お読みいただきありがとうございます。
普段はメーカーの健康管理室で保健師をしています。
今は通常勤務に加えコロナの対策が主な仕事です。
私が常々気になっていることがありました。
それは喫煙所。
大手企業の多くは健康経営宣言なども企業戦略とされ敷地内禁煙の会社も多くなっていますがうちの会社はまだです。就業中は禁煙にとどまっています。
コロナの対策では
3つの密を避けることが大切ですが、
この喫煙所はまさに3つの密になりやすくリスクの高い場所には間違いありません。
ですがじわりじわりと相方さんと共に喫煙所の閉鎖要請を上司に伝えるも、なかなか閉鎖には至らず。
そんな時いつもお世話になっている産業医の先生とのメールのやりとりで「感染するのは悪いことではありません、感染するようなリスクの高い場所を会社は管理しないのは問題となります、改めて閉鎖を申し入れます」というメールをいただいたのでこれはいけるかも。と思いここぞとばかりに上司に転送!
上司の心に響いたのかさらに上層部にメールを転送してくれ、あっという間に打ち合わせ、コロナが収束するまで閉鎖となりました。
企業に来て思うのは医療従事者と経営者は全く違う視点で物事を捉えているということ。
私たちは健康にいれることを一番に考えていますが、社員の権利、効率、お金、だったりするわけです。
ですので、自分の価値観を押し付けるのはいけませんね。
急には動かずともいろんなアプローチの仕方があるのだと学べた事例です。
諦めずにいろんな方法を試みるって大事ね。