前回の投稿で、スーツケースを新調する自分への言い訳を書き綴った。
長年愛用しているスーツケースの経年劣化に気付いたのがきっかけ。
とはいえ、見た目は草臥れていても機能的には未だ暫く使用に耐えそうであるし、かく云う私も還暦間近で見た目が草臥れているのは同じなので、今後のヘビーデューティーは想定外。つまり、このまま今のスーツケースを使い続けるのがリーズナブルであろうことには薄々気付いている。
それでもスーツケースの新調に思い至ったのは、手持ちの資源を消耗させながら仕事を回していくと還暦前に労働意欲が小さくまとまってしまいそうだから。設備の新規導入により気持ちの活性化に繋がれば投資に資するはず。
傍から見れば浪費に見えるこの大きな買い物、前回の記事では「シニアの身だしなみ」のレベルに留めるか、「見栄」のレベルにまで手を伸ばすかで迷った末に「見栄」を張る結論とした。「見栄」と言ってもRIMOWAは贅沢すぎて私には似合わない異次元のシロモノなので、今回の記事でえは「憧れ」にトーンダウンしてご紹介。その狙い目はTUMIのこちら風の製品の、
アウトレットの出てきているやつ。定価の2～3割引きくらいだったかな。それでも私にとっては頑張って何とか手が届く価格帯。憧れはあるのだけれど、実は重いので実用性では他に劣るとは思う。
次に、「シニアの身だしなみ」という気持ちで選ぶと、aceバリセイド3-Zという製品が気になっている。100リットルの製品で44,000円。
TUMI（のアウトレットもの）とACEの製品は価格が３倍も違うもので、憧れのTUMIに手を伸ばして良いものか考えてしまう。どうせ使っているうちに汚れてしまう物だし、、、でも、憧れのモノを手に入れるのは活力になるし、出張に携行するキャリーケースやリュックもTUMIの製品なので、纏まりも良い気がする。
けど、やっぱり高くて重い。
この２つの中間を狙うとすれば、「こだわり」のレベルとして、こちら。
サムソナイトのポリゴンスピナー。75リットルサイズで75,900円。こちら、今使っている８代目のスーツケースの後継機種にあたるのだと思う。ファスナーを開けると、本体側とふた側の容量が5:5ではなく8:2くらいに割り当てられており、高さのある荷物も収められる点で秀悦、本体も軽く使い勝手が良い。私の８代目のモデルから、取っ手の位置（8:2に分割するうち8の本体側に付いていたものが2のふた側に移動しており、本体側の底がフラットになり使いやすくなっていそう）とダブルキャスター化の改良が施されている。ダブルキャスターは今回の製品選びの条件の一つでだったので、この改良は嬉しい。
ちなみに、プロテカも好きで機内持ち込み用のキャリーケースは愛用している。探しているサイズの製品はプロテカスタリアCXRが気になる。
103リットルで83,600円。大容量で本体は軽く、キャスターは静かだそう。日本製なので実用性や信頼性が高いのは間違いないと思うけれど、大き目のダブルキャスタ好きの私にとってはシングルキャスターという点だけが理想に適わない。
候補から除外…か。