昔から印象的な夢を見たら、

夢占いで検索して調べたりしています。

 

でも、夢は占いというよりは

心理学的に自分の心を分析した方が

なるほどと思うところが多い

と感じています。

 

思春期から20代半ばで

家を出るまでは

一生懸命走っているのに

体が鉛のように重くて

スローモーションのようにしか

動けないという

まさに心理そのままの夢を

繰り返し繰り返し見ました。

 

20代半ばで結婚することになり、

その時東京で生活していましたが

結婚式前は、独身最後&結婚準備のような形で

ちょくちょく地方の実家に

帰る機会が増えました。

 

すると何度も何度も同じ夢を

見るようになりました。

 

こんな夢です。

電車に乗って座っていると、

その電車が地元方面に向かっていて

知らないうちに地元の

近くまで戻ってきてしまって

いるのです。

 

当時「電車」というキーワードを

夢占いで調べても、

一理ありそうと思える

解釈に辿りつけませんでした。

 

確か、夢占いで占うと

「地元に戻りたい気持ち」「郷愁」

のような解釈にどうしても

なってしまったのだけど

 

当時、毒親に心理的虐待されて

育ったことには蓋をしたまま

気付けていなかったのですが

とはいえ、それはやはり

しっくりこないと思ったのです。

 

15年以上経って今思い返すと

あの時なぜいつもあの夢を

いつも見ていたかわかります。

 

また地元に戻ることになってしまったら

どうしようと深層心理で

恐れていたのです。

 

私は小学生の頃から

「ここではないどこか」

に行くことを夢見ることで

生き抜いてきました。

 

実家の毒から逃れるため

海外でも東京でも隣の県でも

どこでもいいから寄宿学校に

入れてほしいと懇願しました。

 

それは叶わず、小学生の頃から

すでに自律神経失調症を発症

していましたが

中学になると

電車で30分行った都市の進学校に

入学することだけをモチベに、

努力して上に行こうとする者を

あざ笑い、下から足を引っ張る

最悪な環境の中学校に通い続け、

高校では政令指定都市へと出てゆきました。

 

進学校に合格したのに毒母に

「はっきり言って妹の方が優秀」

と嬉々として言われたことや、

それまで耐えてきた

様々なことに限界が来て

日本の大学受験までもちませんでしたが

若くて向こう見ずだったので

英語もあまりできない状態から

海外大に入学しました。

 

卒業後は実家に帰ったものの

すぐ出ていくつもりだったのですが

妹が病気になり長期入院したことを

きっかけに3年も実家に

いることになってしまいました。

毒母の毒に見えない毒をたっぷり

吸ってしまいました。

 

その後、チャンスを逃さず

スーツケース1つで夜行バスに乗り

東京のレオパレスに入り

通翻訳者の端くれの仕事から

もらって暮らし始めた頃

夫と出会い数ヶ月後に結婚することに

なりました。


そんな時だったので

また、実家に戻り、だらだら居着いて

しまう事があったらどうしようと

怖くて怖くて仕方がなかったのだなぁと

15年以上経ってから先日ふと気が付き

腑に落ちすぎると思ったのでした。


続く