ジュカは塔の村で知りあったマノアの故郷でエノス村以上に緑の森に包まれた土地。

ドーマ軍でさえ迷う森と、そこに住んでいる獣鬼と呼ばれる豹を筆頭とした豹の群れによって一応の平和が保たれていた。

しかしその代償として村人たちは豹に怯える日々を送っており、あまつさえ豹を守護神として祀っている。

 

ガロアは長老の息子で、かつて妻が豹に襲われて命を落としたことで長老の考えに疑問を持つようになり、自分の息子がリュウによって救われてからリュウに協力するようになる。そして彼の奇跡の手伝いをして獣鬼以下の豹を倒し、後にリュウがこの地で示した奇跡を量産して彼の助けになる。

 

長老は全ての争い事を拒み豹に村人が襲われても、自然の摂理と言って豹に手出しをする事を固く禁じていた。

しかしリュウが奇跡の力で豹を倒し、改めて会見を申入れた時に全てを語った。

長老はかつて学者として現在のドーマ王に仕えていた。

彼曰く(意訳)「優しく、賢い少年だった。王として何をなすべきか、いつも考えていた。そしてドーマ三百年の歴史を守るために感情を殺し、より厳しく、より冷たく、それが王の取った道じゃ。」

恐らくそれに付いて行けずにジュカ村に引き籠ったのだろう。

そして彼しか知らない秘密の地下道を教えてリュウに全てを託した。

 

ちなみにジュカ村はかつての新宿の新宿センタービルに寄生しているらしく秘密の地下道は地下鉄新宿駅だった。