「しらす弁当」に心を惹かれつつも、JRの券売機へと直行。何時の成田エクスプレスの座席が抑えられるかわからないから。折角お弁当を買っても肝心の列車に乗れなくちゃ食べるタイミングがない。
結局、成田エクスプレスはガラガラで、その時間から最も近い時間の列車の切符を買えた。そこで急いで売店に戻るも、既にお弁当販売のテーブルは片付けられた後。無念。
しらす弁当は諦めて(いつか湘南に食べに行くことを心に誓い)、南口の弁当屋で厳選して幕の内弁当とペットのお茶を購入。幕の内弁当は1,000円の商品が200円引きでした。
雪道で役にたたなかったキャスターのついたキャリーケースと、雪道を歩いてズボンが汚れたために自宅最寄り駅近くのユニクロで買ったチノパンと、今すぐにでも食べたい駅弁を抱えて成田エクスプレスが来る筈の5番線に移動。

座席は2号車の2A席。ホームに「2号車乗車口」と書かれた位置で待っていると、成田エクスプレス遅延の案内放送が聞こえてきた。ダイヤ上は5時35分発だけど、到着するのが40分、車内清掃を終えて出発できるのが55分のよう。
私のすぐ横で、5~6人の中国人のグループが同じ成田エクスプレスの到着を待っていた。列車延着の日本語での案内放送の意味が分からないまま発車時刻が近づいているのに列車が入線しないので不思議に思ったのか駅員に何か聞いていた。
さて、何気なく頭上の案内表示版を見ると、次発の電車名の表示の下に、「12両編成」と小さく書いてある。6両編成で新宿を出て東京駅で別の6両編成に連結して12両で成田空港に向かうのではなく、新宿駅から12両で出るということに気づいた。そして、足元の「2号車乗車口」の上には、これまた小さく「6両編成」と書いてある。つまり、「6両編成の列車ならば2号車はここ」という意味。
12両編成のときの2号車は必然的にもっと池袋寄りの筈!
ふと思いつき、中国人グループとは離れて一人、池袋寄りに移動。足元には乗車口の案内表示もなく乗車位置の確認はできない。池袋寄りに見える12編成列車の停車位置表示を頼りに、目測で2号車の乗車口を予測。中国人グループの大声での会話の賑やかさに辟易していた私、グループから離れられて幸い。早くお弁当食べたい。
・・・・成田エクスプレス、早くこないかなぁ。
列車が来る筈の代々木側をボーッと眺めていると…
・・・・来た!・・・・中国人グループ!!
一緒に待っていた日本人が場所を移動したのを不信に思ったのか、ぞろぞろと私の方に近づいてきた。なんと勘の良い国民でしょう。やがて私に切符を見せて「ここ?」と訊いてきた。ホームは合っているけど、乗車口は案内表示がないので私にも判らない。「Probably」と回答。
結局、中国人グループの賑やかな会話を聞きながら待つこと暫し、成田エクスプレスが入線しました。乗車口の予想は概ね当たり。車内清掃前に乗車しようとするグループを制して、寒いプラットホームで清掃の終了を待ち、やがて乗車案内の放送を聞いて車内に入り座席に腰掛ける頃には、寒さと賑やかさとで疲れきりました。
しっかし、乗車口が違うこと、なんで察知されたのかなぁ。