KFC、マクドナルド向け中国サプライヤー、
           鶏に成長促進剤 ハエも死ぬほどの劇薬?


 【新華網】中国紙「新聞晨報」によると、中国で肉用鶏への成長促進剤投与が報じられたケンタッキー(KFC)とマクドナルドはこのほど、一連の報道に対してコメントを発表した。

 11月23日、中国の一部メディアは、ケンタッキーとマクドナルド向けの肉用鶏がわずか45日間で出荷されていると報じた。

 ケンタッキーなど国外の有名なファストフード向けに食肉を供給している山西粟海集団が飼料に添加剤を投与し、肉用鶏の飼育周期を45日間に短縮させたという内容。その飼料を食べたハエは毒死したと伝えている。

 これに対し、ケンタッキーは公式マイクロブログを通じ、山西粟海集団は、同社の肉用鶏供給システムにおいて、きわめて小さな地方サプライヤーに属し、調達量は全体のわずか1%だと説明。

 一連の件について調査に着手しており、調査結果をふまえ事件を処理するとしている。マクドナルドは、山西粟海集団は現在の鶏肉サプライヤーではないと発表した。

 山西粟海集団もオフィシャルサイトを通じて声明を出し、「45日の飼育期間は正常で、飼育過程は国の規定に合致しており、飼料は安全。使用している添加物と動物用薬はいずれも国家規定と一致しており、2012年の政府からのサンプリング調査にも合格した」と強調した。

 農業専門家によると、鶏の生長は種類と密接な関係があり、成長ホルモン剤を投与しなくても45日間での出荷は可能だという。
(翻訳 孫義/編集翻訳 伊藤亜美)

毎日中国経済2012年11月29日04時01分






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