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右反復性肩関節脱臼の手術のため、妻は入院。
妻不在の“男二人の生活”を、忘れないうちに記録しておこうと思います。

5月27日 入院初日
チビ赤を保育園に、妻を病院に送り届け出勤。
4時に仕事を終え、5時半に保育園に到着。チビ赤と合流しました。
「今日から少しの間、お母さんは肩を治すので病院に“お泊り”するよ」
と言い聞かせ、手術前の妻のお見舞いに向かいました。
病院は家から車で15分の距離にあるので、お見舞いや物資の配達は容易です。
病院でお見舞いをし、別れ際はやはり想像通り。
まるで“生き別れ”になる親子のようにチビ赤は大泣き。

8時半に帰宅。この時間から晩御飯の支度は困難なので、コンビニの弁当でお手軽に済ませます。

妻不在中の2匹の一日の流れは…

5:00 起床 軽く部屋の掃除、保育園用バッグの準備、朝ごはんの支度
6:00 チビ赤を起こし、朝ごはん
6:50 登園・出勤
9:00~16:00 6時間勤務
17:30 保育園にお迎え
18:00 うどん屋などで晩御飯
18:30 お見舞い
20:00 帰宅・お風呂に入れる
21:00 チビ赤就寝・晩酌しながら洗濯などの家事
24:00 就寝

二日目の5月28日 手術当日
肩の手術だから終了したら妻から“終わったよ~”とメールが来るかと思いきや、待てど暮らせどメールが無いので心配になり、チビ赤回収後病院へ直行することにしました。

我が家のそばに咲いているつつじの花をひとつチビ赤が摘み、手に持っているので
「綺麗な花だねぇ」と言うと
「ママにあげるの」とチビ赤。

“具合の悪い人に花を持って行く”という思いやりの心を、教えもしないのに知っていたことに驚きです。

全身麻酔で眠っている妻はカテーテルやら点滴やらでパイプだらけ。

こりゃメールは無理だね


とチビ赤を連れて帰ろうとしたら妻が目を覚まし、しばし手術の状況などを話そうとするものの朦朧としているのでかわいそうになり、その日は早々に帰宅しました。
 
しかし毎日往復3時間半の通勤時間が恨めしい。
3時間半あれば食事の準備、部屋の掃除洗濯、その他あれこれを終わらせる自信はあります。しかし仕事が終わって帰宅してからの家事は時間が足りず大変。「楽勝だろ」と思っていた従来の考えを改めました。
同時に事情があって母子家庭、父子家庭の大変さに共感し、仕事を持っていながら育児をする世の中の母親にエールを送りたい気持ちになります。

というわけでこの日の晩は安いビュッフェレストランで晩御飯。いくら食べても定額だから一杯食べろよ。
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食後にレストラン外にあった“綿菓子製造機”に赤リッリは大喜び。

夜9時帰宅

「ねえパパ、ママいつ帰ってくるの?」
「ん~、もうすぐ帰ってくるよ。それまでがんばりなさい」

そして夜中、3時頃 
シクシクと泣く声で目を覚ますと暗い部屋でチビ赤が座っていました。
「ママがいない…ママがいない…」
いつも寝るときに隣にいる母親がいないので寝ぼけて泣いていたのです。

「お母さんはすぐ戻ってくるから、もう少しがんばろうね」
と言ってぎゅっと抱きしめてあげました。
「パパ、なんか“お唄”うたって」

“お唄?…はて?”
妻がいるときは気のきいた歌をうたってあげています。
まさか私の18番のメタリカのメタルマスター“Master Of Puppets”を歌うわけにもいかず、日本の歌謡曲を知らないのでドリームシアターというバンドの“Answer Lies Within”を歌ってあげました。

綺麗なバラードとはいえ、ふつう子守唄に洋楽のハードロックは歌わないよな…

つづく