精神病院入院記  28 | 記録として残しておく

記録として残しておく

過去の記録です

今回は、

「野次馬根性

について書きます。

 

 

 

 

外界から寸断された

今の環境。

この環境こそが治療の要

なのでしょうが、

やっぱり暇すぎる毎日。

 

小説もず~っと

読んでいられる

わけでもありません。

 

そんな状態なので、

病棟内でトラブル発生の

空気を感じたら

すぐに見に行くように

なってしまいました。

 

 

「んっ、ザワザワしてる。

これは何か起こったぞ!」

 

 

ある時は、

患者さんが廊下で

急に倒れて意識を失ってる事件。

 

ある時は、

患者さんが

「助けて~!出して~!」

と病棟内を走り回る事件。

 

ある時は、

お互い面識の無い患者さんが

もう1人の患者さんを

突然背後から頭を殴った事件。

(殴ったところは当然自分は

見れてませんが)

※ バイオレンスとは無縁の

   病棟だと思っていたので、

     この出来事はショックでした。

 

等々。

患者さんのことを

心配してとかでは無く、

全て単なる野次馬根性で

見物してました。

 

 

そんなことしてたからかな~?

罰が当たったのかな~?

 

 

自分が病室に不在中に、

認知症の患者に

私物を盗まれました。

 

これにはあせりました。

さっきまであったはずの物が

無くなっている!

どこをどう探しても見つからない!

 

すぐに看護師さんが、

他の病室から

見つけてきてくれたのですが、

ここは油断ならん場所、

だったんですね。

 

認知症。

恐るべし。

本人は盗んだことすら

もう覚えてない。

なので、

自分もその人を

責める気にはなりません。

 

むしろ可哀そうだ。