1978年に赤川次郎が発表した小説。

今からみたら所々に時代の流れを感じさせるが(特に通信関連)、今でもサクサク読める当時の傑作小説。

 Amazonのストーリー紹介から

T学園のヴァイオリニスト島中瞳は、好奇心が強く愛らしい18歳のお転婆娘。エリザベス女王来日記念演奏会のため、練習、練習の毎日だ。一方、共演する世界的楽団BBCの名器が12台も何者かに盗まれ、その身代金(?)が1億円! 通称“伯爵”と呼ばれる殺人のプロ。ハンサムな謎の外人ジェイムス。正体不明の青年裕二。そして瞳。おかしな人物と好奇心の強い女の子がくり広げる青春ユーモア・サスペンス。

 

島中瞳・・・優れたコン・マスでヴァイオリン以外にフェンシングの心得もあり、作中ではしばしばフェンシングで戦っている。タイトルの赤いこうもり傘は彼女の持ち物で死んだ父のプレゼント。

 

裕二・・・ひょんなことから瞳と知り合いになった青年だが・・・

 

ジェイムス・・・イギリスの諜報部員。フェンシングの心得もある。

 

伯爵・・・ドイツ人で殺し屋。フェンシングの腕前は相当のもの。