私は姉妹で育ったので

父と息子というものを知らなかった。

 

だから結構、父と息子というものを

美化していたと思う。

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母と娘は陰湿でドロドロ。

母は娘の不幸を願う。

「誰よりも娘を想う母」を人前で

演じたがり、

娘を自分の役を引き立てる役

を演じる劇団員のように扱う。

 

 

父と息子は普段あっさりしているが

熱く固い絆で結ばれている

もの.......なのだろう。

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というように。

 

 

実際は息子が生まれてきて

私が息子にメロメロになると

夫は息子に嫉妬をあらわに

するようになって

ええーーーっ!?

とちょっと

驚いた(^_^;)

 

激しい姉妹差別を受けて

心を亡き物にされて育ったから

当然だけど、

一人っ子は私の心の奥の憧れ、

というか切望だった。

 

息子自身も夫も

一人っ子を希望したので

息子は一人っ子になった。

 

私は、一人っ子のわが子に

他のどの子を気にすることなく

「世界で一番あなたが大切」

と何度も何度も夫と二人で

聞かせ示してあげられるのが

最高だなと思った。

 

 

でも実際は、夫と息子で

「長男と次男」かのように

私を取り合うことが多かった。

 

それが幸せと感じることも

もちろんたくさんあったけれど

想像とはちょっと違ったかも(笑)

 

違ったから悪い、

ではないけれど😉

 

 

そんなドラマのようにはいかない

我が家の「父と息子」だけど

 

これまで夫が息子に出した

お小遣いやスマホの条件を

振り返ってみると、

どう考えても、息子のことちゃんと

考えてるな、と思う。

 

 

 

お小遣い→

 

(夫からの条件)

定期テスト25位で10000円を基準に

1位上がるごとにプラス1000円。

つまり学年5位ならば30,000円。


(息子の成績がよいと年間のお小遣いが

10万を越えるのでイタいけど(・・;)

夏に友人達とTDRや他の遊園地に行ったりする

お金もそれで全部賄っていた。)

 



新しいスマホ(6万)が欲しい→

 

(夫からの条件)

「志望校を真剣に考えて

暫定でもいいから決めること

その学校を選んだ理由をプレゼンする事」

 

 

 

 

ひろゆきさんがYouTubeで

 

「頭のいい親は子供に自分を超えて欲しいと思っている。

だから越えさせる教育をする。

頭の悪い親は子供を下に見ていて

自分を超えて欲しくないから自分の下に行かせる教育をする」

 

と、言っていたけど

我が家と毒実家の対比の例には

ぴったり当てはまる。

 

 

どうみても夫は

お小遣いで

息子のモチベーションが上がり

テストの順位が上がれば

本人の自信になるとか、

 

スマホ買い替えを機に

将来のことを少しでも

真剣に考えるきっかけとなるように

なるといいとか、

息子にとって成功体験となる方

良いきっかけとなるほうに

動くよう考えていると思う。

 

(うるさく文句を言われるくらいなら

ポンとモノ買ってあげるとか

お金だけあげるほうが親は楽だもん)

 

 

 

週末、息子がその

スマホとお小遣いのことで

私にぶーぶー文句を言っていた。

 

夫が言うことを、中学生の頭で

表面からだけ見ると、

こうなってしまう↓

 

”もっと成績がずっと悪くても

高いスマホを買ってもらってる子も

いるのに、なんで僕だけ

志望校とか考えなくちゃ

いけないの?

 

学年25位基準ていうけど

25位だって結構すごくない?

だってクラスの子なんか百〇〇位でも

〇〇買ってもらってるよ。”

 

という具合。

 

でも「明らかにパパは息子に自分を

超えてほしいと思ってるから

そういうふうにご褒美を

考えたんだよ」


と話せばわかってくれたようだった。

 

 

私は毒両親から、テストの結果が

良かったら〇〇買ってあげる

などと言われたことがなかった。

 

当たり前だ。

毒両親にとって、私の成績がいいこと

は喜びではなかったんだから。


むしろ、挫いてやること

自分を超えさせず、見下し続けられる

こと、妹に私を超えさせて

私のショックな顔を見て喜ぶことを

二人とも願い続けていただろう。

 

中学の時は、定期テストの順位は上位

だったが毒両親は般若のような

無表情の顔で、無反応を通した。

 

「〇点だったんだよ」と

成績を見せても、

面白くなさそうな顔で

「へー」「そんなことより

〇〇を直しなさいよっ」と

生活でうまくいっていないところ

を指摘されるだけの3年間。

 

それでも、親は私の成功体験や幸せが

喜べないんだ、私が落ちていくこと

の方がうれしいんだと認めることは

中学生の女の子には辛過ぎて

できなかった。

 

 

高校受験でさえ、

志望校選択にも全く興味なし。

 

体調を崩さないように気遣うとか

「面接ある学校大丈夫なの?」と

そわそわするなんてこともなく

妹がインフルエンザにかかって

毒祖父でさえ「ninaちゃんに近づくな」

と焦って妹にいうのに、

毒母は全くの無関心で

私に近寄らないように言うことさえも

なかった。

 

 

 

私の子供も志望校を考える年になり

受験前の体調管理なんて、

いまから想像しただけで

心臓がバクバクするけど


家族にインフエンザ感染者がいたのに

まるで無関心だったなんて


本当に本当に私のことはどうでもよく

願わくば、自分が手を汚さない形で

コケてくれたらと願ってたんだなと、

改めて気づき、

ぞっとするのが止まらない。

 

 

それでいて、送り迎えとか

私立の入学金の支払いとか

周りから見えるところだけは

完璧にやる。

 

私にしくじってほしい

でも、私のために自分の評判が

悪くなるなんてことは

絶対あってはならない。

 

だから、外から見えるところは 

完璧に埋めたうえで

忍耐強く、私がしくじるのを待つ。

 

 

「良い家族のもとに生まれ

完璧なサポートを得たのに

しくじったダメ人間」

 

というレッテルを

世間が私に張るようにするための

気の遠くなるような毒母の忍耐が

恐ろしい。

 

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息子は

 

「友達はもっと成績が悪くても

〇〇してもらってる」と

一瞬思ってしまう気持ちは

わかるけど、

 

ただお金をあげるのは簡単でも

子供の成功体験や幸せを願い

文句を言われてかえって大変でも

子供のためになる方を選んでくれる

親がいることは必ずしも

当たり前ではないことに気づいて

パパにも感謝の気持ちを抱いて

くれたらうれしいな❤



車検の時借りた車でマックカフェ。