生業である海外業務を遂行できないコロナ禍の窮地を好機に変えようと、今でしか取り組めないイベントに着手している。歯医者さんと人間ドックと整体。
過去の経験から、歯医者さんは一度通い始めると全てのメンテを終えるまでに5回~10回近く通うハメになり、予約が混んでいるために週に1回通えれば運が良い方、このため、完治までには5~10週間を見込む必要あり、という先入観がある。
平時であれば、予定変更も珍しくない出張の予定があるため、完治まで何週間掛かるのか判らない歯医者さんに足を運ぶ気にはならなかった。現に、昨年の出張中に左下の奥歯の詰め物が取れたのだけれども、痛みが無いのを良いことに、それすらも半年近く放ったらかしにしていたほど。とはいえ、詰め物の取れた奥歯には食べた物が詰まる度に遅かれ早かれ歯医者さんには行かないと痛い目に遭うことになりそうという危機感は持っていた。コロナ第3波の話題がニュースに登場し始めた頃、冒頭に記した「窮地を好機に」の発想から最寄り駅近くの歯医者に電話した。
歯医者さんを訪れるのは13年ぶり。13年前は歯と歯茎のメンテナンスのために伺い、歯石の除去に1回通っただけなので、診察室の様子は記憶なし。それでもスリッパラックの上のアルコールジェルと受付のカウンター上のアクリルボードは13年前にはなかったのは確か。受付のお姉さんの指示で検温と血中酸素量のチェックを済ませてソファで待つも、診察時間をコントロールしているのか、或いはコロナ禍のためか客足が遠のいているのか、待合室が混み合うことはない。医師の問診を済ませてその日は全体の歯のチェックと、左下の詰め物の修復準備。歯医者で麻酔の注射があることを忘れており心の準備がないまま痛い思いはしたものの、左上の2カ所に虫歯があるのを確認して貰った。
その後順調に毎週土曜日に予約が取れ、左下の詰め物は2週目に型を取り3週目に金属を被せて出来上がり、左上前歯は4週目に削りプラスチックを被せて処置完了、そして5週目に左上奥歯の虫歯を削り型を取り、6週目の本日、これに金属を被せたところで先生より治療完了とのお言葉あり。ただし7週目にクリーニング、歯石の除去の予約を入れています。歯医者さんでの歯石の除去は次回で3回目。施術中は痛いけど、仕上りは口の中が気持ちよかった記憶があり、来週が怖いような楽しみなような。歯石が取れると歯茎が下がっていること、歯と歯の間の隙間が広がっていることにも気づき、加齢の事実を見せつけられるのだろうなぁ。
続いては人間ドック。この検診日はコロナ禍云々とは関係なく、単純に予約するのが遅れたためにこの時期になったというもの。会社からは11月末までの受診を指示されていたものの、10月になって病院に申し込んだら12月しか枠が空いていなかった。妻と同じ日に受診し、病院に一番乗りしたお陰で8:30に開始して10:15には終了したが、最後の胃の内視鏡検査で麻酔を使ったため30分間は食事禁止とのことで、朝飯抜きでお腹を空かしているところで時間が長く感じた。私の現下の課題は尿酸値の高さと内臓脂肪、要は太りすぎ。検診日が予定より遅くなったのだから対策を講じておけば良かったものの、劇的に体重を減らすことは叶わず、目標の30歳代の自分の体重には遠く及ばずその日を迎えた。胃の内視鏡検査は鼻(今年は左穴から)からで、モニタが先生の体の向こう側にあったため画像は一切見られなかったけれども先生曰くは綺麗だそう。
テレワークの導入により自宅でPCを操作して座りっぱなしの時間が伸びているせいか、首、型、背中が凝り固まった。更に目が疲れて頭痛を覚えるようにもなったため、いつものように市中のマッサージ屋さんで凝りをほぐしてもらおうと店を探した。コロナ禍でも多くのお店が営業していることを確認した折、マッサージではなくカイロプラクティックとか整体、鍼灸の方が効果的なのかも知れないと思い始めた。
そして選んだのは整体。YouTubeで動画を見たら気持ちよさそうだったから。鍼灸は凝り具合が次のステージに進んでから試すことにした。ひょっとしたら胡散臭いかも知れないと疑いながら臨んだ整体、次の土曜日で3回目になります。整体師さんに首と骨盤の歪みを指摘されて施術を受けること暫し、調子良いので贅沢な話ですが少し続けてみます。
痩せるツボがあれば直ぐにでも鍼灸も始めようかな。