今回は、
「野次馬根性」
について書きます。
外界から寸断された
今の環境。
この環境こそが治療の要
なのでしょうが、
やっぱり暇すぎる毎日。
小説もず~っと
読んでいられる
わけでもありません。
そんな状態なので、
病棟内でトラブル発生の
空気を感じたら
すぐに見に行くように
なってしまいました。
「んっ、ザワザワしてる。
これは何か起こったぞ!」
ある時は、
患者さんが廊下で
急に倒れて意識を失ってる事件。
ある時は、
患者さんが
「助けて~!出して~!」
と病棟内を走り回る事件。
ある時は、
お互い面識の無い患者さんが
もう1人の患者さんを
突然背後から頭を殴った事件。
(殴ったところは当然自分は
見れてませんが)
※ バイオレンスとは無縁の
病棟だと思っていたので、
この出来事はショックでした。
等々。
患者さんのことを
心配してとかでは無く、
全て単なる野次馬根性で
見物してました。
そんなことしてたからかな~?
罰が当たったのかな~?
自分が病室に不在中に、
認知症の患者に
私物を盗まれました。
これにはあせりました。
さっきまであったはずの物が
無くなっている!
どこをどう探しても見つからない!
すぐに看護師さんが、
他の病室から
見つけてきてくれたのですが、
ここは油断ならん場所、
だったんですね。
認知症。
恐るべし。
本人は盗んだことすら
もう覚えてない。
なので、
自分もその人を
責める気にはなりません。
むしろ可哀そうだ。