ジャカルタでお世話になったホテル、プチ高級ホテルと褒め称えたものの、宿泊4日目にして朝食がマンネリ化してしまった。メニューの種類はそこそこあるものの、食欲をそそるものが少ない。朝から炒飯や焼きそば、肉の照り焼き、揚げ物は食が進まないし、イスラム教の国の豚肉を使っていないソーセージもあまり好みではなくて。
そんなホテルでの朝食も今朝で一休み。暫くは地方都市を巡ります。
今朝はトーストではなくお粥を選択、オムレツではなくフライドエッグを注文した朝食を終えて30分後にホテルをチェックアウト。そして8時には事務所の車でホテルを出発、高速道路で約2時間の距離にあるバンドンに移動します。
運転手は、「バンドンの土地勘があるけど1月に2度事故を起こしたことがある」ローカルのドライバー。この国の国民性なのか、彼の癖なのか、高速道路で100km/hで巡航していても更に先を急ぎたがる。車間距離を保たないし、常に前の車の先を見ようときょろきょろしている。渋滞にハマると、どう考えても意味がないのにクラクションを鳴らす。後席でシートベルトをして座っていたけど怖い怖い。衝突することを想定して、座席の背もたれを立て気味して、メガネをはずして構えてたら疲れてしまった。
10時半すぎにはバンドンにある協力会社の事務所に到着。バンドンでのホテルの手配をお願いしていたので、挨拶もそこそこにホテルの場所を聞くと、午前中であるにもかかわらずチェックインもできると云う。ジャカルタからの暴走車の移動だけで疲れたので休憩したいものの、短期出張の宿命でそのような暇はなく、とりあえずスーツケースを車から降ろすこととメールチェックを済ませることを企図して協力会社の社員のバイクに先導されてホテルに行ってみると。。。
まぁ、外観は地方都市にありがちな地味でシンプルな建物。
ロビーに入り受付のカウンターで手続きを済ませると、制服ではなく普段着のお姉さんがスーツケースを引いて部屋に案内してくれる。重たいから階段に着いたら自分でスーツケースを持とうと思っていたら、そのまま1Fの1室の扉を開けて中へ。
「えっ?1階なの??」
ホテルで1階の部屋に泊ったことってないよなぁ。
ちなみに同行のOさんの部屋も1階。
部屋の前は、恐らく朝食を済ませる場所であろう食堂のスペース。紛れもなくレストランではなくて食堂。飾り気のないテーブルと椅子が並んでいる。
お姉さんはスーツケースを部屋に入れると、TVとエアコンの電源を入れて部屋を出て行った。スーツケースを運んでもらったのにチップを渡すのも忘れていた。ちょっと驚いていたもので。
部屋の壁はコンクリートの壁にペンキで水色のペンキを塗った感じ。そして部屋は決して広くは無い。だけど、部屋の中に居るときの圧迫感は、1Fであることや、水色のペンキのせいでも物理的な部屋の広さのせいでもない。
窓がないじゃん。この部屋。