鳥坂先輩は連載開始当初の光画部の部長。座右の銘は「人間負けてしまったら負け」
倉田義顕はストーリー後半で鳥坂先輩と戦った諌坂(いささか)工業のケンカ十段の猛者。
毛利郷子は京都奈良の修学旅行でRたちのクラスのバスガイドを務めた人で大の阪神ファン。
鳥坂先輩は戦う事と騒動を起こす事に命を掛けており、常に騒動の中心に身を置いてないと気が済まない騒動屋で、無類の特撮、スーパー戦隊好きである。
悪知恵もそれなりに働くが、そっち方面では殆どが上手くいかないか相手を帰って強化する結果に終わっている。
明確な彼女はいないが、年下で中学生の久美子という子と付き合いがある(他にも弥生と千草という小学生と付き合いがある)。
このためにロリコン疑惑があるが、ロリコンと云うよりは趣味友達で精神年齢が近いのだろう(むしろ彼女達が高いと思われる)。
1989年なら大問題になったかもしれない。
彼は基本、自分より立場的に弱い者や光画部員とは普通にいい関係を築いている。
その一方で生徒会や運動部とは「敵」としてとことん敵対関係にあるし、良くも悪くも行動力はピカ一なので弱小クラブ部長連絡会からは頼られている。
また、R・田中一郎以外に本気で関節技を掛けるシーンは無い事から、抑える所は抑さえているのがわかる。
リアルではこの手の先輩は上には必要以上に阿(おもね)り下には必要以上に威張って最終的に自滅する者だが鳥坂先輩にはそういう要素はない。
部活動や仕事はそれなりにこなしているが、有休を早々と使い切ったり小人さんたちに頼ったりしたりと何かと問題も多い。
傍で見ている分にはそれなりに面白いが、関わり合いになったらそれなりに覚悟がいるタイプだろう。
ちなみにバレンタインデーの時に付いた噓はリアルで付いたら以外に本気にする人が多かった。
倉義義顕は坂本をいじめていたリーダーの兄で、ケンカ十段を誇る猛者。口より早く手が出るタイプで曲がった事は嫌いらしい。
恐らく鳥坂先輩の強さを疑問視する声が多かったのだろう。そこで彼の登場となったのかもしれない。
結論から先に言えばケンカ十段の彼を以てしても、てんで敵わなかった。
更に弟が知者は知に溺れるを地で行く事をしたため、二重に恥をかく事になってしまった。
弟は兄と違って口先三寸で上手く世渡りをしていると勘違いしているタイプで、クラスで決めた委員もロクにやらずに他の人にまかせっきりにしているタイプだろう。つまりはおんぶに抱っこで誰かと一緒じゃないとケツの穴も拭けない人。
恐らく坂本から巻き上げた金を全額賠償させられた上、更にフルボッコにされ、兄の信用を完全に失ってしまっただろう。
弟が坂本へのいじめで失ってしまった物は想像以上に大きいのだ。
毛利郷子は鳥坂先輩を更に過激にしたような人で、R・田中一郎を気に入って春風高校の修学旅行先を調べ、京都から九州の観光会社に転職するほどで、R・田中一郎が来れなくなったと知るや仕事をほっぽり出して春風高校に向かうなど、行動力は鳥坂先輩以上である。
また、バスガイドとしても優秀で「右手をご覧ください。」と言って一斉に自分たちの右手を見た春校の生徒にすかさず「それが右手でございます。」と返すなど機転が利く。
鳥坂先輩と違う所は自分から進んで騒動を起こさない所くらいで、恐らく問題やセクハラを起こしたりする観光客の相手を任されていたのだろう。
ちなみに彼女が出てきた1986年は阪神タイガースの暗黒時代の幕開けの前年であり、その予兆がチラッと書かれている。
*1989年なら・・・
ここを参照。ロリコンとかオタクは関係ないが、結び付け易かったのか、当時マスゴミが率先して魔女狩りを行っていた。