R・田中一郎の生みの親にして生きているだけで傍迷惑な男。それが成原成行である。

学会(多分工学系)に復讐するためにRシリーズを生み出した筈なのだが、生来移り気な性格らしくて、当初はR・田中一郎を役立たずと見なしてお化け屋敷に売り飛ばしたりと、終始脱線していた。

息子の成原あきらに似せてR・田中一郎を作った所を見ると妻や息子を学会への復讐に巻き込む気は無いらしい。

R・田中一郎は多分パワーの制御に問題があった上、頭をばらして直すのに恐ろしく手間がかかるのだろう。彼自身の大ボケもあって結局問題は解決しなかった。

その一方でオプションパーツの類はそれなりに傑作が多い。ゴーストバスターズと組ませてみたいくらいだ。

R・29号とメカ成原を創り始めた時期は判然としないが、R・田中一郎をお化け屋敷に売り飛ばした辺りと思われる。

この二体は当初成原に忠実だったが、メカ成原の方が彼が余計な一言を言った為に即座に裏切った。この辺り、メカ成原は悪い意味で人間臭いと言える。

また、原理は不明だがRシリーズは恐らく全機種が人間と同じ物を食べてエネルギーを補給していると思われる。それを考えると成原成行は学会への復讐にこだわって才能の無駄遣いをしていると言えるだろう。

そしてその正体は大帝国ナリーの大帝王ナリハラてある(嘘)。

 

 

 

*物語前半は鉄腕アトムの天馬博士、物語後半の成原騒動は多分、大鉄人17のハスラー教授が元ネタ。

 

*ゴーストバスターズ

アメリカで1984年に公開されたSFアクションコメディ映画。大学から追い出された3人の教授が幽霊退治をする新会社を立ち上げ、最終的に破壊神と戦うお話。

 

*関係ないけど彼がおこした成原騒動の時に春高内に対策本部が乱立したが、後のセウォル豪沈没事故でも同じ様な事態が起こった。この時にこの成原騒動を思い出したので何となく記憶に残っている。