今日書くのは

祖父母の毒のことです。

 

今まで書いて来たような話

(毒母が私を陥れた話や、暴力、

締め出し、姉妹差別など)

と比べると大したことないように

聞こえてしまう話なのですが

祖父母のこのような毒が

あったことで

毒母の毒が生まれ

毒母はそれを何十倍にもして

私に流した、

と思われる節があります。

 

 

ある意味、家系に流れてしまった

毒の源流なのではと思います。

 

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私の実家はお客さんが多い家でした。

 

子供の頃、お客さんが来ると

正座で指をついて挨拶させられて

いました。

 

そうして挨拶に出ていくと

祖父母はその私の目の前で他の子を

ものすごく誉めそやす人達でした。

 

「いや~綺麗!!」

「なんて背が高くなったのぉ!!

このばあさんと比べてみよう!

ほらっほらっ」

「すごい!!」

「素晴らしい!!」

 

と大声で。

 

小さい頃からなんとなく

嫌な気持ちはありましたが、

それを口に出すことなど

できませんでした。

 

「ほかの子のこと、褒めるなんて

当然でしょ」

 

と冷たく言われて終わりか

運が悪ければ

「キチガイ」と言われ外に出されたり

殴られたりする仕打ちが待って

いたでしょう。

 

 

私が中学生の時

近所に住む親戚のおばさんが

高校生の娘を連れてきました。

 

茶の間に顔を出し、

いつものように正座して

「こんにちは」と言いました。

 

親戚の高校生の娘さんは

髪をかなり明るい茶色に

染めてきていました。

 

それを、祖父母が

 

「見てごらん~!!

〇ちゃんすてきでしょ!

かっこいいでしょ~!!」

 

と物凄くちやほやして

私に同意を求めてきました。

 

 

私は多感な時期で、

(何で思ってないことを

言わなくちゃいけないの?

反対にみんなの前や

同年代の子の目の前で

私が褒められた事

なんかないのに...)

 

と思いながらも精一杯

にこっと笑ってうなずきました。

 

すると、親戚のおばさんは

 

「あらぁーなんだろうね

お世辞だっていいから素敵だって

褒めてくれたっていいのに!」

 

と何度もくり返して言い

ひどく憤慨した様子でした。

 

 

 

祖父母はその場を取り繕うように

大声で「本当に素敵だ!!」

ともてはやしました。

 

ちなみにこのおばさんは

祖父の一番下の妹でした。

(遅くに子供を産んだため

この人の娘さんは私と数歳しか

違いませんでした)

 

なので親戚の上下関係で

私の実家が下だった

ということではありませんでした。

 

 借金があったとか、

なにか借りがあったとも

思えません。

 

その親戚のおばさんは

自分の話ばかりする人で

祖父母・毒母はよくおばさんの

悪口を言っているのを

私は聞いていました。

 

私はそれまでそのおばさんに

褒められたことなんか

ありませんでした。

「ninaは髪がパサパサだったけど

今はましになってよかったね」

とか言われた程度でした😢

 

なのに祖父母は

過剰に相手の子をちやほや

持ち上げ、それをわざわざ同年代の

孫の前でやり、

一緒になって褒めたたえないと

批判される...

なんなんだろうこれ。。?

 

 

もやもやは募っても

この時自分の中で

うまく言語化はできませんでした。

 

でも不公平にエネルギーが

搾取されているとは

感じてはいました。


 

祖父母を訪ねてくるのは

田舎の年配者たちなので

「うちの子はだめなのよ~

〇ちゃんはいいね」なんて

ベラベラあけすけにしゃべったり

謙遜と呼ぶには、けなしすぎだよ

というくらいいろいろ言っている

人はよくいました。

 

自分の身内のことをネタに

あけすけにしゃべってけなす。

それが彼らの人間関係なのでしょう。

 

でも、私はずっと違和感を

感じていました。

それでも、うちの祖父母は

他の人たちとは何かが違う..と。

 

 

今思うと、他の人は

ムラ社会の暗黙のルールに従って

外で話すときは、身内のことを

面白可笑しくけなしたとしても、

わざわざ、その身内を目の前に

引っ張りだしてコケにしてまで

他の家の子をチヤホヤすることは

なかったと思います。

 

幼いころからを思い返してみると

他の人の家に行ったときに

私が=よその子だから褒められた

ということはあったけれど

その人たちが自分の子や孫を

引っ張り出して、同意を求めてまで

私だけを褒めそやして見せる

事なんてことは一度も

ありませんでした。

 

また、自分の子を私のうちに

連れてきて、その子目の前で

私だけをちやほやするということも

ありませんでした。


ムラ社会の付き合いも大切だけど

みんな、それより

自分の子や孫が大切ですよね。

 

でも私はずっとそんなふうに

思ってはいけないと思い

苦い気持ちを抑圧したことで

心に酷い歪みを生み出して

しまいました。

 

続く