会長選挙のことに。上方落語協会の会長選挙は年齢や芸歴などは関係なく、会員が等しく一人一票を投じるとのこと。普段、外部の人間には伺い知れない会長選びの裏話に、オープニングから拍手と笑いが沸き起こっていました
そして、いよいよ大事な「あみだくじ」の時間です。そう、もぎた亭は、くじで高座の順番が決まるのです。お客様にもお手伝いいただき、くじを引いた結果、一番は文福師匠と決まりました。
いよいよ、生まれたてホヤホヤの新作落語の会、もぎた亭のはじまり、はじまり。
桂文福「行こかやめよか同窓会」(作・小松繁)
久しぶりの同窓会。行きたいけど、会いたくない同級生もいるよね。行こうかなぁ、やめようかなぁ。でも、やっぱり行こう!でないと「同窓会」の噺が始まらないからね。
露の団四郎「高速道路の休日」(作・堀文四郎)
休日に高速道路で車を走らせる夫婦。しかし妻の運転中に、助手席の夫はクレームを連発。そら、もめるわ。
笑福亭呂竹「そうでもない」(作・堀文四郎)
世話焼きのおばちゃんに素敵な女性を紹介された独身男。これで幸せになれると思ったのに、どうやら、そうでもないらしい。
笑福亭松五「もうひとりの私」(作・松田裕志)
マザコンの夫に業を煮やした奥さん。何事も多数決で決めようと言い出すが、夫婦二人で多数決って、どうするの?
参議院の選挙期間と重なり、選挙カーの演説がBGMのように流れてくると言うハプニングもございましたが、本番では、大いに笑っていただき、蒸し暑さをカラっと吹き飛ばすことができたんじゃないかと思っております。
次回には、もっとパワーアップした新作落語をご用意して、お客様のご来場をお待ちしております
※第85回は、令和4年10月29日(土)14時から動楽亭にて開催予定です。お見逃しなく!