前話


妹が入院していた時の妹のことを

思い出して書いてみます。

 

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妹が入院してしばらくたったある日、

妹の友達が面会室にお見舞い来る

というので

私は妹に「お化粧する?」

と聞きました。

 

妹は「そうだね」と言って

お化粧しました。

 

妹は入院前濃いギャルメイクで

化粧を取ると、熱帯魚がカレイに

なったみたいに顔が違う時がありました。

 

 

入院中は顔色も良くなかったので

すっぴんの妹の顔色の悪さを見て

お友達が驚いた顔をしたら

妹はショックかもしれないと

心配したのです。

ただそれだけでした。

 

妹が入院していた病院は駅から

離れていたので、

私がお友達を駅まで迎えに行き、

帰りは送っていきました。


 

次にそのお友達が来るときに

また妹に「お化粧する?」

と聞くと

 

妹が突如キレて言い出しました。

 

「わたし、ninaちゃんみたいに

自分を取り繕うのって嫌なの。

私は友達に自分のありのままの

姿を見せる人なの。

ninaちゃんみたいな人とは違うの。

私ninaちゃんみたいな

そういう考えかた大っ嫌い!」

 

私「えぇ~、ただ聞いただけなのに悲しい

 

妹「それでも嫌なの。私ninaちゃん

みたいな人大嫌い」

 

突如人格否定され

愕然とするしかありませんでした。

 

もちろん後で謝られることは

ありませんでした。

毒母は

妹とお友達は素晴らしい友達関係

だから、私にはわからないのだ

といい私の気持ちが気遣われる

ことはもちろんありませんでした。

 

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ある日、年が少ししか違わない

看護師さんに髪を洗ってもらうと

みじめな気持ちになるから

私に髪を洗ってほしいというので

私は自分の仕事の合間に行って

妹の髪を洗いました。

 

時に酷いことを言われながらも

甘えてくれたことを嬉しく

思っていました。

 

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ある時、仕事の帰りに

妹の病院に行く途中に

物凄い渋滞にはまり

途中途中メールで渋滞の報告を

してましたが

ついた時間は約束より

遅くなりました。

妹は激怒していて、

私は謝りました。

 

妹は私の長所は色々言い訳しても

最後には謝るところ、

それが妹が思いつく

私の唯一の長所だと鼻で笑って

言いました。

 

小さい頃から否定され続けて

来たので、それが私をバカにして

嘲笑する言葉だとも

気づきませんでした。

 

(あとに、私は結婚後何年経っても

「好きな所は全部」と

言ってくれる人と結婚できた

ことを考えると、人生プラマイゼロ論

はあながち嘘でもないかと思ったり)

 

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休みの日に妹へのプレゼントにと

ネイルサロンに連れて

いくことにしました。

 

「いつがいい」

「Sちゃんの都合のいい時

いつでもいいんだよ」

とメールで送ると、

 

「いつでもいいとか優しい言葉かける

のってninaちゃんじゃないって感じ。

ninaちゃんと言えば

ワガママで....だもんね」

と鼻で笑って言われました。

 

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妹に何かしてあげることで

私が「優しいおねえちゃん」と

他の人に褒められると

途端に機嫌が悪くなりました。。

 

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同じ部屋に入院していた同年代の女性の

妹さんがお見舞いに来た後

妹はその人たちが

「私の事”何あの子可愛い~~!!”

って言っていたんだって

私すっぴんだよ~」

 

「お姉ちゃんのことは

”マジメで頭がよさそうで

先生って感じ”って言ってた」

しつこく言ってきましたが

聞き流していました。

 

でも、ある日私が買った新しい

アンサンブルカットソーが

着てみたら思ったより胸元が

開いていたため

 

「街を歩くと男性の視線が胸元にいくのが

気になるてへぺろ

 

と言ったら

 

退院して家に帰って来た時に

物を投げて

「ninaちゃんはオトコの目がどうとか

そんな人なの?違うでしょ。

ninaちゃんそんな人じゃないでしょ」

取り乱して大騒ぎしていました。

 

もう何が何だかわかりませんでした。

 

 

毒母は

「Sちゃんは病気なんだもの

自分のことしか考えられなくて

当然よぉ」

 

私がしてあげたことに対しては

 

「sちゃんはあなたに気遣って

付き合ってあげているんだね」

 

というスタンスで、もちろん

私の気持ちを1mmも気遣うことは

ありませんでした。

 

毒母は私と妹が生まれてから

ずっと何をしても

こういうふうに自分(妹)

に都合よく物事を扱いたかったけど

成長して私が心身を病むにつれ

大っぴらにはできなくなってきたから、

妹が病気になり、堂々とこのように

できるようになり

毒母は内心張り切っていたのでは?

潜在意識の中で引き寄せたのでは?

 

と思わずにはいられない

時があります。

 

 

 

今日はあまり辛い話までは

届きませんでした。

 

妹側からの暴言や

母側からの目に見えない毒針

等いろいろあるので

また続きを書きます。