キャンディは東ヨーロッパ風の民族衣装と思しき衣装をきた、きよしより年下と思われるの女の子。

ローレライという原子力潜水艦の設計者の娘で、ローレライの中に入るためのパスワードを知っている。(キャンディ自身はそれを知らない)そのためか、世紀末に生きている割には舌は以外に肥えている。

そのために色々な所から身柄を狙われる因果な女の子。

そのために迅一行が一次的にバラバラになる切っ掛けを作ってしまう。

彼女は紆余曲折をへて悪夢のような冒険をした後、流れ着いた村に身を寄せる。

 

キッズは経緯は不明だが諏訪高島城の一室で砂で日本地図を作ってその中で玩具のヘリコプターや戦車で遊んでいる少年。

彼の前に連れてこられたキャンディに対する態度を見ると、元々は明るく気遣いの出来る好少年であるようだ。

ドクトル曰く十数年前の衝撃的な環境変化が生みだした新しい人類。

実際、かなり高い予知能力の持ち主で、ドクトルは彼を医者として観察する過程で原子力潜水艦ローレライとキャンディの存在を突き止めた。

しかし、予知能力を使う事は体にかなりの負担となる様で、その度に吐血していた。また、迅達のようなタイムスリップして来たものの動向はつかめない様で、それを逆用してドクトルを追い詰める頭の良さもある。

結果、キッズは後事を迅達に託してこの世を去った。

 

*余談だがローレライとはドイツのライン川の岩山、あるいはその岩にいるとされる精霊の事である。アメリカ海軍の潜水艦は地名や魚の名前が付く場合が多く、精霊の名前だとしたら命名者は余程のロマンチストか余程の皮肉屋だろう。