ずいぶん前に製作したバスロッドの紹介です。
長さ:6フィート
強さ:ミディアム
使用ルアー:トップウオーターのみ
強さ:ミディアム
使用ルアー:トップウオーターのみ
“製作”というと竹を割って貼り合せるバンブーロッドを想像しますが、私のはソリッドグラスのブランクに塗装し、ガイドを巻いて既製品のグリップをつけたもの。
製作というよりは組み立てる感じです。
ハンドメイドルアーの項と同様、かなり乱暴に製作工程を説明しますよ~!
製作というよりは組み立てる感じです。
ハンドメイドルアーの項と同様、かなり乱暴に製作工程を説明しますよ~!
= 素材編 = ①ブランク選び:釣具店に行くと、薄青い色のブランク(竿の素材)が売っています。好みのものを選びましょう。 ②ガイド、バットフェルール(グリップに装着する金具)等々、必要な材料をそろえます。釣りでPEの糸を使うときは、糸でガイドが削れてしまわないように、頑丈なガイドを選択します。 = 塗装 = ①アライグマみたいな顔をしてよ~く手を洗って脂を落とし、ブランクをアルコールで拭いて脱脂します(脂がついたまま塗装すると剥離を起こす危険あり) ②ブランクを目の細かい(2000くらいの)サンドペーパーで軽く研磨。 ③ウレタン塗料を攪拌し、2~3時間放置してシンナーを揮発させて塗料を濃縮させます。 ④ポリ瓶を使った“しごき塗り”という手法で塗装。 この方法はハンドメイドロッドに強い、羽生市の釣具店のHPでも紹介されていますのでご覧下さい(見ないか) ⑤乾燥→ホコリのない部屋で一日乾燥させます。ホコリが舞わないように、霧吹きで空気中のホコリを撃ち落としても良いでしょう。 = スパインを割り出す = ただの棒に見えるブランクも、スパイン=背骨に相当する部分があります。ルアーロッドはバットのパワーで投げるので、バットを机に押し当ててしならせ、スパインを割り出します。詳しい方法は説明が難しいので省略! = フェルールの装着 = 2液性のエポキシで完全硬化させます。エポキシは容量を厳守して、気泡を混ぜながらよ~く攪拌すること。 = ガイドの仮組み = テープでガイドを仮組みして振ってみて、良かれと思う位置に決めます。現在手持ちの竿と比較し、取り付け位置の参考にしても良いでしょう。 = ガイドの本組み = ①ガイドトップをホットグルー(あぶって溶かす強力接着剤)で接着します。 ②好みの色のスレッド(糸)でガイドを巻いて固定。糸の間隔をつめるときには、バット側に寄せる感じ。ブランクはテーパーがかかっているのでティップ側に糸を寄せると緩んでしまう。 ③ロッドメーカーをいうブランクをゆっくり回転させるモーターにブランクをセットし回転させます。 ④平筆で2液性エポキシを巻いたスレッドに塗ります。 →アルコールランプでエポキシに混入した気泡を飛ばします。あぶりすぎるとブランクが燃えるのでサッと!ライターはススが付くのでNGですので、アルコールランプを使いましょう。 ⑤ロッドメーカーを回転させたまま、一日かけてエポキシを乾燥。 →回転させないと液ダレを起こして仕上がりが汚くなるので、ロッドメーカーは必須! = 完成 = 好みのグリップを装着して完成。写真のグリップはグラスアイ社のカッチョいいグリップ。
ハンドメイドロッドの良い点は、自分に合わせた竿を作れること。
今じゃ息子の妨害が恐いので作っていませんが、またそのうち作りたいと思っています。