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本日1月18日
ジムニーに乗り込み、奥多摩の林道を突き進んで行き止まり地点の雪の上で“単独の氷点下野宿”を敢行する予定でした。
妻とチビ赤が仕事、保育園から帰宅してすぐに食事を摂れるように、朝8時から夕食の準備に取り掛かり、ダッチオーブンを台所のアラジンストーブで煮込んでいる間に掃除、シーツの洗濯。そして9時半には晩御飯が完成。これで安心して野宿に出られます。

準備完了!いざ極寒の林道へ!!待ってろよ~…

…と思ったとき、妻からの電話が。
「今どこ?」
「ん?家だよ」
「うちの子が38度以上の熱が出たって保育園から電話があったんだけど」
「ありゃま、すぐに迎えに行くよ。野宿は中止するよ」
「ごめんね~、キャンプ中止になっちゃって。お迎えお願いします」

簡単に中止できるのも基本的に単独形態をとる私の野宿の利点です。
保育園に行くと職員室で寝かされているチビ赤の姿が。
さぞやチビ赤がぐったりとしていて寝ている、と思いきや、エネルギーが有り余っているのに“無理やり寝かされている”感じ。

も~元気なんだし、38度の熱なんか放っときゃいい…


「お父さんお迎えありがとうございます、病院に行かれますか?」
「ええまあ…」
熱は38度を超えたあたりで免疫のスイッチが入るので、少々のことですぐ病院、すぐ薬、という考えにはいまいち賛同しかねます。たかが風邪ごとき己の戦闘能力を信じて自宅療養すれば治るし、この時期病院に連れて行くと風邪より怖いインフルエンザがオマケで付いてくるリスクがあるんです。

“38度の熱なんか放っときゃいい”というのはこういう理由からで、ただ、風邪をよその子にうつすとまずいんで保育園はお休みする、ということです。
もちろん病院には行かず、食欲は充分あるので昼ごはんのうどんを食べさせて寝かせてやりました。

そして今、熱があるくせに元気いっぱいなチビ赤がひざによじ登っている不安定な状態でこれを書いていたりします。熱があるからホカホカですが、変なボタンを押して消去だけはやめておくれ…
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昨年11月に手持ちの火器類の総点検をしました。

コールマン ランタン…サビ
コールマン ピークワン…サビ
コールマン スポーツスター…ポンピングするとガソリン逆流(怖)
MSR   XGK…ポンピングすると火力調節ツマミからガソリン噴出(怖)
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ランタンは、なんと!ケースから出したらバラバラになってしまい、原因は写真の“C”型のワッシャーが外れたこと。
ピークワン共々サビを取って割れたマントルを新しく換えて完了。
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MSRのXGKは専用の修理キットがあり、その中の工具を使ってコントロールバルブを外し、中の黒いパッキンを新品に交換すれば完了です。
XGKなんてマニアなバーナーは滅多に売れないから回転が悪く、店頭にずーっと置かれているうちにパッキンが劣化して痩せてしまっているんじゃなかろうか?それほど使用していないのにガソリン漏れはおっかないです。
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コールマンのスポーツスターのガソリン逆流は“チェックバルブ”という部品を交換して対応。
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ポンプ部を外し、エアステム(真鍮の棒)をプライヤーで外します。
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専用のでかくてゴツいチェックバルブレンチを使って、内部のチェックバルブを外します。
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これがチェックバルブ。これがダメだと内部に加圧できずにガソリンが逆流します。
対応するチェックバルブはコールマン販売店で入手できるので、形式を伝えて取り寄せると良いでしょう。
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組み上げ時に専用のオイルをポンプカップに塗って動きをなめらかに。この際必ずメーカー指定の専用のオイルを使用してください。
最後に加圧した状態でポンプ部の穴にライターの火を近づけ、引火しなければOK(ポッと引火しても爆発はしないらしい)

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火器類は健全に作動するようになりました。
翌日チビ赤とのドライブの際にXGKでお湯を沸かし、湖畔でティータイム。ガソリン漏れは解消し、轟音を響かせて最大火力であっという間にお湯が沸きました。

最近EPIのガスバーナーの方が簡単、という理由から、ガソリン火器がほったらかしになっていましたが、あらためてこれらの道具達は

手入れをして万全の状態に維持

が大切ですし、また愛着も一層強くなりました。


「パパドライブ行く~」
何言ってんの、はやく風邪治せ。