譲と里実はどこにでも一組はいそうな周りから公認の幼馴染のカップルで、部活動も一緒である。
家は東京近郊に庭付き一戸建ての大きな家を構えていることから上の中といった所か。
家族との関係も良好な状態で、二人はこのままいけば順風満帆な一生を送れる筈だった。
しかし志賀梓が雪深い郷里から引っ越してきた事が全てを狂わせてゆく。
譲は調子乗りな所があるが、弓道部のキャプテンを勤めている所から、占めるところは占めているのだろう。
そして里実が最初に襲われた時も体を張って守るなど、いざという時の度胸も座っている。
また、梓が正体を現した時も躊躇なく矢を放つなど、いい意味で容赦はない。しかし基本的に常識人なので一本目は腕を狙った。
しかしその中途半端さが災いして梓を怒らせてしまい、無我夢中で放った二本目が梓に致命傷を与えてしまう。
梓は漫画ではそのまま死んでしまうが、アニメでは最後の力を振り絞って譲を道連れにしようとする。
里実は女子弓道部のキャプテンを勤め、譲の調子乗りな所を抑える役目も負っている。
るーみっくわーるど全体で見ても、最も普通の女子高生。
アニメで里実の声を担当した松本伊代(当時のアイドル)も「平凡な女の子が、徹底的に追い詰められた時の恐怖感を出すように心掛けました。」と語っている。
譲との中はAを誰もいない弓道場でするほどで、彼女が叩いても譲は怒らなかったりすることから、手加減は無意識の内にしているようだし、それだけ気安い間柄の様である。アニメでは譲を道連れにしようとした梓の眉間に矢を突き立ててとどめを刺すが・・・
ようするに譲も里実も梓が来るまでは平々凡々な都会に住む普通の高校生。
それだけに「少年サンデーグラフィック 笑う標的」にオマケとして付いている別案の救いのなさは尋常じゃないレベルである。
ここに登場する生成(なまなり)は、女が鬼となる途中の姿を模した面で、額の両側に短い角が生えかけている。般若より夫に対する未練の情が残っている心理状態を表している・・・と書いてあった。ちなみに生霊→生成→中成→本成→鬼の順番らしい。般若の面 - Wikipedia
どうでもいいけど「笑う標的」と「忘れて眠れ」に出てくる妖怪や悪霊は犬との相性はいずれも最悪である。
これは予告編の梓と譲。設定が完全に固まっていない頃の絵を使っており、梓は髪を結んでおり、譲は本編よりも顔が凛々しい。