ここにはネタバレが含まれています。
毛利裕美
元々は二階堂ありさの隣に住んでいて、姉の様にしたっていた。
そして紆余曲折をへて高校で再開したが、二階堂ありさがいじめの対象になり、止めさせようとするも入山環奈(同じ小学校出身、他にも菊川がその可能性がある)に小学校の時のあだ名を広めてやろうかと脅されて黙らざるをえなかった(この時、陸上部のキャプテンだった事も関係しているのかも知れない)。
しかし、事態は彼女の想像以上に悪化しており、ついには二階堂ありさの焼身自殺の現場を目撃してしまう。
そして自分自身を含めた2-Ⅽへの復讐を始める。
2-Ⅽの中村雄次郎を除く全員の秘密を手に入れ、生贄くんを作って復讐を始めた。
また、自分の正体に迫られないよう、あえて犯人捜しゲームの容疑者の十人の一人になるなど、度胸も座っているが、同時に玉森修太が対応策を練るだろうことを見越していた。
そして心神喪失状態を装って、一番厄介な相手になるだろう玉森修太を刺した。
それからしばらくは行方をくらまし、今治美奈都ゃ菊川晃司の前に表れて秘密を盾に自分が殺し損ねた玉森修太を犯人に仕立て上げ殺害するよう迫る。
それも失敗に終わったら最終的に自分の手を汚した。
しかし今治美奈都が真実に辿り着いたことから、一気に終わらせようとして今治美奈都を含む残った人全員を学校に誘いだす。そして・・・
毛利裕美は全編を通して狂気に囚われているように見えて、比較的冷静に行動している。
彼女は全編を通して、もっとも謎の多いキャラクターだと言えよう。
陸上部のキャプテンになった事は彼女の努力の結果だと納得できるが、玉森修太すら手玉に取るハッカー技術やソフトを作り出す技術は、いつの間に習得したのだろう?
また、2-Ⅽの面々の秘密を手に入れたのは、当初はそれを盾にいじめを辞めさせようとしたのかもしれず、その用意ができる前に二階堂ありさが自殺してしまった為に目標を復讐に変えたのかも知れない。
また、長期にわたって逃げていたのはスマホの電源を切って漫画喫茶を転々としていたと言っているが、それならば、いずれかの漫画喫茶の監視カメラに引っかかっているはずだ。
あるいは誰かを何らかの方法で騙すか何かして隠れ家になりそうな家を賃貸契約させたのかも知れない。
そして、後に今治美奈都に借りを返すべく、再び暗躍することになる。