きっかけ | 猫より眠たがり

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出張の備忘録と、出張先での安泰な生活ぶりを日本に伝える緊張感のないブログです。
仕事仲間にばれないように、記事はアメーバ限定公開。
帰国中は記事の更新は行いませんぞ。(キッパリ)

2023年4月5日、出張先のアパートを7時前に出て帰国の途についた。

当地の空港を10:00頃に出発、ヒューストンとロサンゼルスを経由して、ロサンゼルスを6日00時50分発のANA便に搭乗、7日の5:00過ぎに羽田に到着する旅程。ヒューストンまでの機内で昼食、ロスまでの機内で夕食を取り、ロスのラウンジで2回目の夕食をいただいてシャワーを浴び、ANAに搭乗次第、直ぐに眠る予定としていた。

 

この帰国日から10日程前の夜中、突然に左目に違和感を覚えていた。視界が曇りガラスのようなフレームで囲まれ、視野が狭まってしまった。かろうじて見える視野の中心部分もドットが大きくなり画像が荒れている感じ。年齢的に白内障だろうか、白内障であれば手術すれば治るのか、次の出張までに手術できるか、手術後に飛行機に乗れるのは何日後だろうか、等々と仕事への影響が気になった。

出張先の眼科に行くかを悩んだものの、スペイン語圏の病院でのコミュニケーションの不安やら当地で手術となった場合のめんどくささもあり、帰国間近でもあったために予定どおり帰国して日本の眼科に直行することに決めた。ただし、左目の不具合が改善することはなく、見えていないもので目を開けているのか瞑っているのか自分でも判っていない感じ、そして実際には目を開けているために眼球が乾いてしまう、また、傍から見れば左目は開いているもので、対面で話している時に視線をどうしてよいのかが判らない。

 

帰国を早めようかとも思ったけれえど、4月7日に羽田に到着後、病院に直行しようと決めた。幸いに金曜日着なので開いている眼科もある筈。週末着の便で無くて良かった。

 

出張の地の空港からヒューストンに向かうユナイテッド便は出発が遅れた。その時は一部の乗客の搭乗遅れかなと思ったが、ヒューストンでの乗り継ぎ時間にか余裕があるし、ユナイテッド便どうしの乗り継ぎなので問題はなかろう。結局、1時間弱遅れで出発。機内での昼飯は、美味しさを含めて満足感は想定したとおりい。ワインが飲めれば楽しめるのかも知れないけど、私は喘息のためアルコールを受け付けない。なお、甘味好きの私にはデザートのケーキは嬉しかった。食べ足りないところはヒューストンのラウンジのフルーツで補うつもり。

 

食後にコーヒーを貰おうか、ヒューストンへの着陸時間が近いのでラウンジでゆっくり飲めば良いかと考えているうちに、着陸に向けて降下開始する、タービュランスが予想されるとの機内放送あり。コーヒーは諦めて乗客なりに着陸準備を済ませたものの、なかなか着陸する気配がない。ずいぶんと空港が混んでいるんだなぁと思わされる程に待たされた後、窓の外に地上の風景が見えてきた。やがて着陸。そしき機長から機内放送。

 

「着陸しました。が、ここはジョージブッシュインターナショナル空港ではありません」

 

乗客の驚きと失望の声が一斉に上がる。

説明によれば、目的地のジョージブッシュインターナショナル空港は雷雨があり、天候の回復を待っていたが燃料が不足するため代替のオースチン空港に降りたとのこと。給油してから離陸し、ジョージブッシュインターナショナル空港に向かう、乗客は降りずに機内で待機せよと。

ロサンゼルスを6日00時50分に出発するANAに間に合わない予感が頭をよぎる。

Googgle Mapで調べたところ、ここからジョージブッシュインターナショナル空港まで陸路で2時間程。ここで降機となった場合にはなにか移動手段あるかしら。

機内では水が配られ待つこと暫し。どうやら出発が遅れたのも天候回復待ちだったのかも知れない。やがて機長が操縦室から客席に姿を現してマイクを片手に「ジョージブッシュインターナショナル空港の天候が回復しそう、給油してから出発する、離陸したら数十分で到着する、給油中は規則により扉を開けたままにしておく、お待たせ」等々。

 

給油作業を終えた後に再び離陸の順番待ちで待たされた後に滑走路に進入、本日2度目の離陸、そして見慣れたジョージブッシュインターナショナル空港に到着したのはロス便の搭乗時間まで1時間を切っていた。

幸いに入国審査場は空いていて、トランジットと告げてスムースに通過。荷物が到着するカルーセルの案内違いがあったものの、荷物をロストすることもなくピックアップ、税関を通過してすぐにドロップ。手荷物検査場に向かう通路に長い行列が続いており絶望感が沸き上がったけれど、並んでみたところ行列の先頭は麻薬犬によるチェックをしているだけのよう。列の流れは速く、ロサンゼルス便の搭乗開始予定時刻頃に手荷物検査場を通過できた。

 

当然、ラウンジには寄らずに搭乗ゲートへと速足で移動。ゲートに到着し、搭乗締め切り時間に間に合ったと安堵したところで、そもそも搭乗開始していないことに気が付いた。ボーディングブリッジの先に機材は到着しているものの、何か不具合があるのだそう。結局、搭乗開始60分遅れだっただろうか。さらに、飛行機はゲートを離れた後もなかなか滑走路に近づけない。先ほどの天候悪化のために出発待ちの飛行機が溜まっており、30分ほど順番待ちだそう。

そのころ、機内ではCAさんが食事の案内のため客席を回っていた。天候悪化のため機内食とアルコールを積めなかったとのこと。離陸後、スナックボックスが配られた。

 

ロサンゼルスに到着したのは23時前だったか。到着が大幅におくれたものの、無事にANA便に乗り継ぎできることを喜びつつ、

ターミナルビル内を歩いてANA便が出発するターミナルBに移動した。なお、ターミナルビルを出てターミナル間連絡バスを利用すれば歩かずに済むものの、その場合は非制限エリアに出てしまうために再び煩わしい手荷物検査を受ける必要がある。このため、制限エリア内の連絡通路を延々と歩くことを選択した次第。案内表示に沿って20分程歩いたかしら、ターミナルBに到着して免税店を少し覗いてからラウンジを訪問。機内のスナックボックスだければ満たされなかったお腹をカレーとヌードルで満腹にして(食べ過ぎ)、時間切れのためシャワーは諦めて、免税店で買い物をしようかと早めにラウンジを出た。ただし0時を回ったところで免税店は閉店しており、ラウンジに戻る程の時間もないしお腹も満たされているので出発ゲートで待つこと暫し、やがて搭乗時間となりANAの機内へ。

 

ANA機内に入ってしまえば羽田に着いたも同じ。シートの操作が許可された途端にフルフラットに変え、マットと毛布をセット、アイマスクと耳栓を付けて睡眠。まぁ、どうせ3時間程しか寝れないのだけれども。

 

日本到着の3時間程前に朝ごはんを美味しくいただき

やがて羽田に到着。自宅最寄り駅へのリムジンバスは減便されたままで丁度良い時間の便がなく、少し遠回りになる経路のバスと電車を乗り継いで帰宅。シャワーを浴びてから念願の眼科へ。

 

診察の結果、左目の眼圧が30台(単位判らず)と高い。通常は10台だそう。眼圧が高く視神経を摩耗させたともの、15年前の既往症であるぶどう膜炎の可能性も挙げられたが、視野検査の結果から緑内障との診断となった。

眼圧を下げる点眼薬の処方を受けた。左目の視野は戻らないものの、出張先で感じた見える範囲でのドットの乱れの症状は消えた。医師によれば白内障もあるものの症状は軽く、緑内障は実は以前から発症していたのではないか、とのこと。

云われてみれば数年前から左目の視力は0.2から0.8と変動が大きかった。出張先で以上を感じた時にすぐに医者に掛かるべきであったのかもしれない。

幸い、右目が頑張っており現在のところPC作業に支障はない。フィールドの作業だと死角があることが不快。通勤では混雑した駅を歩と他人とぶつかる回数が増えた。1日の終わりに目が疲れやすくなった。

加齢とストレスかな。

緑内障の罹患は、私のワークライフバランスを変える大きな切っ掛けになった。