西園寺まりいは登場した時は新聞部(どちらかというと当時流行っていたゴシップ紙)所属で、春高の無茶苦茶ぶりを変えようという野望に燃える女。

天野小夜子は初登場時は正体不明の幽霊で紆余曲折をへて光画部の部長になる。

さらに言えば二人共バレーが得意で言ってしまえば鳥坂先輩の女バージョン。

 

西園寺まりいは地位に対する責任を真面目に果たすタイプで、それに見合った能力も持っているが融通が利かない部分があり、さらに生徒会長になった時は光画部や弱小文化部を活動実績がないと目の敵にしている。

「我が闘争」が愛読書で恐らく群衆心理の考察とプロパガンダのノウハウを特に真剣に読んでいたと思われる。

しかし努力が過ぎて生徒会長の後継者のなり手が無いという結果を招き、更に氏名制度で後継者にした島崎が鳥坂の後輩と知って切歯扼腕する羽目になるが、この人事は結果的に生徒会の強化につながった。

生徒会長を退いてからは敵対する理由も無くなったからか、R・田中 一郎の誕生日会に出席したり、成原騒動の時は生徒会の小姑として光画部に色々と援助を行っている。

そしてその正体は大帝国ナリーの女幹部ヘル・マリイである(嘘)。

 

 

天野小夜子は最初は聖邦女学園に年寄りの見栄で通わせられてたが、レベルの高さと校則の厳しさにウンザリしてた時に、たまたま事故に遭って幽霊になり、光画部の面々と出会ったことで、春高に転校する事を条件に体に戻る。

光画部の部長に就任した際は前年に大幅に減らされた予算を元通りにしている。

その後は歴代部長の中で最も今後を考える部長として金勘定と今後の展望作りに精を出す。

その一方で荒事には向いていない様でケンカ十段に鳥坂先輩と間違われた時はかなりビビっていた。

 

二人共、家はかなりの名家らしく、名家の西園寺まりいが七転八倒の末なしたことを、同じく名家の天野小夜子が元通りにしてしまったという構図が出来てしまった。