本やネットの豚の角煮のレシピって本当にまちまちで、醤油の量から煮る時間まで千差万別。

今回は私が家で作る主婦(主夫)目線で、レシピを書いていこうと思います。

 

材料:

バラブロック…1500g(グラム98円のアメリカンでOK)

大根…3分の1本

こんにゃく…半分

しょうが…1かけを皮を剥かずにスライス

ニンニク…5粒くらい  少し潰して薄皮を剥いておく

八角(スターアニス)…1個

片栗粉…適量

 

煮汁の材料はシンプルで覚えやすいよ

醤油…200ml

日本酒…200ml

コカ・コーラ…200ml

三温糖…大さじ山盛り3

 

市販の角煮って薄っぺらいですね。せっかく家で作るなら5センチ角くらいに切りましょう。大根は皮をむいて銀杏切りに、こんにゃくは大きさをそろえて手でちぎります。大根の皮は厚めに剥き、後で酒の肴にするので取っておく。

豚肉は片栗粉をつけて全面を強火で焼き目をつけます。サラダオイルなどは使わずに脂の面を下にして焼けば大丈夫。中まで火を通す必要はないです。

こんな感じ。

焼き目のついた豚肉はフライパンから取り出し、キッチンペーパーで脂を拭き取ります。

 

本やネットのレシピで「沸騰させずに水からゆっくり煮ると肉が縮まない」とあるので、本当かな?と思い試してみることに。

 

ダッチオーブンに豚肉と全てかぶるくらいの水、スライス7したしょうがを加えます。

手に持っているのが八角で、中華料理屋の前を通ると香る匂いです。ただし好き嫌いがあるので匂いを嗅いで「うへっ」と思ったら入れないほうが良いでしょう。また、八角、花椒、山椒、シナモン、クローブなんかを混ぜた五香粉(ウーシャンフェンて読むんだって)を使っても良いでしょう。

 

沸騰させずに最低2時間の下ゆで。

 

ビール500mlがあっという間に無くなりウイスキーでも飲みますか。

音楽を聴いたりゲームしたり飲酒したりで、この2時間は優雅に過ごしましょう。

 

で肝心の茹で上がりの重量は

 

1100g(マイナス400g)表面の片栗粉が水を吸うので実質1000g、500g減てところでしょうか。

 

…うそつき。

 

絶対に沸騰させずに煮れば縮まない、というのはロースのブロックでも試しましたがやっぱり縮まります。重量はだいたい3分の2程度まで減りますね。

 

ダッチオーブンの下ゆでに使った煮汁はレシピ本だと「取っておけ」とか書いてありますが、豚のコンディションによってはケモノ臭さが出ているので捨てて、鍋も洗っておきます。

 

別鍋でこんにゃくと大根を20分下ゆでしておきます。

 

ダッチオーブンに煮汁の材料である醤油、酒、コカ・コーラ各200mlと三温糖大さじ3を入れて混ぜ、下ゆでを終えた豚肉と八角、しょうがを入れ、アルミホイルで落し蓋をして弱火で煮ます。

実際使うまでは「コカ・コーラを煮物に使うの?」と思っていましたが、コカ・コーラってなんというか、いろんなスパイスが良いあんばいで調合されてるので優秀な調味料なんです。

※ちなみにコーラはコカ・コーラゼロでも赤コーラでもペプシでもOKです。

 

30分経過したら大根とこんにゃく、軽く潰したニンニクを入れ、落し蓋を戻してさらに30分煮ます。

時間差で煮込むのは、大根を1時間煮ると筋っぽくなるためです。

 

煮込みが完了したら、ポリ袋に煮汁ごと小分けにして冷蔵庫へ。

 

翌日

 

ポリ袋から耐熱容器に移します。この時冷めた肉は固く、煮汁はゼリー状に、脂が白く固まっています。

白い脂は取って置いて、野菜炒めに使いましょう。

低めのワット数(600ワット)で5分レンジで加熱します。

レンジでなくても、手鍋でゆっくり再加熱しても可。いったん冷めた肉を再加熱することで柔らかくなります。

 

完成

箸で持ち上げると切れる!とまではいきませんが、程よく柔らかくできました。

副菜として出しても良いし、ラーメンの具にすれば名店のゴージャス感が再現。

ネギをお好みで載せて、召し上がれ。

 

前日に3等分にした角煮のうち2袋が息子リッリによって秒殺・・・

恐るべし10代の食欲!

「うまいっ!」てさ。

嬉しいよ。

 

作った父ちゃんにとってこれ以上の賛辞はありません。

 

取って置いた大根の皮でカンタンおつまみ

・大根の皮は千切りに。塩を一つまみ振って10分置いて70kgの握力で水分を絞ります。

・ほんだし、すし酢、ごま油適量を合わせて混ぜ、七味唐辛子を振れば完成。

歯ごたえも辛味も良い一品です。