坂本(究極超人あ~る)

だれ?と聞かれても多分誰も答えられない。

本編で名前が呼ばれないからである。

 

当然ウィキペディアにも名前はなく、特に何か特技があるわけでもない。

多分、学校の成績も中ぐらいだろう。

よく言えば人畜無害、悪く言えば毒にも薬にもならない人。

典型的ないぢめられっこであり、お金まで取られている。

そんな彼が鳥坂先輩と出会ったことから話が始まる。

ストーリー自体は「戦う先輩の巻」のサブタイトルどおり、鳥坂先輩の話である。

肝心の坂本はいじめっ子と鳥坂先輩の間で揺れ動く小動物のように無力な存在であり、あまりの情けなさに鳥坂の彼女(?)の久美子から「さ~いて~!!」と言われるほど。

しかも、話はどんどんデカくなり、いじめっ子の兄と鳥坂先輩の決闘になってしまう。

そこで堪りかねた坂本が止めに入ってケンカは納まり、いじめっ子のリーダーは真相を知った兄にフルボッコにされ、後日談として坂本は久美子に鍛えられることになる。

 

少なくとも坂本に叶わぬまでも少しでも反撃する気力があれば、避けれた事態だった。いじめっ子など、少しでも反撃して来る相手には一人では立ち向かえないのだから。

 

元がギャグマンガなので、これで済んだが、同じ作者の「鉄腕バーディ」なら3人から5人は死んでいるだろう。

実際、浮浪者を面白半分で襲撃していた中学生のグループが薬で強化された浮浪者に皆殺しになっている。

 

余談だが久美子は坂本と同じ中学生。鳥坂先輩には他にも小学生の弥生と千種と言う彼女(?)がいる。