スペインでは復活祭当日のイースターとは別に、その前の週、つまりイエス・キリストがエルサレムに入場し、受難、その後復活するまでの1週間をセマナ・サンタ(聖週間)と呼ぶのだそう。歴史や宗教に疎い私ではあるが昔からスペイン語圏での業務にあたる機会が度々あり、旅程を組む際のカレンダー上の単語として、セマナ・サンタの休日の存在は承知していた。
さすがに還暦を迎えた今となっては、セマナ・サンタを日本語に訳すと「聖なる週」となり、その響きから宗教的に大切な日であることは想像できた。スペイン語圏にある現在出張中のこの地も先週末に聖金曜日を迎え、事務所はクローズし、静かな1日を過ごした。金曜の夜にはアパートの部屋の窓から望める外庭で、牧師さん(神父さん?) に続いて沢山の方が宗教行列に参加していた。
さて、今回の出張も残すところ1ヶ月間を切った。
今回の出張中に定年を迎えて社員から嘱託へとプロパティを変更したため、給料が下がった分、責任も減ったと割り切ることで身軽になった。
今後は出張先ので休日の過ごし方も変えていきたいと思う。仕事とはいえ折角この地に居るのだから、この国の歴史を学ぶのも面白そうだし、ここでしか会えない動物たちを探すのも良し。この国には確か3,000種の鳥が生息しているそうなので、せめてその1/100を写真に収めるのも楽しそう。まぁ、出張で来ている手前、車の運転は出来ないので移動の制約はあるのだけれども、アパートから徒歩圏内のあちこちにも東京の自宅周辺では滅多に見れない景色が広がっているので、コンテンツはそれなりにありそう。
以下、練習。
アパートの中庭に繋がる廊下で出会ったヤドカリ。きっとどこかの部屋の住人が海岸で拾いペイントして部屋に飾っていた貝殻の一つがヤドカリの棲家だった模様。
あるいは、拾った貝殻の全てがヤドカリの棲家であったならば、そのアパートの住人の部屋は今頃凄いことになっていそう。
アパート周辺というか事務所周辺には強烈に大きな落ち葉が落ちてきます。
実が落ちて直撃したら気絶しそう
マンゴーの実も成長中。アパートメント周辺ではマンゴーが大量に実をつけますが、美味しくないのか誰も収穫していない。
アパート周辺。雨季だけど晴れるとなればこの日差し。
でかい野鳥
きれいな野鳥
きれいな鳥といえば、以前にハチドリに出会ったことがある。街中に咲いていたお花で食事中だったみたい。突然の遭遇に驚き、美しさに見惚れて写真を撮れずじまいだった。
写真を撮るのが難しいといえば、こちらも。
イグアナ君に出会える確率は低くないのだけれども、足音に気づかれちゃうのか逃げ足が速い。







